悪役の花占い 宙組<華やかなりし日々>新人公演 | 鉄火のこまきの平凡な日々時々宝塚

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蘭寿とむさんのご卒業を経てライトな宝塚ファンになりました。平凡な毎日を日記代わりに書いています。食べることが大好きで単純なのに時々変なことを掘り下げ始めますがよろしくお願いします。

宙組新人公演<華やかなりし日々>を観てきました。


一般人の、庶民の、遠くから見ている個人の感想ですので、


不愉快に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、


その可能性を、あらかじめお詫びしておきます。



キング・グラントりくくん(蒼羽りく)


ニック・ウェルズもんち(星吹彩翔)


子ロナウドそらくん(和希そら)


ヘディ・ミラー瀬戸花まりちゃん。


ありさちゃん(瀬音リサ)ジョセフィン・コーエン


フローレンツじゅまちゃん(月映樹茉)…



すーてーきー!(ウルサイ)


イヤでも、すーてーきー!!(2回目)


かわいかったりうまかったりおもしろかったり、本役さんとは


違うアプローチで果敢に攻めてそれが成功した、と思えた


皆さんです(私見)


ヘディ・ミラーはものすごい笑いをきっちり取ってました。


もんちの歌、やっぱりうまいですよね!


もともとうまい上に芝居心がますます聴かせる。


銀橋での歌、すごい拍手が起こっていました。


そらくんには泣かされ…そらくんにはクラシコの花売りでも


泣かされたんだった。今度は新聞売りで泣かされた。


アンナ・ヘルドももち(百千糸)(本役純矢ちとせ)の歌は、


本公演と違うんですね!


強気でお姫様なスターの役、とっても似合ってました。さすがの歌声


ですし、またじゅまちゃんが。押される一方の夫、のヤレヤレ感を


うまーく出していてウケました。


スター(妻アンナ)が引き抜かれた!もう私はだめだ!と焦っている時の


ウォリスキー氏の来訪に怯え、ピーターずんちゃん(桜木みなと)の


陰にかくれて言う、


「下見にいらしたんですか」(みたいなセリフ)を「もう声も出ない」的な


ささやき声で言っていて、笑いを取り。


そうそう、ウォリスキー氏(本役ゆひさん)ニック(本役みっちゃん)


フローレンツ(本役ともちん)ピーター(本役ちーちゃん)の4人が初めて


会う時、ずんちゃんピーターがハンカチを出してフローレンツじゅまちゃんに


握らせて、じゅまちゃんがそれで泣き(笑)それを


愛ちゃんウォリスキーが奪い取り、


「ウォリスキープレゼンツなんちゃら~」(←憶えてなくてすみません)の時に


ヒラーッと舞わせてずんちゃんがキャッチ(落としましたけど笑)、という


シーンがありまして、みんなで考えたのかなぁと思うと同時にそのハンカチが


またオシャレで。ハンカチというかポケットチーフかも(想像)


ありさちゃんはアゴのほくろもキュートな、ちょっとおバカな感じの


愛人役、ものっすごく上手でした(ホメてます)


「あははは~やだ~うれしい~サイズぴったり~」みたいな(←セリフではない)


ほらあの、「ん~、わかんなーい」って言うローラちゃんみたいなかわいらしさ。


また、「みてー!じみー!」と言われて相好を崩すジミー・ウォーカー(本役ちや姉)


のりおちゃんが!カッコイイってばカッコイイ。


渋い役もよくやってきたりおちゃんなので、ヒゲもよく似合い…


ちや姉が政治的に黒い感じだとすると、りおちゃんの方は女性的に真っ黒という


か(おい)


ちょっとー!女子に悪いことばかりやってるんでしょ~?的な


若市長…ってわかりにくいでしょうか。


○カマだったり渋いおじさんだったり、なんでもこなすりおちゃんの、


悪いおじ様ぶりに胸撃たれました。


ゆうりちゃん(伶美うらら)は、バウヒロイン経験者だけあって、


落ち着いていました。細やかな感情を表現するのが上手な娘役


さんですよね。



「カゼひくぜ」「着てろよ」で、愛ちゃんファンの皆さんが倒れていらっしゃる


だろうあの場面。


銀橋の上手よりで暗転になり、先に走るジュディゆうりちゃんに


慌てて追いつき、後ろから優しくエスコートしていた


主演愛ちゃん(愛月ひかる)


今日はやはり緊張していたのでしょうか、セリフを噛んだり、


止まったりすることが多かったですが、立ち姿の美しさはもう、


出来上がっている感じですよね。


肩幅が…もともと肩幅があるんでしょうか愛ちゃん。スーツの背中がとても


ピッタリ決まってました。


りんきらアーサー(凛城きら)もコートがよく似合って、大人っぽい風貌で


また声も落ち着いていて。初めてゆっくりお芝居を観ましたが、


作り過ぎない自然なお芝居をする人なんだなぁ、と思いました。


りくくんの親指は…指圧に向いていると思う(っておい)


あの反り具合、男らしい指の開き。2回ほど握手したことがありますが、


手のひらがフカフカだし(って今関係ナイ)


ラストで小さな花束を持って出てきたりくくんグラント、


「ジュディがオレ様を好き…ジュディがオレ様をキライ…」と花びらを


むしり始め(笑)


まさかの、キング・グラント花占い(笑)


「キライ」で終わったらしくショックを受けたところで警察に捕まり(笑)


「署?署はイヤだ」(←たぶん)と言いながら連行されるとき、


「ママー!」って叫んだと思うのは私の気のせいでしょうか。


そんなおもしろい話、ナイですよね。宙組だけに空耳か(おい)


りくくんの「ビビってんじゃねぇ!」までのセリフの間、すごく好きでした。


今回は悪役もどきだったけど(おい)、本当の悪役を演るりくくんが近々


観たいなぁ、また隠れた魅力が出てくるんじゃないの?ワクワク。


と思ったり。


長の長、百千糸ちゃんのご挨拶も立派で落ち着いていて…。


でもこのご挨拶、最初で最後なのかと思ったらやはり、寂しかったです。


前回新公の長の長えりちゃん(藤咲えり)といい、


今回のももちといい、本当に頼りになる実力派娘役ちゃんたちが去って


いってしまうのか…、と最後に思い出してしまい寂しくなりました。



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