私が 母に贈った花
そして その翌日
おもいがけず 私にも「花束」が 届いた
雨の中 花屋さんが届けてくれた花束は
雨に濡れていた
感謝してほしいとか
お花がほしいとか
想っていたわけではないのに
花束を見たとたん
こみあげてくるものがあった
同時に
小さかった娘が
「かあさんに 花束をあげたい」
でも 小さい自分には それができない
と 悔しさのようなものをずっと持っていたような気がして
せつなくなった
社会人になって
自分の働きで収入を得ることができて
小さかった自分のしたかったことを叶えている
・・・そんなふうに見える