面接官の私が思う、今から子どもたちに出来る準備 | 未来志向で子育て~幸せな教育移住の旅

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妻の「家族で一緒に夕食が食べたい!」夫の「一斉授業じゃないところで教育を!」から始まった私たち夫婦の教育移住計画。行く先は一体どこに!?→2016年2月、群馬県に移住。7年過ごし2023年、カナダへ移住。猫が2匹増えて大移動。

こんにちは。

 

今、職場の採用プロジェクトの一員として、結構な数の人たちの面談をしています。

 

昔からある人材紹介会社に加えて、Wantedly、Linkedinなど今はいろいろな仕事探しのツールがあって、転職活動も昔とは様変わりしています。

 

そんなわけで、結構企業の採用回りの情報取集だったり市場調査だったりをしているのですが、外資系企業の採用面接で、特に面接官も外国人のケースだと、たいていで最初に聞かれる質問があります。

 

それは・・・

 

Tell me about yourself.

 

です。

 

直訳すると「あなたのことを話してください」

 

これが、挨拶のあと最初に来ます。

 

通常、日本人の面接官の場合だと、私も含めて

「ではまず簡単に学歴、職歴、そしてこれからやってみたいことを教えてください」みたいな感じで、結構細かい案内をするのですが、外国人は違います。まずこれ。

 

「あなたのことを話しなさい」

 

注意しなければならないのは、別に自己紹介を促しているのではないということ。趣味とか週末に何しているかとか、家族構成などを聞きたいのではありません。

 

ここで答えなければならないのは、「私はこんなスキルと経験値があって、とっても貢献できる人間ですよーだから雇って間違いないですよー」というメッセージを明確に伝える、ということ。

(*個人的には、ここでの成功のカギは、自分にとってとても大事なもの、価値観みたいなものを入れることかと思います。より人間味が加わるので。そういう情報を答えてくれる人は面接官としても好印象です)

 

日本の子どもたちが自己紹介をする場面では、たいてい「自分の名前、学校名、学年、好きな教科、好きなスポーツ、好きな食べ物」とかを話します。

 

間違ってはいないのですが、将来どんな環境でも生きていけるようになってもらうためには、高学年くらいになったら、

 

①自分の得意なこと(大好きなこと、情熱を感じていること) ②少し苦手だけど改善したいこと ③すごく頑張った経験について

 

くらいは話せると良いなと思いました。(これが出来るようになるためには、また別の「考える力」と「伝える力」も必要になってくると思いますが、それはまた別のトピックなのでここではスキップします)

子どもたちが、この先もずっと日本で暮らし、日本語だけのコミュニケーションで足りる日本人相手の仕事をしていく、そういうことが当たり前ではなくなってくる時代になったので、やはりしておくべき準備も変わってきて然り、だと思います。

 

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正直に言ってしまうと、実は先日ひとつ面談を受けてみたのですが、その時の面談で相手の方に最初に聞かれたのがこの「Tell me about yourself.」だったのです。初対面の挨拶からのこれ💦

そりゃ焦りましたよね、突然こう言って相手が黙ったので。

 

なので、上に書いたことは私の実体験に基づいた「これ絶対準備しとかないとヤバいやつだ」というわけなのです(笑)

 

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自分の子どもたちに試しに「あなたのことを教えて」聞いてみました。

「恐竜と毒蛇マニア」(次男)

「6年生、12歳、ゲームと本が好きって感じかな」(長男)でした。

 

・・・少しづつや、少しづつ(自分に言い聞かせる母)