啓示8・9章-七人のみ使いが第一から第六のラッパを吹く(57)悪魔のため人間は死んで滅びる | ヨハネのブログ

ヨハネのブログ

I am Japanese female Christian Masako
Katahira, age 66.

I stay at Kagoshima,Japan after 2-year-stay of Yerevan, Armenia from September 2022.
I love Jehovah God and the Bible.
I explaine Bible
prophecies in my
Yohane no blog.

  第六のみ使いがラッパを吹いた後に万の二万倍の数の騎兵隊が登場します。(啓示9:16)彼らは、大いなるバビロンとその同盟国を攻撃します。(ダニエル11:40,42。啓示11:8;16:19;17:16)
 

 これらの騎兵隊の王は背教したキリスト教に改宗するので、騎兵隊の多くは、おそらく魂は不滅で、死後もそのまま天国に行く希望があると信じているでしょう。しかし、もともとは、アダムには喜びのうちに地上で永遠に生き続ける見込みがあったのです。
 

 しかし、アダムの罪のために、人はみな最後には死んで土の塵になるという状況になってしまいました。(創世記3:19。ローマ5:12)この人間が死んで滅ぶという残念な状況は、最初に悪魔サタンがアダムをエホバ神に反逆させた時に生じました。
 

 ですから、アダムの罪のゆえに人は死ぬとこの地上に存在する以前の状態に戻ってしまいます。アダムの子孫は、死ぬ時、存在しなくなります。アダムの子孫は神からの助けと救いが必要な状況にあります。今回は、このことを説明したいと思います。

 

(1)アダムは必要なものはすべて与えられており地上で生き続けることは喜びだった

 

  アダムはエホバ神に従順であれば、エデンの園で永遠に生き続けることができました。アダムが死ぬという状況は、アダムが善悪の知識の木の実を食べることによって、もたらされることになっていました。エホバ神は、「善悪の知識の木からは、決して食べてはならない。食べると必ず死んでしまう。 」とアダムに言われました。(創世記2:17新共同訳)ですから、食べなければ死ぬという事態は起こりませんでした。


 

0tree

善悪の知識の木の実を食べたら死んだが食べなければ死ななかった






 

 アダムが生き続けることは、アダムに永遠に続く喜びをもたらしたはずでした。地上に人間として生き続けることは、アダムにとって、決して災いではありませんでした。それで、アダムは天に行って天で生活したいというような願いは持たなかったでしょう。

 

  アダムは神と直接会話をできるという特権がありました。(創世記3:8-10)神からの教育を受けることができました。さらに、若くて健康な体、愛する妻、食べ物が十分に備えられていたエデンの園という住まい、エデンの園を耕すという仕事、若さを保って健康に生き続けるという見込みなど幸福に生活するための必要なものはすべてそろっていたのです。(創世記2:9,15,23)

 

0adam
アダムは若くて健康な体を持ち環境の良いエデンの園で生活していた

0eden1

アダムには快適な住まいと愛する妻がいて幸福になる条件がそろっていた






 

(2)サタンのうそとアダムの罪のために人間世界に問題と老化と死が入り込んだ

 

 聖書はサタンがエデンの園でエバに語りかけた蛇の背後にいたと述べています。新共同訳の黙示録には、「この巨大な竜、年を経た、悪魔とかサタンとか呼ばれるもの」と述べられています。(黙示録12:9新共同訳悪魔サタンは年を経たです。また、悪魔は最初から人殺しであって、真理をよりどころとしていない 」と新共同訳のヨハネによる書に述べられています。(ヨハネ8:44新共同訳)

 

 ですから、エデンの園で、エバに神に従わない方が人間にとって益があると話したは、ほんとうは悪魔サタンでした。悪魔はエデンの園で、蛇を通してエバにうそを言ってだましました。そして神に背いてアダムとエバが自ら死ぬように導きました。(創世記3:4,5)そして、エバはエホバ神ではなく悪魔の声に聞き従いました。




 

0snake and eve
エバに話しかけて・・・


 

0snake and eve

エバに罪を犯させた蛇の背後では・・・

0holy angel satan

悪魔サタンが話していました




 

 悪魔がエバを神に背かせなければ、アダムもエバも死ななかったのです。悪魔は神に反逆した最初から人殺しをしました。

 

 また、聖書はアダムのためにも人類の中に、死と罪が入り込んだと述べています。(ローマ3:8)アダムは神に背いて神からの定期的な指導を受けることを避けるようになりました。(創世記2:17)そのために、神からの直接の継続的な指導を受けられなくなりました。


 

 それで、アダムが神に従順で神の指導を受け続けていれば、結局世界は戦争も病気も老化も不和もなかったのです。もし、アダムが神に従っていれば、アダムの地上の生活は、ただ喜びに満ちたもので、永遠に生き続けていたはずでした。

 

(3)アダムのために魂は最後には滅亡するという聖書の教え【新共同訳・NASBAKJB

 

 もし、人間が本来死ぬ時天に行くということであれば、神からの救いや助けは必要ではないことになるでしょう。しかし、実際は、人間は悪魔とアダムのために、神からの助けがなければ、死んで滅びるという見込みしかありません。

 

 アダムが罪を犯したので、アダムの子孫は、生来罪を犯しやすい傾向を持つ罪人になりました。(ローマ5:19)アダムは初めは完全な体で創造されました。(申命記32:4)しかし、罪を犯して、不完全なものとなってしまいました。罪人であるということは、完全でないことを意味します。罪というヘブライ語には、的あるいは目標からそれているという意味や欠如という意味があります。


 

   人間は、精神的身体的に、完全ではなく、欠陥と弱さがあります。(使徒14:15)そして、アダムの子孫は、そのために、年をとって最後には死ぬという見込みしかなくなりました。

 

 アダムは生きた魂になって存在し始めました。最初は、そのまま生きた魂として生き続ける見込みがあったのですが、罪を犯したために、最後には滅亡するという見込みしかなくなりました。(ローマ5:12)

 

 例えば、ヨブ記に「魂は滅亡に命はそれを奪うものに近づいてゆく」という言葉があります。 (ヨブ33:22新共同訳)

 

 そこは、NASBでは、”Then his soul draws near to the pit, And his life to those who bring death. “となつています。また、American King James Versionでは、”Yes, his soul draws near to the grave, and his life to the destroyers. “ となっています。ですから、魂は死んでthe pit あるいはthe grave、すなわち墓に向かっています。

 

0dead person4

魂は死にます

0grave1

魂は墓に向かっていきます



 

 それは、人間の魂が完全ではないため、すなわち罪があるためです。また、神のサポートと指導を受けていないためです。

 

(4)聖書は死は滅びであると教えている【新共同訳・NASBNKJB

 

  死とは滅びる事、存在しなくなることを意味しています。死ぬと神のおられる天国に行くということは起こりません。新共同訳ヨブ記では、「滅びの国やは言う」とあり、死と滅びの国を並列に並べていて、死を滅びと結び付けています。(ヨブ28:22新共同訳)

 

 ヨブ記の同じ節の新共同訳が「滅びの国や死」と訳している部分をNASB(New American Standard Bible新アメリカ標準訳 ) は、”Abaddon and Death.’ “と訳しています。(Job28:22)また、NKJB(New King James Version新ジェイムズ王訳もしくは改定欽定訳)Destruction and Death “と訳しています。(Job28:22)

 

 NASBでは、その原語のヘブライ語をアバドンとそのまま音訳しています。新ジェイムズ王訳では、アバドンの意味を訳語にあて、destructionすなわち滅びと訳しています。ですから、NASBNKJBは、死すなわちdeathabaddon、あるいはdestructionすなわち滅びと結び付けています。

 

 ネットのサイトBible HubLexicon(ヘブライ語やギリシャ語の古典語の辞書)では、Abaddon   אֲבַדּ֣וֹן       (’ă・ḇad・dō・wn発音となっています。それで、新共同訳で「滅びの国」と訳されているヘブライ語の原語はアバドンで、その発音は、アバドンです。そして、ストロングの聖書用語索引(ヘブライ語とギリシャ語を英語で説明している辞書)では、Abaddon は、”(place of) destruction or ruin, Abaddon” となつています。


 

0human bone

死は滅びを意味していて死んで自動的に天に行くことはありません




 

 そして、新共同訳ではその語を「滅びの国」と訳しています。ストロングの聖書用語索引では、その語アバドンはplace of destructionすなわち 滅びの場所となっているのですから、「滅びの国」という訳し方もあり得るかもしれません。


 

(5)アダムの子孫はみな最後には存在しなくなり自動的に天国にはいかない

 

 いずれにしても、聖書は死と滅びを結び付けています。アダムの子孫は、みな最後には死にます。そして死は滅びを意味していて、天国に行くのではありません。(ローマ5:12)言い換えれば、死ぬということは、存在しなくなるということを意味します。私たちが存在し始める以前の状態に戻るということを意味しています。(創世記3:19)ですから、人類はみな悲しむべき状況にあります。

 

 ですから、二億の騎兵隊は、神のご意志に背いて、大患難の戦闘に加わるならば、死ぬ時には存在しなくなるという見込みしかありません。しかしながら、エホバ神は、ご自分のご意志に従わなかった者たちを執念深く、火の燃える地獄で、いつまでも、苦しめることはされません。

 

 悔い改めずに、殺人をしつづける者は、単に存在しなくなります。土の塵、すなわち、人間が創造される以前の状態に戻ります。


 

0soil2

悔い改めずに殺人をする者は地獄に行くのではなく単に土になり存在しなくなります




 

 次回、説明したいと思いますが、神はその憐みのゆえにわたしたちを滅びと死という悲しむべき状況から助け出してくださいます。神は私たちが永遠に生き続けるための助けである贖いを備えてくださっています。それで、私たちはキリストの贖いに頼り、神の律法を守って神に従うならば最終的に命と復活という報いがあります。