原点 | 毎日イタリアンとみおか食堂LITAのブログ

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リタのアメブロだZ( -∀・)

大昔に働いていた和食の店。
正確に言うとここは姉妹店で、日曜日に都内に行く用事があったので帰り寄ってみたら、自分が働いていたポルタ店はすでに閉店していて、ダイヤモンド地下街にある横浜西口店は日曜定休になっていた。

飲食業はどこも人手不足なので、こういった商業施設内のレストラン街の店舗も各々の判断で定休日を設けられるようにした方がいい。
定休日があれば週に一日は確実に休めるし、店が動いてない方がフルタイムで働いている従業員が心置きなく休める。

自分が働いていた頃からアイドルタイムも閉めずに営業していたので、自店のランチが終わった後に電車に乗って行ってみたら、今日は入店できた。

もり天そばとミニ親子丼がセットで890円。
昔も今も変わらない安価で、味も美味しい。
当時の情景が思い浮かぶ。
朝イチで納品された食材を片付けて、グリラー、フライヤー、茹で麺機、ガス台、洗浄機の点火、米を炊いて味噌汁を作って、焼き場、刺し場、サラダ場の冷蔵庫を見て、キャベ千を山程切って天ぷら粉を溶いて、サラダベースと親子肉と玉スラを切るまでが開店準備だった記憶がある。
フロアの掃除とレジの入金、定食の小鉢の盛り付けはホールの女性スタッフがやってくれていた。

ランチは生姜焼きと親子丼が出数のツートップで、オーダーが入る前からすぐ出せるように準備しておいて、スポーツみたいに動き回って営業していた。
ディナーはビストロ風の凝った一品料理も出していて、毎日仕入れている鮮魚や地鶏、地場野菜なども扱っていて、食材にも拘っていた。

たしか2年半ぐらい働いていたのかな。
火の使い方、魚の捌き方、肉の焼き方など料理の仕事のみならず、洗い場の回し方、ドリンクの作り方、ホールの配膳やハンディの使い方、レジ打ちやバッシング等、飲食店の基本動作を働きながら学ばせてもらった。

当時の店長や社員さん、アルバイトの人達とも仲良くしていて、自分の試合の応援に来てくれたこともあった。
若気の至りでいろいろ失敗もしたけれど、それも含めていい思い出。
コックとしての原点とも言える場所だった。

その後、洋食の仕事が覚えたくてしばらくは掛け持ちで働いていたが、そのまま洋食屋に鞍替え。
その店もレストラン街の閉館に伴い退職。
同時期に格闘技の選手も引退して、料理人としての第二の人生がスタートする。
自分の青春のような時代だった。

お店にはたぶん当時からいる店長とオーナーもいたが、恐らく向こうは自分のことなど覚えていないので、話し掛けたりはしなかった。
その節はお世話になりました。
そのぐらい大昔の話なのだが、時には心の栄養になることをするといいと思う。
今日は戻って仕事だったので、次は女房と一緒にお酒を飲みに行きたい。

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20240430
女房と二人で伺いました🍶
ごちそうさまでした(^_^)