EMGはピックアップ本体にプリアンプが入っている
いわゆるアクティブタイプのピックアップです。
特徴として9V電池が必要であること
ハムバッカーを普通のやり方でタップできないことなどがあります。
そこでタップ、つまりシングルコイルとしても機能できるように
開発されたのがTWシリーズです。
こちらが通常の707の無印。
こちらが707TW。
TWシリーズはハムのコイルの下に重なってタップ時にのみ機能する
ダミーコイルが一つ追加されているのでノイズがないタップサウンドが使えます。
合計3つのコイルが入っているのでTW(トリプルワウンド)なのです。
そしてEMGといえば専用のポットや専用のジャックを
ソケットで簡単脱着できるのも特徴。
Xシリーズと呼ばれるダイナミックレンジの広いプリアンプを
搭載したモデルではトーンも専用のアクティブ回路付き。
こうして考えるとメーカー純正でよく考えられていて
完全にシステム化されているのが特長でもあるEMGですが
逆に言うと手を入れられる余地がほとんどないとも言えます。
ハンダオタクとしてはこれをピンチと見るかチャンスと見るか。
深く調べてみるといろんなアイデアが湧いてくるものです。
わざわざ友人から長期レンタルの末に買い取ったRGの7弦。
カスタム・チューンナップのメニューはほぼ決まりました。
レスポールのことは忘れたわけではありません。
いまでも一本しか選べないと言われたらレスポールを選びます。
ただ長い間触れないようにしていたモダンストラトタイプとして
いろんなことを教えてくれたRGには感謝していますし
愛着もたっぷりと感じています。
いつ気が向いてステージでアーム付きギターが必要になっても
困らないようにシグネイチャーのストラトタイプとして
本気カスタムしていこうと思います。