今朝ある一人の男性に電話をした。
「おはようございます!元気で頑張ってる?」
「ハイ!いろいろありますが、どうにか頑張ってます!」
そんな元気な声を聴いて安心した。
なぜ彼に電話をしたのか…?
私にとって今日は特別な日だったからだ。
そんな彼との出会いは2年半前にさかのぼる。私は仕事である場所に呼ばれた。
そこは、社会になじみにくい若者達が集まる場所である。
ここでの私のお仕事は、集まってくれた彼らに対し、私の今を語ること=生き方を語ることであった。
人前で偉そうに話を出来る柄でもない。
しかし、人よりは沢山停滞はしてきたと思う。
その人生の停滞をみんなに伝えることで役立ててもらえたら…
思えば幼少の頃から沢山の問題があった。
訳あり一文無しで、地元福岡を飛び出した10代。
幼いころから自分の中にいつもあった。
なぜ自分はこんなに苦しまなくてはならないのか?
どうして自分だけ…?
なぜなぜ…?
よくよく考えてみると、不幸の全てを父のせいにし生きてきた。
そして恨んだ。
あるときには寅さんとあだ名がつくぐらい(笑)転々と生活し…
たどり着いた神戸で命の恩人と出会え、そこで初めて認められるという経験を味わった。
人に助けられ愛され認められ、初めて心が潤った。
そんな中、18年前の阪神淡路大震災。
倒壊した瓦礫と炎の中、なぜか自分だけが助かり…
益々自分のつまらなさに気が付き、生かされた意味を考えた。
恨むというのは=時間が止まるということ。 成長できないということ。
そんな話をさせてもらった2年半前。
当時受講生である彼は、人と目も合わすこともなく、しゃべることもなく、青白い顔で、ただただ、うつむいているだけ…唇も、手も震えてた。
そんな彼が、その日の夜、勇気をふりしぼりメールをくれた。
「自分も人を許せないでいます…でもいつになるかわかりませんが、許せるよう努力したいと思います」有難いとおもった。
それから2年半。今日もまたそこで新たな若者と出会った…嬉しい出会いであった。
人は許すことで成長できること。そして人によって生かされるということ。
今の自分があるのも、今の仕事に生きるのも、沢山の人に支えて頂いていることも…♡
皆さん!これからも宜しくお願い致します♪