通いなれた路線 | 大腸ガンで逝ってしまった双子の妹の451日の闘病記録

大腸ガンで逝ってしまった双子の妹の451日の闘病記録

2022年8月に54歳の若さで大腸(横行結腸)ガンにより逝ってしまった双子(二卵性双生児)の妹の闘病生活を兄目線で想い出しながら記録として残します。

今日は思うところがあってちょっと感傷的な話を。たまには良いですよね?

 

 

今朝、用事があって新宿駅から『りんかい線』に乗って大井町まで行った。

 

この『りんかい線』の沿線には『国際展示場駅』があり、そこには『G研有明病院』がある。

 

妹も池袋駅からこの路線を使って1年ちょっと通院していたが、私も同じく新宿駅から国際展示場駅まで付き添いやお見舞いのために、この路線を使っていたので私と妹にとっては言わば思い出の路線である。

 

この路線に乗るのは妹が亡くなってからは今日が初めてで、実に2か月半ぶりであった。

 

いつもと変わらない電車内で、ふと妹の闘病生活のことを思い出していた。

 

G研有明病院に私は何回通ったかな?

 

妹も通院のために何十回も通っただろうが、おそらく私は妹よりたくさん通った。

 

今年6月に妹がG研有明病院の緩和ケアに入ってから、週の半分はお見舞いに行ったし最後の方は週6~7で通っていたから、トータルで50回以上は通ったかな。

 

G研有明病院のスタッフの皆さんは元気かな?

 

初診から手術までお世話になったM先生、約1年ほど抗ガン剤治療をしてくれたW先生、妹の人生最後の2か月を温かく見守ってくれた緩和ケアのI先生や本当に優しく接してくれた看護師の皆さん

 

このまま電車に乗って病院に行けば、そこには大勢のガンと戦っている患者の方やお世話になった医療関係者の方々が今日も以前と変わらず居るんだろうな。

 

ただ、以前と違うのは、もうそこに妹だけが居ないということ。

 

一番会いたい妹がそこにはおらず、その他のことは2か月半前と何一つ変わらないんだろうな。

 

これからの人生で、もう一度、G研有明病院に行くことはあるのかな?

 

できれば、もう行きたくないな。