最近は、診断法のことを考えています。

自分の中でまだ形になっていないので、備忘録としてここに残してみます。

 

伝統医学というと、日本鍼灸、漢方、中医学などがあり、これらの根は共通していますが、それぞれ技術や思想が少しずつ異なっています。

診断法もそうです。

診断とは、病がどこに、どんな状態であるのかを把握する流れを示しています。

例えば・・・「膝痛」とかを考えてみます。

前日に暴飲暴食して、翌朝に胃が痛んで、左膝も痛んで熱感があるというケースです。

 

漢方は病の進行を六経という領域で考えたり、症状をパターン認識して当てはまる薬を選んだりします。

多分、軽い陽明病とか考えて、越脾加朮湯とかを選ぶと想像します。

 

日本鍼灸だと、経絡治療だと脈を調べて、例えば脾虚胃実熱とか診断し、太白とか足三里とかを使ったり、膝の周辺に浅い鍼を刺すのだろうなと思います。

あるいは、部位と胃の症状から「胃経が絡む経脈病」と経脈弁証し、内庭と足三里を使うとするのかもしれません。

 

中医学だと八綱弁証で症状の基本的性質を調べ、気血水の流れ、内蔵である五臓の動きなどを調べて立体的に分析していくのだろうと思います。

 

これらは病を様々な角度から見て判断していると感じています。

全ての診断法を取り入れると時間は足りず、術者に合った方法を各人が取捨選択し、カスタマイズしていくしかないのでしょう。

私の場合は、普段は危険な疾患を除外し、気の流れのようなものを読んで、ハリを当てています。

そして慢性病で時間がかかりそうな人に養生のツボや漢方をお勧めするという進め方です。

でも漢方を絡める場合、自分の方法を新しく統合していく必要があると感じて試行錯誤しています。

各流派の歴史を紐解いて行ってようやく全体像はわかってきたものの、どう繋げていけばいいのかなどは道半ばです。

先は長そう。

 

 

 

 

 

 

役所が主催する語学教室に行ってきました。
会場は楕円のテーブルとディスプレイがあり、会議室のような所でした。
生徒は12名、男女半々くらいで、年齢層は20-50歳くらいでした。
国籍は、トルコ、ペルー、ネパール、スリランカ、エジプト、スペイン(アルメリア)、アメリカだったと思います。
日本人を含む東アジア人は他にいませんでした。
参加者は、大学関係者と移住した人たちに分かれるようでした。
大学の人は授業を全て英語で受けているので英語は堪能、でも地元の言葉を学びたいと参加したようです。
移住者はワーカーとして働き最低限の言葉は知っているようでしたが、詳しく学びたくて参加したようでした。

授業は現地の言葉と英語の両建てで行っていました。
内容は基本的な挨拶や受け答え、家族に関する用語で、次のようなものです。
・日常の挨拶。おはよう、おやすみなど。
・基本の挨拶。こんにちは、会えて嬉しい、さよならなど。
・初対面の挨拶。名前、国籍、言語を問うもの。
・家族関係。親子、子供、祖父、孫を示す言葉など。

こうした内容を先生が次々と説明し、生徒がrepeatしていきました。
会話文といっても、重要な文法ルールが反映されています。
疑問文・主語に応じた動詞の変化などの文法ルールは割愛し、会話文を中心に力技でこなしていくというスタイルのようです。
その後、ペアを組んで「何語を喋れますか」とか「家族は何人いますか」など聞いていきました。

国籍や背景など様々ですが、言語に関しては同じレベルからのスタートのようです。
先生が語る英語の冗談を自分だけ理解できなかったことが気になりましたが、数か月頑張っていきたいと思いました。

 

 

前回、ストレッチを利用して、弱った経絡を探す「経絡テスト」について書きました。

今度はこの経絡を治すためのエクササイズをまとめてみます。

なお経絡とは体を巡っていると想定している「気の流れのこと」です。

 

痛みが出ている所は、そこを通っている経絡が詰まっているためだと考えます。

つまり詰まりが解消されると痛みが薄らぐとして、そのためのエクササイズを「経筋体操」と名付けて体系化されています。


たとえば首の前右側が痛むケースを考えてみます。

前回の「経絡テスト」で首の後屈時に強く痛むことを確認したなら、足から首に繋がる胃の経筋が詰まっていると考えられます。

この経絡を活性化することで、詰まりを取っていきます。

痛んだ部位に負荷がかからない離れた関節、この場合だと「膝の太ももにある大腿四頭筋」を使います。

 

次に具体的なやり方です。

患者さんに座った状態で右足を伸ばしてもらいながら、術者がそのスネを上から押さえて妨害します。

この力比べの状態を5秒ほどキープしてから、患者さんは完全に脱力します。

これを3セットほど行うと、胃の経絡が活性化して詰まりが取れ、首の痛みが軽くなっています。
 

このエクササイズは慢性化していたり、内臓が絡むような痛みでなければ、けっこう効きます。

治療の補助に使うほか、自宅でのセルフケアとしても紹介することがあります。

 

 

 

地元での手続きは、所々で迷走しながらもstep by stepで進んでいます。

住民登録は途中でpendingとなっていたことが発覚、メールで気づいたので来庁するとあっけなく完了しました。

IDカードは当初取得する気はなかったのですが、様々な行政手続きが来庁不要でネット経由で行えるので便利そうです。

なので取得しようと思いました。

健康保険は申請途中で追加の書類提出が必要とのことで、先日提出して結果待ちです。

求職者登録は多分完了したと思うのですが、目当ての語学学校は予算削減と申込者が多くて難航、waiting listに登録できたので連絡待ちです。

 
そうした中で先日、日本語の言葉が出てこなくなっていることに気づきました。
日常の言葉は問題ないのですが、凝った言い回しや熟語がとっさに出てこないのです。
思うに周囲が外国語環境にあり、日常の一部を地元言語の習得に割いているので、脳が「使用度が低い知識」を後方に移動させはじめているようです。
じゃあ英語や現地の言葉が使えるようになったのかというとそういうことはなく、trade offになっているとは言い難い状態です。
当面は悩ましい日々が続きそうです。

経絡のことを尋ねられたので、少し書いてみます。

まず「経絡」とは体を流れているとされるラインで、血管のように全身を巡っていて気と呼ばれるエネルギーや血流の動きを先導するというものです。

鍼灸治療とは、基本的にはこの経絡に注目した治療法です。

経絡の状態を調べて全身の状態を探り、経絡を介して体に影響を及ぼして治療します。

具体的には、脈やお腹を触って経絡の状態を把握し、治療はツボにハリを刺します。

でも脈やお腹を触らなくても診断はできるし、ツボを使わなくても治療できます。

どうするかというと、特定の運動やストレッチを使います。

 

今日は「ストレッチによるカラダの診断法」について整理してみます。

理論は次の通りです。

 ・経脈に異常があると流れが悪くなって詰まる。

 ・それを筋肉ごと延ばすと痛む

 ・じゃあ特定のストレッチで痛んだ所が悪い経絡だ。

というものです。

これは医師の向野義人氏が「経絡テスト」と名付けて体系化しています。
 

たとえば「首が痛む」ケースを考えてみます。

まず首を後、前、横に動かし、痛みが出た動きをチェックします。

後ろに倒した時に痛むなら、伸ばされている首の前側の筋肉に注目し、ここを通っている「胃の経絡が原因」と考えます。
 

テストで利用するのは、首、肩、肘、手首、腰、股関節、膝、足首などです。

これらの筋肉を引き延ばして、痛みがあったら陽性、その筋肉を通る経絡が原因とします。

ストレッチと経絡の関係を整理すると次のようになります。

     前側    後側   横側
経絡 肺・脾/ 心・腎/  心包・肝/
   大腸・胃 小腸・膀胱 三焦・胆

部位 

 首   後屈    前屈    側屈
 肩   伸展    屈曲  水平屈曲と伸展
 肘   回内    回外   屈曲と伸展
 手   尺屈    橈屈   掌屈と背屈
 腰   後屈    前屈   側屈と回旋
 股   伸展    屈曲   内転と外転
 膝   屈曲    伸展 パトリックテスト
 足   底屈    背屈   外反と内反

 

この表を元に、もう一つ例を考えてみます。

使いこなすには各経絡の流れを把握していることが前提となりますが、便利です。

これは診断法ですが、「治療に応用したストレッチ体操」も別にあります。

また時間があれば、治療について書いてみます。