採卵日のことです

その日、採卵される方は、私の他に5人。
私は2番目。
初めて通された安静室は、半個室になっていて、小さなベッドとロッカーが置いてあるスペースを、天井まで届かない壁とカーテンで仕切ってありました。
なので、周りの方の様子がしっかり耳に届く(*´ー`*)
色々と聞こえてきて、緊張するような、一人じゃないと勇気づけられるような

まず、自分の安静室に入って、術着に着替え、しばらくして、点滴の針を看護婦さんに刺して貰い、生理食塩水を点滴されました。
前の方の採卵が終わるまで、しばしベッドで待機

前の方が移動する様子や、オペ室で雑談する声まで薄っすら聞こえる…
否応無しに緊張が高まっていきました



前の方は結構時間がかかっていて、待ち時間が長かったので、
なんとなく「沢山卵が採れたんだろうなぁ…2つしか卵が育ってない私とは違うんだなぁ」と急にネガティヴな感情が生まれてしまいました
←他の人と比較しても、何も意味ないのに
←他の人と比較しても、何も意味ないのに
そうこうするうちに、ついに私の番が!!
看護婦さんに連れられて、点滴のガラガラを転がしながら、オペ室へ。
オペ台に座らされ、足を固定され、まな板の鯉状態…
先生が登場して、エコーで卵胞を確認。
何も言われなかったので、2つの卵胞ともまだ排卵してなかったようで、少しホッ…

「麻酔を入れますね~」と言われて5秒くらいで顔がチリチリしてきたと思ったら、意識がなくなり…
起きた時には、採卵終了してオペ台から立ち上がるところでした。
そのまま、看護婦さんに支えられながら、自分のベッドへ。そんなにフラフラした感じはしなかったです。
卵が採れたのか採れなかったのかは、診察まで分からず、長い長い安静時間へ突入

あっさり麻酔が覚めてしまっていたので、2時間半くらいの安静時間が、ものすごく退屈でした

携帯見たり、本読んだりして、過ごし、1時間半後くらいに飲食の許可が出たので、買ってきたサンドイッチを食す…ŧ‹"(o'ч'o)ŧ‹"ŧ‹
それからまた、1時間退屈な時間を過ごし、血圧を図ったあと、消毒をしてもらいにまたオペ室へ。
ガーゼ抜きと消毒は痛いかなぁと思っていたけど、全然痛くありませんでした

その後着替えをして、ついに、先生の診察…
診察待ちの間が、ドキドキ

診察室に入ると、
Dr.「リオさんお疲れ様でした。うーん
」
」と渋い表情…
これは…まさかの全滅…と思ったが…
Dr.「どちらも成熟卵でした。一つは空胞だったので、一つしか採れませんでした。」
あぁ…良かった…

元々2つしかないんだから、一つでも十分嬉しい

Dr.「一つだけなので胚盤胞まで育てず、初期胚で凍結する方向でいきましょう。」
ということで、卵の状態とかは、詳しく何も言われず診察終了。
看護婦さんから、採卵後の注意事項と、抗生物質を貰って帰りました。
今日は麻酔もしたし、タクシーで帰ろうかと迷ったものの5千円以上かかることを考えて、やっぱり電車で帰宅。
道すがら、これから凍結できるかもわからないけど、たった一つだけど、空胞じゃない卵が採れたんだぁ…とじわじわ嬉しさが込み上げてきました
普通の方なら卵一個しか採れないなんて、喜ぶよりむしろ落ち込むことなのかもしれませんが、
クリニックに通い初めてから、悪い結果ばかりだった私には、こんな小さな一歩が、すごく嬉しく感じます

私の卵巣は機能が低下しているので、卵の数が少ししか育たず、少しずつしか前に進んでいけませんが、まずは採卵できたことで、一歩前に進めたことに感謝します
先を考えたら、ぞっとするほど長い道のりのような気もしますが、一歩一歩、ゆっくり治療して行きたいと思います

あ、お金と気力と卵巣機能が続く限りですけど…


