「制服(代)は 痛し」  日曜日の午後3時 | 魂の選ぶ声を聴く ~言葉にならない想いをつなぐ~

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無意識のストレス反応を意識的に変化させて
気づきと自然治癒力を高め 自分や周りのひとの存在に光をみる人生を楽しんでいます

日曜日の午後3時

 

息子と ミスドの前で 待ち合わせる

 

ミスドの近くまで行くと

息子は もう 待っていた

 

ミスドの大きな窓に背を向けている息子の姿が

ちらっと見えた

 

一瞬目があった

 

日曜日の午後3時という時間帯の人の波で

息子の姿が見えなくなった

 

だけど お互いのいる場所から

同じ方向に 同時に歩き出し

すぐに 一緒に並んで歩いて行く

 

 

なんてことはない

ミスドの目の前にある制服屋さんに

息子の制服を買いに行くのだ

 

中学3年生の11月になって

中学校の制服を買うことに・・・

 

入学したときは 140センチ少々だった息子は

150センチの制服を買っていた

そして 今では 165センチくらいになっている

同級生のなかでは 相変わらず小さいほうだけれど

さすがに 150センチの制服は小さくて

だんだん冷え込む日が増えてきたこの頃でも

制服を着ず、白いカッターシャツで暮らしていた(ようだ)

 

学校でのリサイクル販売用の制服の購入も 間に合わなかったようだし

先輩や同級生からのおさがりにも ご縁がなかったようで

間抜けな親子は 買い替えにふみきった

 

 

大きくなった証拠

元気な証拠

そう 自分に言い聞かせながら

財布と相談すると うっうっ・・・と お腹と腰に痛みがくる

 

 

制服屋さんを後にして

本屋さんに行く

併設されているカフェも ごった返していた

ちょっとお茶でもできたら・・・

なんて考えも 吹き飛ぶ

 

「どこも 人が多いねぇ」

「日曜日のこの時間じゃけえねぇ」

 

 

ご自分の都合のいいときだから

こんな態度なのかもしれない

 

それでも

一緒にならんで ふつうに話して

歩いていられる

 

制服(代)は 痛し

されど 母は嬉し