命ありがとう 雪組東京特別公演<Samourai(サムライ)>千秋楽 | 鉄火のこまきの平凡な日々時々宝塚

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蘭寿とむさんのご卒業を経てライトな宝塚ファンになりました。平凡な毎日を日記代わりに書いています。食べることが大好きで単純なのに時々変なことを掘り下げ始めますがよろしくお願いします。

東京に初雪が舞った本日1月20日、雪組さん無事千秋楽


おめでとうございます。


青年館の楽は雪も月も宙も、よく観ているなぁ!と思うかなめです。


こんばんは。


大劇場でアツく燃えている花組さんについてもまだまだ書きたいことが


ありますが、今日の雪組さんてば、キムちゃん(音月桂)ってば。


昨日も書きましたが、楽の一発観劇は、見逃しがナイようにと緊張


するもの。少し予習したつもり…だったのですが…薩摩言葉でフランスに


行ってフランス語だと標準語で立ち回りがあって鏡獅子があって


地下水道(の場面)がカッコイイ、と覚えて赴きました。



しかし…泣いた。やっぱりトシなのか!?と自分にツッコムほど泣いた(笑)


私以上に予習しない友達は、「マスカラとれた」「今年1番泣いた」


…今年まだ3週間だけどね(笑)


だけどさ~(突然)キタロウくん(緒月遠麻)隊長、カッコよすぎるでしょ~!


前半では豪放磊落な坂本龍馬。クルクルした髪ももう、キタロウくんだとカッコイイ。


その長身と大らかな印象を生かして、まさにダイナミックな土佐藩士(元)


あっ、もう死んでしまった(坂本龍馬だから)と思ったら、フランス人の


勇敢で情けに篤い隊長として再登場。やだ~~嬉しい(笑)


今回キタロウくん、いずれもイイ役ですよね!出番も多いし、両方大人物だし、


しかしその肢体を生かして伸び伸びと、相反するようですが繊細に演じて


いる印象でした。腰に差した刀に左手を軽くかける仕草、似あいますよねぇ…。


対照的に、偏見に満ちた傲慢で権威主義な貴族出身の上官を演じたせしる(


大湖せしる)最後の最後の最後までニクらしい、正しい敵役でした。


ひーきょーおーもーのー!ばかぁぁぁぁぁ!と叫びたくなるような悪役ぶりが


ハマってました。


オープニングで宝塚の歌を歌う少女に「ん?」となりましたが、


キムちゃん演じる前田(正名)家に嫁いだ元タカラジェンヌにそれを教えて


もらったアイヌの娘、ということだったんですねぇ。


なので劇中で突然黒燕尾で踊る3人(えーとさきちゃんと、がおりとちぎちゃん?


でしたっけ?)が観られたりというおもしろい構成になってました。


ちぎちゃん(早霧せいな)は、「日本でもフランスでもおなごに好かれない」


傍若無人とも天真爛漫ともいえる役で、すごく笑いを取ってました。


みみちゃん(舞羽美海)演じるフランスの令嬢を最後まで「お嬢様」と呼ぶ


キムちゃんに対して、「お嬢!」と呼ぶ感じがニクめなくてかわいかったです。


プンプンするみみちゃんもかわいかったですけれども。


(特に侍女たちと一緒に「ふんっ!」とそっぽを向くところ。


お風呂上りのところでしたか、怒るチギちゃんに「落ち着け」とキムちゃんが


扇子であおいであげるところ、アレは普段は跪かないんでしょうか?


跪いて下から仰ぎあげるキムちゃんに笑いが起きていたので…。



あと、がおり(香綾しずる)が死ぬときの…セリフとか笑顔が泣ける。


「貧乏に生まれて、楽しいことなんか何もなかったけど、この戦いに参加できて


楽しかったなぁ~(みたいなことを言う)」…うますぎて泣ける。


がおり~!(役名忘れました)死ぬな~!と思う。


そのあと、死者として出てきてフランス国家を歌うところも泣ける。



あとチギちゃんが死ぬとは思わなかったので(←ナゼ)


必死で出血を止めようとするみみちゃんに、「もう、ええよ」と優しく


語りかけるチギちゃんに、泣く(私が)


「なにがいいんだよ~!」と怒鳴るキムちゃんにも泣く。


泣きすぎで忘れましたが、「好きなことをやった人生だから悔いはない」


みたいなこと言いますよね。あれでまた泣く。


ボロボロに泣いているキムちゃんが、


「お嬢様(みみちゃん)、行きましょう」 とほとんどささやき声で言うのに、


また泣く(私が)


振り返ったキムちゃんもみみちゃんもボロ泣きで、また泣…(しつこい私)


フィナーレで、きゃびぃ(早花まこ)と踊るキタロウくんの、すごい優しい


笑顔。なんだかまた、ひときわ笑顔が優しくなってきたんじゃないのか!と


思う。


主題歌の、「生きて歩める喜びに感謝 命ありがとう」という歌も泣く(もう全部泣く)


キムちゃん歌うまいし!お芝居もうまいし!刀似合うし!



組長ナガさん(飛鳥裕)のご挨拶ときたら、ナガさんの人柄も頭の良さも謙虚さも


心遣いも、その挨拶からだけでわかる!というぐらいの、暗記して喋ってみたい


ぐらいの素敵なご挨拶でした。


そんな素敵なご挨拶のあとに、「1月21日付で宙組に組替えとなります凛城きら」


と紹介されると、「どどどどうしよう」という顔をする凛きら。


隣にいた涼花リサさん(ですよね?)に、背中を押されるのですが抵抗(というか


遠慮)する凛きら(笑)


涼花さんは「一歩前に、一歩前に」と、読唇術ができない私でもわかるぐらい、


凛きらに言っている(笑) まさに前田一歩園(今関係ナイ)


一歩前に出たものの、すぐに引っ込む凛きらに、一瞬目を見張るリサさん(笑)


「まぁ~!なんでもう引っ込むのよ~」(という感じで)


でも凛きらの気持ちも、よくわかる。


「どうぞ宙へ行っても応援してやってください」と頭を下げるナガさん。


そして「雪組に入れて本当によかったです。これからも仲良くしてください」と


周りに頭をさげる凛きら。泣くまいと必死な声が震えてました。


2回目(かな?)のカーテンコールで、キムちゃんが何か(←忘れました)


を語りかけたあと、「せーの!」で、全員が凛きらに


「いってらっしゃ~い!」 と叫び、両手を口元に持って行った凛きらは


そのまま顔を覆ってしまいました。


そこですかさずチギちゃんを見る私も悪趣味ですが…


チギちゃんやっぱりガッツリ涙目(笑) 


だってチギちゃんには泣かされたもん(っておい)


今日のお芝居もですが、<黎明の風>の千秋楽で、組長だったまりえさん


(美郷真也)が劇中で理事に称えられるセリフのとき、完全に素で号泣していた


チギちゃんに泣かされたもん。(だからナニ)


ま、そんな涙もろいチギちゃんがまたかわいかったりするんですけれども。


でも夏には大ちゃんが来るから(雪に)


そうしたら見られる、


宙から移動してきた男役、どっちが泣き虫だろう、のたたかい(たたかわないから)


余談ですが、センターでご挨拶している人(組長とかトップさんとか)がいるとき、


その話している人を見る人と、客席をみる人といますよね。


キタロウくんが、「話している人を見る派」(←たぶん)(←今日は)だったのが


とても意外でおもしろかった、とっても素敵な雪組公演でした。


雪の中の雪組公演、行ってよかったです!もう1回観たかった…。


そのリピートを避けるために(←貧乏なので)千秋楽一発観劇にしたということを


今思い出しました(笑)