写真、ババンと大きいのにしてみよ。
ええと、このレポを書くにあたって、mixi、2chのセットリストを参考にしつつ、iTunesで並び替えて聞きながら、メモ見つつ、思い出しながら書いてみました。セトリアップされた方々ありがとうございました。
妹ちゃんのバトン待ちの間、マックでPCにむかってたら、とんでもない長さのレポになっちまいました。さてアップできるんだろうか>アメブロ。
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いやー、しかし我が家からはアクセスが良い>新木場 STUDIO COAST! 16時半にでてもまずまずの時間に到着。
まずは恒例の花輪チェックは、左から J-WAVE MUSIC、ポニーキャニオン代表取締役会長佐藤修様、スペシャ、M-onと4つ。
ドリンクエリアを経て、会場にはいりまして、フロントエリアの床は板張りなのよ、さすが木材問屋のメッカ、新木場。後ろにひな壇、そのまた後ろに階段状の2階席なのかな。脇にはおそらく関係者様用のガラス張りの部屋とそのまえにバルコニー風のエリア。これはステージがよく見えるレイアウトだわ。とりあえずフロント真ん中の柵から後ろ3列目くらい、田中氏と西川アニキの間くらいのところに一人入り込んで待ちます。
始まる前に、後ろの大学生風男子2名が機材を見てしゃべっちょちます。「あれーベース側マーシャルしかないじゃん、アンペグないよなぁ」とか ケンタウルスがどーのこーのといっておりました。私の背の高さだと、ステージ上のアンプ下部が全く見えなかったのですが、ヘッドはアニキ&金戸さんMarshall 、田中氏はおそらくMATCHLESSのようでした。
ほぼ定刻どおりに会場が暗くなりオープニングは「ランチェロ'58」そして「スレドニ・ヴァシュター」へと。きゃー、この曲はやっぱりライブのほうが絶対よし! シングルの「指先」についていたライブDVDテイクのほうが、From a smalltown」収録のものより好きです。なんたって昨年のロッキンレイクステージでこころ奪われた曲ですもの。しょっぱな、田中氏は青のテレキャス、西川アニキは黒レスポールです。3曲目はイデアの水槽から「シスター」、途中のブレイクと曲終わりがめちゃかっちょよかったぁ。「(All the young)Yellow 」では 『ファンキーキーボード~』と高野さんが紹介されたりやアニキのソロが入りまする。『♪われわれのスタイル~、新木場のスタイル~♪』と歌うのは各地であったのかしら。
『120万人の江戸っ子どもよ、帰ってきたぞ、最終日や』と問いかける田中氏。コーストは初めてで気持ちよいとか、とにかく長丁場ですがゆっくりとのMC。
そして「放浪フリーク」。「南行き 」はビートルズっぽいリフ、田中氏のトリルから始まるですよ、間奏のところは アニキと向きあってのユニゾン&チョーキング合戦です。俺のほうがうまく半音あがってるぜい といわんばかりに。そのまま黒っぽい感じで『ロバート・ジョンソンに捧ぐ!』とはじまったのは「GRAVEYARD」
続いてのMCでは 10周年ライブが決まったことを告げます。(入るときにもらうフライヤーでみんな知ってるんだけどね(笑))「9月19日C.C.Lemonホールです。旧渋谷公会堂、現C.C.Lemonホール! 同じ面子で集合な」ホールライブは初めてだそうですよ。
そして「10年ですよ・・・」とデビュー10年、東京に来て10年、馴染んだかどうだかみたいな話題で、会場からは「早くなじんで~」の女性の声、田中氏聞き返すも、次言った時はスルーしやがるもんです。
「なつかシングル!」って始まるのは「光について(1999年:Lifetime)」。ここまでの照明さんは比較的おとなしめなライティング、はでなパカパカも、原色系の色もなく、しっとりとメンバーの姿を浮かび上がらせています。そして、「涙と身体(1998年:退屈の花)」ここのコーラスはアニキですよ、アニキ! ギターだけでなく、結構歌うんですねぇ。しかもステージから斜め上に向けられたライトが照らすのは天井のミラーボール、そこから反射されるいくつもの光の筋が客席に降り注ぎます。
金戸さんのベースラインからはじまったのは「君を待つ間(これも1998年:退屈の花、チャットモンチーのアッコちゃんがめちゃ好きで、高松まで見に行ったらしい)」 スモークがめちゃ焚かれて緑の光のなか演奏が続きます。
ギターチェンジで「Good Bye my world」そして、最新アルバムにもどって 「ママ」 ここは田中さんにピンスポットも当たらずほぼ暗いなか唄い続けてます。
さて、いよいよ七色ストラップのフェンダージャスマスターを田中氏装備です。兄貴はストラトからテレキャスに。このギターとストラップをつけた田中氏の歌い方を想像してみてください。左肩がすこしあがりながらすくめて、マイクの右斜め後ろから唄う姿、ほーら雰囲気でてるでしょ。
「アナザーワールド」、そして 「インダストリアル」はギターソロ部は田中氏でした。
機械的な音の広がる中、血のしたたるような赤い照明のなか奏でられるのは「豚の皿」とにかく赤! (ポルコロッソだからではないのよ。)
ここからは最新アルバム「From a smalltown」の曲がつづきます。実はCDの最後の曲「Juxtaposed」から。「FORGEMASTER」が終わったときはあまりの迫力で拍手するタイミングがつかめない、会場中が息を呑んだまま「指先」へ。
さて、少し休憩をとMCがはいります。
背中にタオルをまわして、左右にこするようなそぶりを見せるお茶目な田中氏。
『長いね~さすが最終日、まだまだ続きます。トイレ行くならいまですよ、もらしてませんか?』と笑いを取るとる。
実はこのとき、マジに後ろに下がろうかと思ったくらい、立ちっぱなしでクラクラ状態。でもFLYで盛り上がるまではと頑張る40代。
たださすがにこのへんあんまりメモれてましぇんが、他のメンバーそれぞれのMCがあったのはこのへんだったかも。これって相当めずらしいの?会場のどよめきっったらすごかったですよ。
西川アニキ「一杯はいっていてびっくり。ありがとうございます」
亀ちゃん「最終日までちゃんとやってこれた、大きくて気持ちいい」
金戸さん「10周年おめでとうございます。これからも微力ながらもお手伝いさせていただきます」
高野さんはMC代わり?なんだかシンセの音でグイーングイーンとして、そのまま曲に入ったようです)
「I must be high」 「棘に毒」「COME ON」「Scare」 そしてそして、待っていた「FLY」去年のロッキンでの新曲披露で、あれから数ヶ月、まさかまたライブであえることになろうとはそのときは想像していなかったわ。会場(特にフロントエリア)もみくちゃ。今回DVD化になるとはその時点では知らなくって、ハンディカメラもった方が右側前と後ろに一人ずつ、左後ろにクレーンカメラ、右後ろひな壇端に据え置きテレビカメラは確認してましたが、ハンディもったお兄さんとカメラが、振り上げられる腕にぼこぼこにされて、カメラ固定できず、フレームずれっぱなし、あれ使える映像あるんだろうか。ただずっと背伸びしているのもつかれてしまうので、人影で見えないときはハンディカメラのモニタで楽しんでおりました。「FLY」で爆発した勢いはそのまま「その未来」に。バイン史上最速といわれた曲(190BPMくらいだとか)いまでもそうかな。はぁ、爆発だよ爆発。はぁすごし・・・
ほてった体のまま、インストルメンタルは続きます、そんななか田中氏のギターがアコギに代わりました。これはこれは・・・やはり「smalltown,superhero」で 第一部(?)終了。20:30 2時間半ぶっ通し・・・これは少し休憩しないとね。
ただ会場からはアンコールの拍手がはじまります。「アンコール!」って声はなく、手拍子が適宜かわりつつメンバーの再来を待ちます。照明オペレータさんが粋なかたで、まあもうすぐ出そうってときにライトをパカパカさせてくれたですよ、あんまりあってなかったけど、ほどなくメンバーが登場です。
そうそう、こちらのメンバーさんはみなさまTシャツじゃなくて、襟付きシャツの方々なのね、田中氏と金戸氏は白の長袖、アニキは白地になんだか木の葉だか実だかっぽい柄があちこちについていた。亀ちゃんはおそらく黒シャツ、高野さんは青ベースのチェックシャツでした。
アンコールは田中さんだけツアーTシャツ白にお召しかえ。
アンコールはまず2曲。「1曲目は アルバム退屈の花から「遠くの君へ」 そして、another skyから「ナツノヒカリ」」って と田中氏が話しているときに、なぜかアニキのギターがかぶさりまして、そのまま次の曲「マダカレークッテナイデショー」と「HEAD」(←これ実は聞いたことないのです、借りてこなきゃ)。間奏の部分で、亀ドラムと西川さんのセッションや、ベース金戸さんとキーボード高野さんのソロ部分をやってました。そういえばベースさん、結構ベースかえてましたし、途中5弦ベース登場しませんでした?
そんなこんなで(ごめんそろそろ体力ぎりぎりメモがすくない・・・)アンコール終了。だけどツアーファイナルでしょ、誰も帰る素振りなく、再びアンコールの拍手。
ダブルアンコを促すなか、今度は照明さんステージ正面のパカパカ(フラッシュライト)を光らせます、うぅ、これ私弱いんですよ、光過敏性ではないけど。
でグリーンのツアーT(フォードランチェロがかかれてるやつね)で田中氏登場。
最後に1曲だけやらしてもらいます」とはじまったのは「Everyman,everywhere」カウントダウンのTV放映でも流れてましたね。もうこれでおわり~とだれもが納得の1曲でした。
緑のTシャツを投げ込んで(さっきよりはちょっと遠くに)「C.C.Lemonホールに集合やで」と告げて本日のライブそして、4/10より始まり全国22公演を行った Grapevine tour2007「ママとマスター」も終了です。
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いやー 良かった、ほんと良かった。3時間、全30曲!
疲れたけど、翌日全く使い物にならないくらい寝込んだけど、良かった。
何が良かったって、観客全員が、本当にメンバーの演奏に集中していたから。
実は、このところのライブで、気になってることがありまして、聴きにきてるんだか、騒ぎにきてるんだか、分からん観客にもまれることが正直多くって、ちょっとめいってたのですよ。3時間の長丁場、ほんとに長かったけど、それでもほぼステージにみんな集中していたし、ほら曲間だけど拍手しなかった箇所もあったでしょ。だれか手たたきだしたらこの雰囲気壊れちゃうよなぁとおもったけど、そういう輩が一人もいなかったのがうれしかったなぁ。
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さて、今回の物販はこちらをゲット
●『ママとマスター』インタビュー・ブック です。
「西川弘剛と10年強のヒストリー」、「亀井 亨と8人の男たち」、「田中和将と10曲のダイアローグ」 これ一冊で相当期間楽しめそうですわ。後ろはDVDの告知フライヤー。
ああ、ほんとに良かったライブでした。10周年記念ライブ、平日なので、私はいけないですが、バンドとしても、すごく油ののっているいい時期のライブだと思いますよ、お勧めです!
長文お疲れ様でした。でもこれでもライブのよさの10分の1も伝わってないと思うわ。