今朝、私にとっては180度転換するような感覚が身体に走った。


感情があるから、現象が起こる。


それはあたりまえです、と理解されている方はスルーしてくださいね。



国語の先生をしていたときに、方程式のように教えていたこと。小説の読み方。


登場人物の感情を読解するのがテストの定番。そのときに教えていたこと。


❶現象が起こる

❷感情が湧く

❸行動する


大体❸の行動に傍線が引っ張ってあって、❷の感情を問われるわけです。


基本、本文には感情を表す言葉は書かれていない。だから、何が起こっていたのか、❶の現象を探すわけです。そして、❸の行動と合わせて、❷の感情を推察していく。


必ず、何が起こったかが傍線部の前に書かれているから、前に戻って読み返してねと。


❶現象→❷感情→❸行動


この方程式がまだまだ染みついていたけれど、今朝いきなり「感情が先にあるから、現象が引き起こされるんだ」と腑に落ちた。



感情もエネルギーって考えると、意外と自分のものだけじゃなくて、早く昇華されたがっている感情が空間に蔓延してるんじゃないか?


生きている人間の身体を通り道にして、昇華されようとしてるのではないか?


もう訳もわからず、我も忘れて、感情に呑み込まれるときって、自分の中にあった感情にその他の感情も雪だるまみたいに膨らんで出ていこうとしてるんじゃないか?


その突破口として、感情を湧かせる現象が起こるのではないか?


「怒り」が身体の中に溜まっているから、他の怒りも集まってきて、イライラする現象が起こる。


ああ、だから先に感じたい感情をセットするといいんだなぁ。


頭ではわかっていたけど、やっと理解できた朝だった。


❶感情→❷現象→❸行動


そのことを知っているだけで、感情ってかわいいやつだと思えるのではないか?


感情はただ出ていきたかっただけ。

昇華されればいいだけ。

そして、自分だけのものでもないんだと思う。


現象が先って思うと、過去あんなことがあったから、感情を溜めてきてしまったみたいに、トラウマとかでこんがらがるのだけど、私や私の周りに昇華されたかった感情があったから、あの出来事が起こったのだと考えた方がこじらせないなぁと思った。


大抵、あんなことって思い出すのは、自分が被害者の立場の場合が多かったりする。


私の場合、被害者の立場でいると、メリットがあったんだなぁと思った。かわいそうな私の方が人に好かれるんじゃないかと思い込んでいた節がある。自分には力がないから、挑戦しなくていいよねって逃げてた気もする。


きっと誰しも私が感じた感情を共有している。私だけが特別に切ない感情を感じさせられたわけでもない。


どんな感情も、「どんとこい!」と言える自分に近づいてきたら、いいなぁ。


私の身体を通り道として昇華されていけばいいって思えたら、怖くはない。


お相手の感情も、「私のせい?」って必要以上に罪悪感を抱かなくてもいいのかもしれません。お相手も感情の通り道になっているだけなのだから。