この春から ひとり暮らしを始めた娘の
実家訪問率が 予想以上に高い
娘が引っ越した日の夜は
ひとり分少ないお味噌汁を作りながら
大泣きしていたくせに
LINEでのやりとりも楽しいこと
そして 頻繁に帰ってくること
元気に暮らしていることが感じられるからこその?
「今日は いちにちゆっくりするぞ~~~♡」
と 企んでいる日に 実家訪問のお知らせがあると
「・・・うっ」
と 感じなくもないほどだ(現金なものだ)
久々に逢う娘は
前回から今回までのできごとを
しゃべる、しゃべる、しゃべりたおす
会話のなかで
「○○日に 来るねー
泊まることもあるかもしれん」
と しごく当たり前にのたまう娘
その一言を聞いて
とっさに 身構える私がいる
しばらく用事が立て込んでいて
休める日が少ないことに 不安を感じている私
息子だって
夫だって
この狭い家に 「土日休み」でない娘にくつろがれると
リズムが くずされるよ・・・
「泊まるときには 前もって言ってよ
かあさんも 忙しいし、うち 狭いし」
私の不安から そう 言ってしまう
「いつでも Welcome♪」
と 言えない母親である自分に
罪悪感のような 嫌気がさす
娘のことを想わない日はない
「これ 食べさせたいな」
「このテレビ 見よーるかな」
「今頃 何しとるかな」
そう想うのも 事実である
では なぜ
私は とっさに娘に「Welcome♪」という反応を示さなかったのだろうか?
離れて暮らすからこそ
たまに帰ってくる娘を もてなさんといけん
息子や夫の生活を乱しちゃいけん
私は いっぱいいっぱい
と 何やら ひとりで勝手に背負い込んで
「頑張らんといけん」
みたいな 癖が発動するようだ
それが 問題なのであって
娘が 泊まりにくることが 問題なのではない
娘がどうのこうのではなく
私が 私のいいようにすればいいんだわ
帰って行った娘に LINEで伝えておく
「さっきは あんなこと言ったけど
○○ちゃんの いいようにしたらいいよ
かあさんは
寝とるかもしれんし
どこか行っとるかもしれんけど(笑)」
娘から
「大丈夫よ
好きなようにしかせんけん
○○ちゃんも かあさんが来るとなると
もてなそうとしてしまうもん」
と 返信がくる
そっか
「もてなそうとしてしまう」
のか
それも 喜びなんだもんね