今日は音楽の事について考えてみよう
音楽よ私はあなたの虜だ
日々の中でどれほどあなたを聴いているのか、その日によるが、仕事中も作業中も、散歩中も、Bluetoothイヤホン越しにあなたは私の伴侶。
音楽のジャンルについてはまさにカオス、最近はジャズの海に漂う。
エレクトリックやEDMが現代の波だとしても、私は古の音楽の宝石を掘り出すことに夢中だ。
1959年、ビル・エヴァンスのジャズピアノ、そのトリオ演奏が私を別次元へと誘う。古い音源なのに、マスタリングの妙で臨場感が溢れ、まるで次元を越えているようだ。
前衛的なドラムンベースの轟音に身を委ねることもあれば、NASAが録音したという惑星の音、怪しげな宇宙のささやきも聴く。
これが本当に録音されたものかどうかは分からないが、その音は確かに私を異次元へと運ぶ。
イメージは無限に広がり、電子音は私をSFの世界へと誘う。
今日のビル・エヴァンスのトリオ演奏を聴きながら、私は行ったことのないジャズバーに迷い込む。
紫煙が漂い、タバコの煙が空に溶ける。酒の香りが漂い、バーボンかビールかは定かではないが、その先には懐かしさが広がる。
なぜジャズがこんなにも懐かしいのか
祖父が大音量で聴いていたレコードの記憶か
前世の記憶か若い頃に通ったジャズ喫茶の影響か
ジャズの演奏家たちが不思議な薬で高揚し
サイケデリックな世界観を生み出す。
その音楽は宇宙の果てに届き
機械ではなく心が奏でる
即興的でスリリングな響き。
雲のように漂い魅力的な美しさがそこにある。
そんな1日だった。
今もそのビル・エヴァンスを聴いている。
音楽よあなたは私を
無限の迷宮へと誘い続ける。
ルネマグリットの傘をひらくと青空だ
彼のブラックユーモアが負の呪いを解くのだシュールな笑いにしていまう
やがて止む雨を惜しむ
stand fm
ラジオ詩集 万華鏡
2024年06月05日
チャンネル名変更します。
“The Boy Next Door”を聴きながら
米[mai]
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