第2陣裁判 本人(加盟店経営者)尋問(6) | ファイティング リティ Ver.4.0

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セブン-イレブン・ジャパンの不正会計事件。最高裁判決(2008年7月4日)後の差戻し高裁判決(2009年8月25日)では、まだまだ解決できません。これからも闘いが続きます。

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( 黒細字:原告代理人の発言 )
( 黒太字:原告Mの発言    )


伊藤忠食品、わらべや日洋、リテールシステムサービス、この会社とあなたのお店は具体的にはどういう取引をしているんですか。


伊藤忠食品は主にお酒の取引をしております。わらべや日洋につきましては米飯、俗に言うおにぎり、お弁当ですね。リテールシステムにつきましては雑貨商品、そういったものを仕入れております。


お酒の関係では何かあなたのほうで気づいて分った点はございましたか。


お酒につきましてはこれは免許品でございますので、伊藤忠食品さんは酒の卸し免許を持って販売しているわけですね。私どもは酒の小売免許を持って販売しております。要するに、私と伊藤忠さんは確実に免許を持つことによって直接取引をしているということです。その間に付け入るすきは全くないはずです。セブン-イレブンが入るすきは、セブン-イレブンは酒に関しては免許を持っていませんので絶対に入れないはずであるにもかかわらず、直接取引だということもはっきりしているのにもかかわらず、伊藤忠食品さんは私どもに領収書、請求書を一切発行してくれません。



セブン-イレブン本部及びベンダー各社は、セブン-イレブンが債務引受けをしているからセブン-イレブンが払っているという主張をされていますけれども、これについてあなたは何か認識されているところはありますか。


あくまでも支払っているのは加盟店です。加盟店は独立した事業者です。セブン-イレブンはあくまでも支払代行をサービスとして行っているだけであって、お店の売上げで当然仕入先にお金を支払っております。そういうふうに認識しております。



その決済するお金というのは、先ほど言ったとおり。



売上です。



売上をまず先に本部に預けているということなんですね。



送るということです、はい。当然売上げを送っております。



これらベンダー各社との間で、あなたのほうで請求書や領収書は不要であるので発行は要りませんというような合意をしたことはありますか。



一切ありません。