今日(土曜日)は「ポバティーインク」という映画を観てきました。
主にハイチやアフリカでの支援がもたらす負の部分について、問題提起されている作品です。
支援や援助のやり方によっては、受け手をさらに窮地に追い込む結果となることを意識することは大切ですが、支援や援助に消極的になるのも良くないのではないかと思いました。
映画に登場した、アメリカ人(たぶん)のご夫婦に私はとても惹かれました。
彼らは支援のつもりで養子縁組をしようとしますが、実はその子の母親は生きていて、定期的に子どもに会いに来ていることを知り、ハイチの養護施設に住み込み、実態を把握し、仕事が無くて子どもを育てられない親達の自立支援をするに到ります。彼らが共に働く姿はとても美しかったです。
映画の詳細は、http://unitedpeople.jp/povertyinc/ です。
それでは、サンデーアクションNO.364、2017年12月3日号を送らせていただきます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
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福島県から山形県に避難した原発事故被害者のうち、雇用促進住宅に住む区域外避難者8世帯が9月22日、国(厚生労働省)の外郭団体から立ち退き訴訟を起こされています。
訴えられた皆さんは、放射能の健康被害(とりわけ子どもたち)を危惧して避難の継続を決め、福島県がこれまで提供してきた借り上げ住宅の打ち切りは納得できない、と現住居に住み続けていたものです。
支援している避難の協同センターは、何度も国と福島県に対して原発事故避難者の生活再建や住宅保障 を求め、「子ども・被災者支援法」に基づく抜本的な法制度を求め、当面、原発事故による避難者の住宅提供を打ち切らないように求めてきました。
しかし、多くの避難者が避難先での生活が再建できていないのに、国と福島県は、今年3月に災害救助法に基づく住宅提供を終了しました。代替として福島県による家賃補助や、自治体によって公営住宅への専用枠などを設定したところもありましたが、条件が厳しく、多くの人たちがこうした支援からこぼれ落ちています。
■ 避難の協同センター 声明
https://www.hinan-kyodo.info/11-16
一方的に強制的に追い出すことは、生活の拠点を奪い、避難者を路頭に迷わせるものであり、「最後まで一人残らず支援する」(吉野復興大臣)と言った国の方針にも反します。
行政は原発事故の責任の一端を負って、避難者が安心して暮らせる住宅の確保に全力を挙げるべきですし、強制立ち退きではなく、話し合いによる解決の道を追求してほしいです。
要請は以下3点です。
1. 高齢・障害・求職者雇用支援機構は、立ち退き裁判を取り下げ、話し合いによる解決に務めること。
2. 国は、機構と協議し、裁判によらない解決を促すこと。
3. 国と福島県は、避難者が路頭に迷わないよう公的住宅を確保すること。
たくさんの人がこの事実を知り、避難せざるを得ない心情に心を寄せ、状況が好転することを願ってアクションに参加していただくことを願っています。
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★サンデーアクションNO.364
「原発事故避難者の強制立ち退きに反対!」
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▽ネット署名:原発事故避難者の強制立ち退きに反対します
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お読みいただき、ありがとうございました。
ほんの少し、サンデーアクションに
時間を使っていただけたら、幸いです。
子どもたちの未来のために。
未来の子どもたちのために。
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• サンデーアクションは週に一度、日曜日に呼びかけています。
• 地球のため、子どもたちのため、私たちの未来のために、
今したらいいなと思うことを提案しています。
• 一人の声は小さいけれど、たくさんの声が集まったら、
きっといい変化をおこせると思います。
• サンデーアクションというネーミングですが、
特に締め切りは設けていません。
• 受け取った方が新たな発信元になっていただけたら、より幸いです。
• アクションに参加されたら、お知らせいただけるとうれしいです。
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発信元:「つながる」ことからはじめよう!
http://ameblo.jp/little-power/
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