某予備校のH先生が著書の中で書いていらっしゃったのですが、あるアメリカの政治家の言葉にこんなのがあるそうです。
「かのギリシア・ローマの昔、キケロが演説を 終わったとき、民衆は『なんと雄弁だろう!』と 感服した。しかし、デモステネスの演説が終わる と今度は、口々に叫んだ『さあ、行進しよう!』 と」
僕は大学1年生の時、中学生や高校生を相手に塾講師をしていたのですが、その時は常にこのデモステネスを意識して授業をしていました。
分からせる授業ではなく、もっと分かるようになりたい!と生徒に思わせる授業をしようと…
どうせ週に1、2時間、僕の英語の授業を受けたって、成績は大して伸びません…f(^^;
(それはそれで問題だが…)
ただ、その1、2時間の授業で「1週間、一生懸命勉強してみよう!!」と思ってくれれば、その子の成績はきっと上がっていくと思います。
今の時代、分かりやすさを売りにしてる授業はたくさんあります。
「分かりやすい授業」はキケロの授業です。
というか、そもそもお金をもらってモノを教えてるんだから分かりやすいのは当然です。
これからの時代、ビジネスチャンスがあるとしたら「デモステネスの授業」だと思います
他者との差別化をし、自らの希少性を高めるにはこの方法がいいんじゃないかな、
なんてことを考える夜でした…f(^^;