物件売却 (2) | リバティ大家の不動産雑記

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東京下町に勤務するサラリーマン大家の記録です

次に査定依頼をした業者は、これもまた頻繁にDMを送ってくるのですが

 

物件を購入したときの仲介業者K社です。つまり、この物件を紹介してくれた

 

業者です。

 

査定依頼をすると、翌日には担当者のMさんが物件を見に行ったそうで、

 

その後すぐに電話がかかってきました。素早い行動です。

 

Mさんによると、○○(物件所在地)は人気のある街なので、

 

物件を探している投資家は多く、利回り8.5%でいけるかもしれない

 

ということでした。

 

8.5%と言えば、私の購入時の価格よりもはるかに高値です。

 

いくら市況が良いとは言え、築30年の物件がそんな高値で売れるものなのかと

 

思いました。

 

ともかく、Mさんにも自宅に来てもらい、詳しく話を聞くことになりました。

 

 

自宅にやってきたMさんはまだ若く、前職が金融機関だということでした。

 

物件を購入したときの担当者は、とても仕事の出来る人だったのですが、

 

やはりと言うべきか、その人は退職し自分で会社を立ちあげたそうです。

 

 

そんなことより物件の話です。

 

当たり前ですが、この物件を紹介してくれた業者ですから、

 

こちらで物件の説明をする必要はありません。

 

Mさんが見に行ったところ、修繕したほうが良い箇所が1か所あったものの、

 

他は問題ないということでした。

 

 

一通り話を聞いてみて、このMさんは物件の状況を的確に把握しており、

 

周辺事情にも詳しいなという印象でした。

 

また購入時の話になりますが、このK社は成約までさんざん待たせたからと

 

仲介手数料を大幅に値引きしてくれたり、管理会社変更まで管理代行を

 

してくれたりと、色々お世話になったこともあり、他にも数社査定依頼を

 

していましたが、とりあえずK社に専任で売却を依頼することにしました。

 

 

まずは、K社の顧客中心に紹介していくことになりました。

 

2週間後、Mさんから報告がありました。内見が3名あったものの、

 

買付までいった人はいませんでした。

 

私:「反応はどうですか?」

 

Mさん:「内見3名というのは悪くありません。ただ、すごく反応が良いと

 

いうわけでもないですね。」

 

私:「とりあえず今の条件で、もうしばらく様子を見るので、引き続きよろしく」

 

Mさん:「わかりました。頑張って客付させていただきます。」

 

 

それからまた2週間経ち、Mさんから連絡が入りました。今回も内見が3名あり、

 

うち2名から買付が入りました。一人は個人、もう一人は転売業者でした。

 

転売業者の方が買付額が高かったのですが、売値とは、まだかなり乖離がありました。

 

私:「まだ売値と差がありますね」

 

Mさん:「そうですね。ただ業者ですから融資特約は無く、こちらがOKすれば

 

100%成約します。先方は急いでいませんので、もう少し価格交渉

 

してみます」

 

私:「よろしくお願いします」

 

 

2016年も、あとわずか数日となっていました。

 

 

次回に続きます。