「手をつなぐ だっこされる だきしめられる」
というふれあいは少なめの親子関係で育った記憶もあって
私は 長い間
両親にふれることにわだかまりや抵抗がありました
タッチフォーヘルスを始めて
まずは 母から
そして 父に
ふれることへのためらいがうすらいでいきました
外出自粛という期間を経験したことで
実家で暮らす両親と会うことが当たり前ではないと思ったことや
介護職をするなかで入浴や排せつの介助をしながら
「仕事で利用者さんの背中を流しても
実の両親の背中をろくに流したことがない」
と思ったことで
「ふれあえるうちに ふれあうことがしたい」
と強く思うようになったのもあると思います
タッチフォーヘルスを使って
思春期だったの息子にも 存分にふれることができました
サッカーや受験勉強で疲れたからだにできることがあって
息子からもリクエストされたり 私もお願いすることがありました
体調を崩して 薬は飲んだもののぜんそくで眠れない娘にも
からだにふれてできることをしてみると
横になって眠ることができたこともありました
「ふれる」ことがしたいのは 両親や家族に限りません
完全版タッチフォーヘルス という書籍の
「はじめに」の22ページ 左側 上の段落に
「健康のためにお互いが触れ合うよう奨励することです。
不幸にして現代社会では、触れることは、
セックスや処罰にまつわるネガティブな意味合いをもちます。
略
私たちは、肉体的な接触を通じて
人間として重要な事柄を経験する社会的な生き物です。
ですが私たちの多くは、
その恩恵を表現し経験するふさわしい関連状況を欠いたまま、
触れることに飢えています。…」
とあります
「肉体的な接触を通じて
人間として重要な事柄を経験する社会的な生き物」
な私たち
ふれることで伝わることもある
持って生まれたこのからだで
だれにでもできることで あじわえることもある
そして 生まれ持ったこのからだは有限ですよね
ふれあえるうちに ふれあうこと
このすばらしいことを 体験しあいませんか
＊＊＊
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