茅ヶ崎→気仙沼。「チガケセンプロジェクト」海から海へ、夏祭りのお届けに行って参ります。 | 桃色テラス

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あはれ来て野には咏へり曼珠沙華

三橋鷹女が理想です。

 宮城県気仙沼市と神奈川県茅ヶ崎市をむすぶ、継続的な被災地支援プロジェクト「チガケセン」。今から2時間後、8月7日(日)の午前3時にバスで茅ヶ崎を発ち、同日夕方に気仙沼でお祭りを開催、夜の内に撤収、翌8日の夜に茅ヶ崎に帰り着く予定だ。

 「復興祭in階上」と銘打たれた今回のプロジェクトの目的は「お祭り」を届けに行くこと。気仙沼地方最大の祭り「気仙沼みなとまつり」をはじめ、様々なイベントが震災の影響で中止になった地元の要望を受けて企画した。
 気仙沼市立階上小学校を会場に、屋台やカラオケステージがならび、町中を神輿が練り歩く。屋台は茅ヶ崎一般飲食店組合、神輿は「湘南連合神輿保存会」の協力を得た。
 プロジェクトの主催は「ガレージ湘南」の日向正篤さんと、気仙沼出身ジャズドラマーのバイソン片山さん。国際A級ライセンスを保持している日向さんは、東日本大震災以後、早期の段階から独自に被災地支援に赴いていた。

 代表である日向さんについて少し。FM湘南ナパサのMCでもある。数年前、ほんの少しの間、土曜日の夜に日向さんが取り仕切るモーターニュースの番組にアシスタントとして出演させてもらっていた。軽妙な話口と笑顔、「さっき鈴鹿から車で帰ってきたんだけどさ~」という行動力。飲み会の時はめっちゃ飲む。いつも車のオイルで爪が黒い。――笑顔を届けるこのプロジェクトの代表が日向さんだと聞いたとき「ああ、なるほど」と腑に落ちたものだった。

 現地の方々から「代金を取って欲しい」との要望があり、屋台の食事等は原価で提供する。6月から気仙沼魚市場も再開されたという。少しずつ、何かが変っているのだろうか。初めての被災地入り、見るものはみて、聞くことは聞いて、できるだけのことをして。もし許されるのであれば少しだけでも一緒に笑ってきたいと願う。
 では行ってまいります!

  
*参考
●「チガケセンプロジェクト」として大所帯で気仙沼に行くのは今回が2回目。前回は炊き出しに加え、バーベキューやサンバ音楽も一緒に届けた。
●東北の3大祭りは開催!
・仙台七夕祭り(8/6土~8/8月 http://www.sendaitanabata.com/ )
・青森ねぶた祭(8/2火~8/7日 http://www.nebuta.or.jp/ )
・秋田竿燈祭り (8/3水~8/6土 http://www.kantou.gr.jp/index.htm )