「 愛される話し方 」 吉川美代子
作者は、TBSに定年まで勤めたアナウンサー。 男女雇用均等法 以前の世代だから 女子アナウンサーが お飾り的な立ち位置だったところから、ある意味、時代を切り拓いてきた人。
アナウンサーを目指す人でなくても 「 ふう~ん 」 って考えさせられる 大人の女性の見解が しっかり書かれています。 若者文化に 大人が おもねる必要はないんじゃないかなぁ~、親子が 友だちのようでいる必要はない と思っている 私には 心強い(笑)。
「 校閲ガール 」 宮本あや子
これもまた、どんなタイミングで どんな書評に 興味を持って 予約したのだか忘れた頃に 図書館から回って来ました。
表紙が可愛いらし過ぎて(笑)、ページを開けないまま 日にちだけが過ぎていました。 開けたら 一気! でした。 だから、侮れない。
楽しかったです。 続き、「 校閲ガール ア・ラ・モード 」 届いています。 読もう っと。
「 いっぽんばしわたる one more 」 五味太郎 ( 絵本 )
息子が2歳くらいの時に、「 いっぽんばしわたる 」 をたいそう気に入って、繰り返し読み聞かせしていたら、暗記していました。
祖父母の前で、ページを捲りながら舌っ足らずに 「 読破 」 したので、ジジババは、「 すわ! うちの孫は天才か?!」 と色めき立ちましたが、種明かしをして笑いました。
この one more は漢字も多く、文章量が多いので、「 いっぽんばしわたる 」 で育った現在は大人になっている人たちへのプレゼントなのだろうと思いました。
「 茗荷谷の猫 」 木内昇
こちらも、何で この本を頼んだんだっけ? と 分からなくなり 「 桜便り 」の記事にSOSを出しまして、助けていただきました。 こちら、お邪魔したブログで紹介されていた 「 てのひら 」 という小説を読みたいと思って 予約した本でした。 短編集なので表題作は違うんですよね~。
「 てのひら 」 という お話はセンター試験の問題に使われていたそうですが、若い学生さんが読むのと、我々 ( と巻き込み事故? ) のように 子どもが成長し立場が逆転しつつある世代とでは 読み方も 感じ方も違うはずだ!センター試験の模範解答はどんなことになっていたのだろう と気になったりしました。
だいたい、国語の問題の作者の考えを問うような問題は、本人もビックリ! なこともあると聞きます。 名だたる文豪も 生きていたら 異を唱えたに違いありません。
「 心霊探偵八雲 6 」 神永学
これはもう、見届けずにはいられない、という一点において 読み続けています。 大体、主人公が成長していく物語には 弱いものです。 が、これで学校向けの読書感想文を書くのは 難しいでしょうね。
「 悲嘆の門 」 上下巻 宮部みゆき
結構なページ数でしたが、根を詰めて読みました。 パラレルワールド的なファンタジーに分類される作品なのでしょうが、( ウィキの 宮部みゆきの作品紹介ではそうなっています。) 現実社会の現状をあぶり出すために、そういう技法を取ったに過ぎず、全ては この現実社会で起こっていることなのだという気がしました。
そして、息苦しいような、胸がつかえたような読後感でした。
ひとつ前の記事にも書きましたが、全編に流れるテーマは 「 言葉 」 です。 インターネットの便利さを享受すると同時に様々な危険とも隣り合わせている現状。 たとえ匿名であれ、自分の発した言葉は自身の中に降り積もって行く。 然もありなん。
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まだ、カイロプラクティックには通っていますが、ギックリ腰も 随分マシになりましたので、美容院を予約しなおさなくちゃ! と思っています。
今年もPTA役員なんですよね~。 役員会の前に、ちょっと化けてこなくちゃ(笑)。 高校3年生ですからね~、PTAは これでおしまいです。 そう思えば、感謝を持って この一年 任にあたれそうです。