人間としての道から外れる、生き方として疑問を感じざるを得ない、家族が壊れてしまう、子ども達に親として当たり前に深く関わっていけない、、、、こんな怖い現象が80年代には既に起こっていたんですね。
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中央公論 1988年8月号
記事タイトル: セブン-イレブン十五年目の岐路
ライター: 佐野眞一
小見出し: 人のフンドシで相撲をとる 240頁
近所のセブン-イレブンで、わが子が死んだのにもかかわらず店を開けたのをみて、同社からの脱退を決めたというある元オーナーは次のようにいう。
「その人はわが子の棺桶を裏の窓から外に運びだしたんです。むろん、店を閉めたからといって、本部から文句は出ないでしょうし、ペナルティーもとられないでしょう。けれど、一旦三六五日二十四時間営業を始めると、店を閉めることにひどい罪悪感を覚えてしまうものなんです。人間としての道よりも、商売の方が優先してしまう。それが恐ろしいんです。・・・省略・・・昔の商売人もよく働いたが、それでも家族の団欒はありました。しかし、三百六十五日二十四時間営業では、家族が顔を合わせることすらできないんです。」
家族の団欒が奪われるという話しは、この取材で会ったオーナーたちの全員が口にしたところである。
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人間としての道から外れるだけではありません。
民法、商法、税法を守っていなかったのです。
法からも外れていることが、きっと近い将来、マスコミの記事になって出てくると思います。
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