結婚式前夜 | シェルターの女たち~モラハラ、DV、からの脱却~

シェルターの女たち~モラハラ、DV、からの脱却~

モラハラ夫から逃げ、離婚調停と三兄弟の子育ての奮闘記を
綴っていきます。

仕事と結婚式の準備に忙しいわたしにDは『大変そうだね』とつぶやいた。

Dはこの結婚式の準備は何ひとつ手伝わなかった。したのはドレス選びと招待客のメンバーを決める時くらいであとは他人事・・・えーん

 

『私たちの結婚式なんだから少しは手伝ってほしい』というと、『俺にはそこまでする意味が分からない、ハルのほうが出来るんだから俺がしなくてもいいでしょ』

とイライラしながら(-。-)y-゜゜゜

 

そうこうしているうちに結婚式前夜になり、一足先に式場近くのホテルに宿泊することになっていた。この時Dにしか準備できない課題が残っていた。

最後のあいさつである。『とりあえず何か紙に書いたりしてまとめてみたら?』とせかしてはいたがこの日、夕飯を食べているときに

『最後の挨拶は考えた?』と聞くと、久々のスイッチオーン!!

 

『お前に言われなくても明日の朝でも出来るし(当日??)だいたい結婚式なんて俺はしたくなかったのにお前がしたいっていうからしてるんだ!金がない俺への配慮はないわけ!?』と突然のブチギレ。

 

帰りの車の中でもブツブツ何かいいながら『はぁー-つまんねぇ』とイライラし、『とりあえずホテルに帰ろうか?』と言った時だった。

 

キーーーッと車を急ブレーキすると

『お前ここで降りて歩いてかえれよ!』と怒鳴り散らすDにわたしは車から降ろされた。すぐに走り去るD

『財布も携帯も車の中じゃん・・・』と泣きながらホテルへ歩いて帰った。

 

ホテルへ帰ると、窓の下からクルクル回っているDの車を発見(笑)

そりゃあ、反省しただろうと迎えに行った私がいないし連絡もつかないのだからホテルの周辺を探していたのだろう(あんたがおろしたんだろうが!)

 

しばらくしてホテルに帰ってきて寝たふりをするわたしに『チッ』と舌打ちをしてDも寝たようだ。

前途多難な結婚式になるだろうと涙が止まらない一日だった。