心象日記__耽溺する音楽に__20240602 | 天界ブログ

天界ブログ

熊野古道の神秘に浸りながら心に響くことを余すことなく綴る

 

 

今日は音楽の事について考えてみよう

 

音楽よ私はあなたの虜だ

 

日々の中でどれほどあなたを聴いているのか、その日によるが、仕事中も作業中も、散歩中も、Bluetoothイヤホン越しにあなたは私の伴侶。  

音楽のジャンルについてはまさにカオス、最近はジャズの海に漂う。

 

エレクトリックやEDMが現代の波だとしても、私は古の音楽の宝石を掘り出すことに夢中だ。

 

1959年、ビル・エヴァンスのジャズピアノ、そのトリオ演奏が私を別次元へと誘う。古い音源なのに、マスタリングの妙で臨場感が溢れ、まるで次元を越えているようだ。  

 

前衛的なドラムンベースの轟音に身を委ねることもあれば、NASAが録音したという惑星の音、怪しげな宇宙のささやきも聴く。

 

これが本当に録音されたものかどうかは分からないが、その音は確かに私を異次元へと運ぶ。

 

イメージは無限に広がり、電子音は私をSFの世界へと誘う。  

 

今日のビル・エヴァンスのトリオ演奏を聴きながら、私は行ったことのないジャズバーに迷い込む。

 

紫煙が漂い、タバコの煙が空に溶ける。酒の香りが漂い、バーボンかビールかは定かではないが、その先には懐かしさが広がる。

 

なぜジャズがこんなにも懐かしいのか

 

祖父が大音量で聴いていたレコードの記憶か

 

前世の記憶か若い頃に通ったジャズ喫茶の影響か

 

ジャズの演奏家たちが不思議な薬で高揚し

 

サイケデリックな世界観を生み出す。

 

その音楽は宇宙の果てに届き

 

機械ではなく心が奏でる

 

即興的でスリリングな響き。

 

雲のように漂い魅力的な美しさがそこにある。  

 

そんな1日だった。

 

今もそのビル・エヴァンスを聴いている。

 

音楽よあなたは私を

 

無限の迷宮へと誘い続ける。

 

 

 

 

 

 

ルネマグリットの傘をひらくと青空だ

 

彼のブラックユーモアが負の呪いを解くのだシュールな笑いにしていまう

 

やがて止む雨を惜しむ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“The Boy Next Door”を聴きながら

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