また6月だ



俺と相性が

良いのか悪いのか・・





またやり場のないストレスを抱え込んでいる










空を見て思う。

それでも生きていること。



あいつと血を飲んで別れて

身をよじる苦痛を越えて

やつは勝手に胸を掻き乱して

去って

俺も仲間の元を去って



最愛の者とは今生の別れを経て










今、なんでもない道を帰路にして、生きている。



くだらないことばかりの平和な世界。










空を見上げる癖は変わらない。

ふと見上げる空は恐らく変わらない。

あの頃のものはなにも無い。





それでも生きてきた。

なにがあっても

それでも生きてきた。










生きてきたんだなあ


 

 



違う

違う違う違う


違う


違うんだ

俺は




俺はこういうことがしたいわけでは決してなかった


こんなつもりでは

なかったんだ


違う


気が付けばこんなにも

ああなぜにこんなにも




君はなんていうだろう

こんなにまで


くだらない魅力に強く振り回される俺を


君はあんなにも

言ってくれていたのに


なにもわかっていなかったわけじゃない

君を忘れたわけでもない






どこに向かわせればいいんだろうこんなにも自由なんだ行き先がないと


この、有り余る、君に全てを捧げていた力が


誰か受け止めてくれと

君であって欲しいのに


どうして君はいない






心から立ち直った振りをしてふと気付くんだよ君の影を見つけてさ

あいつはどうして君にあんなにも似ているんだ?

そんなのを見つけにいったわけではないんだよ


どうしてこんな思いをしなければならない


君は君だけであって


それだけなのに


君のような特徴をたくさんもつ赤の他人


ああこんなにも涙が溢れてくるよなんて無意味なんだろう






余計なことばかり

余計なことばかり


繰り返してはどつぼにハマり


君が居たら愛想をつかれそうなことさえしてしまうのはどうしてなんだ?


本当に、心からしたいことではないのに






どうして君はいない?

なあどうして君はいない?


どうしていないんだい、いてくれたら


一緒に居たときはなにもかもうまくいっていたじゃないか




探しにも行けないんだ

頭ではしっかり理解している自分がなんだか


憎いよ


がむしゃらに

無鉄砲に

むやみに


君がどこかに居ると信じて




探し出てにどこかで途方にくれていた方が




頭の中は君だけでそれだけで

生きていけるのに











どうして君はいないんだろう


君が居ないのにまた夜が明けたよ


わからない



 

 


約ふた月を経る





平気な顔をして過ごして来たが

重ねる日常の中

少しずつ
少しずつ

俺は事実を重ねていく





わかっているつもりでも
わかっていない部分

それが本当にわかっていく



わかっていないつもりでも
わかっている部分

それがわからざるを得なくなっていく










事が起きた瞬間より

時を経ることで

その事実の価値に

感覚が追い付いていく



身をちぎる絶望は

穏やかに

「変わらず此処に居たのだ」





事実はなに1つ変わらない、

そしてそれが当然であると

真っ正面から俺に突き付けてくる。










絶望を越えて燃え尽きた俺は

あることに気付く

それは



自由



俺は今、自由だ

ただ、ただ、自由だ



俺にはなにもない



見えなくとも未来へ繋がるだろう興味も

後悔も、
処理する問題も、

人であれ物であれ、尽くしていきたい対象も










そして俺はまた

穏やかに死を望むようになった

死にたいわけではない

けれどもう穏やかに、終焉を迎えたい



すっかり、疲れてしまったしね。










死んではいけないわけではないけど

そういうわけにもいかないものだ

俺は『彼女の生きた証』として

この生を簡単に終わらせるわけには行かない





生き甲斐を見つけないとならない。





この命を、燃やすように生きたい。

このままでは、ろうそくが尽きるように
揺らめく火は木葉のように

舞い散ってしまう。





今俺に必要なのは、生き甲斐なのだ。