鴨川の土手でおおさんしょううおが散歩をしていたというニュースが流れて来た。
絶滅危惧種(RED)なのに、1.5mもある個体がということがニュースになったらしい。
ただ、このさんしょううお混血だろうとのこと。
日本固有産も、中国固有産もREDだそうで、混血だけが増えているらしい。
わざわざ遺伝子検査をしてどこ産かの検査をしているとのこと。
REDであるかないかは、随分ちがうことなんだと思った。
さて、日本産と中国産の遺伝子にはどれくらいの違いがあるのだろうか?
それと同時に混血の方が生命力や繁殖力があるということはどういうことなのか考えた。
ひとつの地域で長年生きてくるとその地域での生き方に一番合う形となってくる、そのため環境の変化への適応がしづらくなるのだろうか。
もちろん、母方父方から同一の遺伝子を受け継ぐことで発生する病気もある。このことから、生物は遺伝子が違うであろう個体に惹かれるということもあるかもしれない。
とはいえ、ちょっとした遺伝子の違いでREDであるか否かが決まるという事実はセンセイショナルである。
未開の奥地で全員で100人にも満たないA族が見つかったとしよう。人数からして、この人達はホモサピエンスでありながら、REDなのだろうか?
また他の土地で同じようなB族がいたとする。
A族とB族の混血児は、REDではない?
遺伝子がわかるようになってから、細分化が進んできたようだ。
同じ生物であるということは、なにを基準にして決めるのだろうか。