イザヤ26章・大患難が勃発したらどう行動するか | ヨハネのブログ

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Katahira, age 66.

I stay at Kagoshima,Japan after 2-year-stay of Yerevan, Armenia from September 2022.
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「行け,わたしの民よ,あなたの奥の部屋に入り,あなたの後ろで扉を閉じよ。糾弾が過ぎ行くまで,ほんのしばらくの間,身を隠せ。見よ,ご自分に対する地の住民のとがに関して言い開きを求めるため,エホバはその場所から出て来られるからである。・・・・・その日,エホバはその硬く,大きく,強い剣をもって,滑るように動く蛇レビヤタンに,曲がった蛇レビヤタンに注意を向け,海の中にいるその海の巨獣を必ず殺されるであろう。」(イザヤ262021271




神の民は、糾弾が過ぎるまで、奥の部屋に入り後ろで扉を閉じて身を隠すようにと指示されています。エホバは海の巨獣レビヤタンを殺されるからです。これは何を意味しますか。これは、古代においても成就し、末の日の神の民にも成就することでしょう。



レビヤタン、海の巨獣とは何を表しているのでしょうか。「大きな海の巨獣とは」、「エジプトの王なるファラオ」です。(エゼキエル29:3)また、「海の巨獣」とは、「ラハブ」とも呼ばれており、「ラハブ」は「エジプト人」と呼ばれています。(イザヤ51930:7)



それで、蛇レビヤタン、海の巨獣は古代においてはファラオによって代表されるエジプトを表していました。エホバはイザヤの時代にエジプトに対して裁きを執行することを予告されました。イスラエル人は、この預言に驚かされたことでしょう。なぜなら、エジプトは世界強国であり、イスラエル人は他の世界強国からの脅威から逃れるために、エジプトに頼っていたからです。(イザヤ30:2)



エジプトは何度も、アッシリア、バビロン、ペルシャなどの世界強国に敗北を喫しましたが、最後には、西暦前332年にギリシャのアレクサンドロス大王により征服され、その時に、ファラオによる支配は、永久に終わりを告げたと考えられています。この時にイザヤ26章のレビヤタンが殺されるという預言が成就したのかもしれません。



その後西暦前312年、エジプトはエルサレムを攻略し、エジプトの支配下としました。しかし、その後、エジプトはシリアに打ち破られ、次いでローマの勢力下に置かれました。このようにして、力のあったエジプトは、「地位の低い王国」になり、海の巨獣とは言えなくなりました。(エゼキエル29:14,15)



この海の巨獣に関する預言は、末の日のエホバの「糾弾」の時にも成就するでしょう。ダニエル1136節には北の王が「糾弾がなし終えられるまでは必ず成功を収める」と預言されています。それで、北の王が南の王を攻撃する時が末の日の糾弾の時です。それは、イエスの予告された、「世の初めから今に至るまで起きたことがなく、いいえ、二度と起きないような大患難」を意味しているでしょう。(マタイ24:21)



そして、啓示11章8節には、大いなるバビロン、すなわち大いなる都市は、霊的な意味で、エジプトと呼ばれています。ですから、エジプトを表している海の巨獣レビヤタンとは、末の日の大いなるバビロンを表しているでしょう。大いなるバビロンは、古代のエジプトが倒されたように倒されることになります。



それでイザヤ26章にある預言は、北の王が南の王を攻撃する時、すなわち国連がアメリカ合衆国を攻撃する時に、神の民がどう行動すればいいかを示しているように思われます。



糾弾の時に身を隠す奥の部屋とは、聖書時代にどういうところだったでしょうか。奥の部屋には、寝いすが置かれており、そこは人が横になって休むところでした。(列王第二11:2。裁き人15:1。伝道の書10:20)病気になると、人は奥の部屋に臥せっていました。(サムエル第二13:10。列王第一1:15)ですから、聖書時代に奥の部屋とは個人の私室であってそこで人は休む事ができました。



またイザヤ書2620節では、「あなたの奥の部屋」と呼ばれていて、またそこは後ろで扉を閉じる事のできる場所ですから、このことからも、奥の部屋とは個人の私室、寝室を意味していることが分かります。



ですから、大患難が勃発したら、その間、山に逃れたクリスチャンは個人の私室に閉じこもっているようにと指示されているようです。(マタイ241516)西暦前539年にキュロスの率いるメディアとペルシャの軍がバビロンを征服する時に、ギリシャの歴史家クセノフォンによると、キュロスは誰も家を出てはならないと命令しました。なぜなら、「屋外にいる者は、見つけ次第、皆殺しにするようにとの命令」が騎兵隊に下されていたからです。



同様に大患難での戦闘は山や田舎の個人の民家の外で行なわれることになるのでしょう。大患難の時には山の民家の中の私室に閉じこもっているならば、おそらく安全なのでしょう。またこのことは、山での集会は公共の建物ではなく、個人の家で行なわれるべきことも示唆しているようです。



箴言244節には、「奥の部屋は知識によって,価値あるあらゆる貴重な快いもので満たされる」と述べられていますから、大患難の間は奥の部屋の私室で静かに個人研究や祈りに専念できるでしょう。そうする時、エホバは大患難から保護してくださるのでしょう。






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