3月末~4月末までの話 | 大腸ガンで逝ってしまった双子の妹の451日の闘病記録

大腸ガンで逝ってしまった双子の妹の451日の闘病記録

2022年8月に54歳の若さで大腸(横行結腸)ガンにより逝ってしまった双子(二卵性双生児)の妹の闘病生活を兄目線で想い出しながら記録として残します。

2022年3月末~4月末まで

 

3月中旬に宮古島旅行に行った後、抗ガン剤治療は続けていたものの、やはり腹水の増加は収まらず3月29日(火)から前回同様2泊3日の日程で2回目のCART療法(腹水濾過濃縮再静注法)の処置を受けるためにG研有明病院に入院した。

 

その後、4月に入ると抗ガン剤の影響からか吐き気と食欲不振に悩まされながらも何とか通院を続けていたが、前回から約1か月後となる4月27日(水)から3回目のCART療法を受けた。

 

濾過濃縮後の腹水を点滴で戻しているところ

 

この頃になると食欲低下の影響で体重が1か月で5kgも痩せてしまい『メイバランス』のようなドリンクタイプの栄養食品で何とか栄養補給をすることが多くなってきた。

 

また、1月末に余命宣告を受けた時にW先生から『どこで緩和ケアを受けるか決めるように』と言われていたが、妹はこれまでお世話になったG研有明病院の緩和ケア病棟へ入ることを望んだため、治療と並行して緩和ケア担当の先生との面談を行い受入れリストに載せてもらうことになった。

 

【CART療法の処置結果】1か月に1回腹水を抜くペース

1回目:3月  1日 6.3リットル

2回目:3月30日 6.7リットル

3回目:4月28日 6.8リットル

 

気になるCARTに掛かる費用だが、処置自体はさほど高くはないが毎回個室に入院していたので、1回あたり2泊3日で約126,000円。それが3回分なので合計378,000円ほど掛かった。

 

 

【4月末時点での腫瘍マーカーの数値】

CEA:21.7(基準値:5.0以下)

CA19-9:1,725(基準値:37.0以下)

 

※この腫瘍マーカーの値も3月7日の診察の時点で既に上昇傾向にあるとW先生より指摘を受けていたが旅行後は一気に下がっていたので安心していたのだが、この数値を見ると徐々に抗ガン剤の効き目も弱くなって来ている予感がしていた。

 

1月末の余命宣告では抗ガン剤の効きが悪ければ3か月で緩和ケアに移行する可能性を指摘されており、4月末でちょうどその3か月が経過しようとしていたので次回の診察がどうなるか一抹の不安を抱えていた。