創世記47章・来るべき食糧不足に備える | ヨハネのブログ

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Katahira, age 66.

I stay at Kagoshima,Japan after 2-year-stay of Yerevan, Armenia from September 2022.
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I explaine Bible
prophecies in my
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 昔、ヤコブの息子ヨセフは、エジプトに起きる事柄に関するエホバから与えられた預言を説明しました。エホバ神はエジプトのファラオにその預言的な夢を見させました。ヨセフは神の助けでその夢を説明しました。その夢は七年の豊作と七年の飢きんを予告したものでした。(創世記41:29,30)ヨセフはファラオから来るべき災いに備える管理官として任命されました。(創世記41:41)現代の私たちはヨセフの行ったことに見習うことができます。



Joseph interprets pharoah's dream. (joseph1)
ヨセフはファラオの見た夢を説明して七年の飢きんを予告しました



 なぜなら、聖書は将来に今まで起きたことがないような大患難とそれに伴う食糧不足を予告しています。大患難は世界を二つに分ける国際的な戦争です。ダニエルの預言によると、北の王が南の王に対して総攻撃をかけます。(ダニエル11:40)南の王とは、アメリカ合衆国です。北の王とはイスラム圏のひとつかふたつの国でしょう。そして、二つの勢力には、それぞれの側に立つ国家も存在するでしょう。イエスはその時、「非常な窮乏」が臨むと予告されました。それゆえ「妊娠している女と赤子に乳を飲ませている者にとっては災いになります」。(ルカ21:23)


 この事物の体制が終わる前の北の王と南の王の「押し合い」を予告しているのは、ダニエル11章です。ダニエル11章は、古代のメディア・ペルシャ帝国からこの事物の体制の終わりまでの北の王と南の王の抗争を説明しています。ダニエル11章を解釈するのは難しいです。短い文面で長い期間に起きることを説明するために、その預言は一世紀イエスキリストが到来した時までをまず説明して、その後現代に飛んでいるのではないかと思います。


 イエスキリストについて言及しているのは、ダニエル1122節です。そこに「契約の指導者」が「砕かれる」と預言されています。契約の指導者とはイエスキリスト以外にはいません。そして、イエスキリストが砕かれるとは、イエスが地上に来られて贖いの犠牲として死なれた時のことを意味する以外に考えられません。


 しかし、その預言はどこから現代に移るのでしょうか。契約の指導者への言及がなされている次の節で現 代の終わりの時に移っているのではないかと私は考えています。しかし、イエスキリストに言及してその直後に多くの時を飛び越えてしまうというこの私の解釈 には無理があるような気もします。この私の解釈に異議のある方は、その理由も述べてコメントください。理由が妥当なものであれば、再考してみます。


 もし、私の解釈が正しいのであれば、北の王は「強大な者となった」後、24節によると、「管轄地域の肥えたところ」を攻撃することが預言されています。管轄地域という表現は、ある国の支配下にあっても半分自治している地域も含むようです。(エステル1:1) これは、どこの管轄地域でしょうか。北の王でしょうか。それとも、南の王でしょうか。それとも、飾りの地でしょうか。


 私は以前これは「飾りの地」もしくは、「日の出」の管轄地域だと考えました。なぜなら、北の王は南の王以外に「日の出」に対しても、「飾りとなる所」に対しても攻撃することが予告されているからです。(ダニエル8:9) しかし、「その」管轄地域と予告されていますから、北の王自身の管轄地域と考えるのが一番妥当でしょう。北の王は多くのものを強奪して分配します。(ダニエル11:24) おそらく、オイルマネーで潤った中東のどこかの国を攻撃しその富を強奪して、分配するのでしょう。


 しかし、ダニエルの預言は確かに北の王が「日の出」と「飾りとなる所」も攻撃すると予告しているのですから、どこの時点でそうするのか、さらに聖書の預言を検討していきたいと思います。


 25節によると、その後北の王は南の王に対して挑みます。その戦いは南の王の敗北となります。(ダニエル11:26)両方の王は偽りのうちに和平交渉をするようです。(ダニエル11:27)29節で北の王は再び南の王に向かって攻め寄せます。しかし、思い通りにいかず北の王は失望します。(ダニエル11:30)しかし、31節によると北の王は聖なる者たちを攻撃して首尾よく宣教の業をやめさせます。その後、北の王は「荒廃をもたらす嫌悪すべきもの」を据えます。(ダニエル11:31)その時、北の王は、南の王を攻撃する諸国家を首尾よく組織すると考えられます。


 そして、一部の聖なる者たちは、捕らわれと強奪を経験します。
(ダニエル11:33)そして、北の王は南の王と押し合った後、他の諸国家と共に南の王に対して最後の総攻撃をかけます。(ダニエル11:40)それは、北の王の側の勝利となります。しかし、その戦争は両方の王に甚大な被害をもたらすでしょう。それがイエスの予告された大患難となります。(マタイ24:21)


 このように聖書は幾つもの世界的な戦争を予告しています。もし、北の王の影響の及ぶ所すなわち中東で戦争が起これば、世界的に石油が不足するでしょう。また、北の王と南の王の間で抗争があれば、大患難でなくても、イスラム圏の国やアメリカからの輸入に依存している国は、食糧不足になるでしょう。


  ここで、私たちはヨセフが行ったことから益を得ることができます。ヨセフは賢明にもエジプトが豊作の時に食糧を豊かに備蓄しておきました。そのため、ヨセ フは飢きんがきた時に、保存していた食糧をエジプト人とイスラエル人に分配して彼らが生き延びるように助けました。エジプトのファラオはそのために権威を 増し加えました。(創世記47:25)



The seven years of famine were sweeping over Egypt and the rest of the world. But Egypt had grain, for God had revealed the famine to Joseph before the seven years of plenty. When famine came to the land of Joseph's family, his brothers came to buy grain (Genesis 41:46--42:17). (joseph)
ヨセフは預言に従って食糧を備蓄していたので飢きんがきた時イスラエル人とエジプト人を生き長らえさせることができました



  聖書は世界的な戦争を前もって知らせてくれているのですから、私たちはヨセフのように前もって準備ができます。まず、できるだけ中東の石油に依存しないようにすることが 必要でしょう。また、前途の食糧不足に備えて、もし国に余分の富の蓄えがある場合は、できるだけ食糧を備蓄することが賢明でしょう。箴言の書は、冬の食糧 が不足する時に備えて、収穫の夏に食物を蓄えるありに習うように勧めています。(箴言6:6-8)



Ants working by uklanor (ant)
アリは冬に備えて収穫の夏に食糧をたくわえます


 ですから、保存がきく米、小麦、大豆、コーンなどの穀類や保存果物の備蓄は、戦争による食糧不足に対する準備になるでしょうし、また、「荒廃をもたらす嫌悪すべきもの」が設立された後は、とりわけ山に逃れて自給自足にいそしむことが必要でしょう。(マタイ24:25,26)


k8438-1 byUSDAgov (sereals)

Candy, Nuts, and More by timsackton(driedfruit1)

穀物や豆類や乾燥果物などの保存食品を蓄えておくならば来るべき食糧不足に備えることができるでしょう



 箴言の書は、「資力の乏しい者たちの耕地は多くの食物を[産する]。」と述べています。(箴言13:23)ですから、農業にいそしめば、お金がなくても、食物だけは豊富にあるでしょう。それで、農業にいそしんで余った食糧を備蓄しておくことは来るべき食糧不足の備えになり、先見の明のあったヨセフに見習い自分や他の人たちの命を延ばす助けになるでしょう。



Harvesting at Selkirk, PE, 1915 (?) by Musee McCord Museum(harvest1)
大患難の前には山に逃れて農業をするならば大患難と食糧不足を生き長らえることができるでしょう



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