先日、工作帳でのある場面を紹介しましたが、きょうはそのときの感想です。
私は子ども達のあの作業を通じて嬉しいなと思ったことがなんこかあります。
1、穴あけのとき、真剣に取り組んでいたこと。
初めての穴あけの子もいました。
どうやったらどこに穴が開くのかわからず1個目の穴。
その穴の位置を確認してから、次々と自分の思っているところに穴を開けていました。
何度も押すと穴の位置が微妙に変わることを発見したこもいました。
何度も押すと、穴が穴でなくなることも発見。
自分の気に入った穴を開けることに夢中になっていました。
ただの穴あけされど穴あけですね。
2、これが本当は最重要
こども達が、物を選ぶプロセスがまるで違うところ。
皆自分自身の規則を決めて、せんたくものを選んでいました。
最初の規則がそのまま使えないことがわかると、また新しい規則を追加。
人から教わったのではなく、自分で見つけたこと。
そしてそれを譲らない姿勢。
それは、お父さんの絵を描いているときもいっしょです。
大好きなお父さんを頭の中にしっかり描いて、きちんと思い出しながら描いていました。
頭の中にそのこなりのお父さんがいるのでしょう。
実はこのことを実現するためにこの1年間いろいろなことを子ども達に見せてきました。
例えばブロック
立体のライオン。
直方体を使った乗り物。
1方向から見ると立体だが、他の方向から見ると立体ではないもの。
絵。
最終的に同じところに行き着くにしても、最初の1歩は同じである必要がないし、沢山の中から自分の 好きなアプローチをして欲しいと思っています。
考え方の多様性とルールの共有は同居できると信じています。