通院日だった昨日は、鬱真っ最中。
なんとか、病院に行かずにやり過ごすことも考えたが、眠剤もなく、
兎も角必死で向かった。
この1週間は、ずっと惰性で生きている事を医師に訴える。
というよりは、ただぼそぼそと診察室の椅子で呟くに過ぎない。
この憂鬱さ、煩わしさが、ものの5分そこらの診察で、上向くとも思えない。
「調子が悪い」とか発声することすら、心底億劫だ。
早く、薬を出して、私を寝床に還してくれ、そればかりひたすら脳内で渦巻く。
医師は、「低気圧のせいで、落ち込んでいる」と言い、「低気圧の影響を大きく受けるのは、
双極性障害の病状であるところが大きい」と診断したが、私にはどうでもよかった。
原因や診断が明らかになったところで、薬飲んで寝床でぶっ倒れること以外に解決策がない。
「メンタルの病気」というものは、他の病気のように原因となる攻撃すべき外敵なウィルスが
見えない。
存在するのかもしれないが、それは見えない。
客観的にも、一見病人に見えない。
自分一人が、不調を感じ、不調から抜け出せない。
あたかもそれは、自分自身がウィルスそのもののように思えてくる所以だろう。
軽快だった夏が過ぎ、無気力な重苦しい日々が増えてくる。
こんな調子で、全く無理そうな気がするが。
仕事に完全復帰しようと思う。
生きる理由に迷走することは多いけれど、生きるために生きるしかないのだ。
生きる以外に何か考えるのも、今はエネルギーがない。
明日、完全復帰の話を上司にする予定だ。
仕事は、悪くない。
仕事があるから、症状が悪くなる、とか、仕事を休んだらよくなるとかでもない。
双極性障害は、ある意味、私にとって生きる事そのものなのだろう。
今更、仕事を辞めたくらいで、このリズムから解放されるわけでもないのだから、
もう潔く、こうやっていくしかないのだろう。