娘ちゃんと 出かける
本屋さんの近くを通りかかる
‥‥立ち寄りたい
‥‥立ち寄ったら、あの本を買いたくなる
「‥‥本屋さん、行かんでいいん?」
本好きな娘ちゃんが、行きたいかどうか 尋ねる
「この間 見たけぇ、いい」
‥‥うっ‥‥、いいんかい!?
「かあさんが 欲しい本が、あそこにある‥‥」
ついに 本音がもれる
「でも、まだ 読んでない本が うちにある」
「かあさん、本は 腐らんよ」
‥‥あえての言葉、ありがとう
読みたくて うずうずしてた、本2冊
罪悪感をおさえて、買うが勝つ
うちに帰って どの本から読もうかと
幸せな選択をする
今 読みたいのは、買ったばかり2冊のうちの この本
‥‥どすどす、おもしろさに うたれるじゃないか!?
あぁ、もう 止めないと
晩ごはんの支度を始める時間は とうに過ぎている
名残惜しいが、ここで閉じるか