よって、水を必要以上に飲むと言うことは、ナトリウム(塩)の濃度を下げると言うことです。そうすると外から内への圧力が弱まり、細胞は血液中から酸素や栄養素を取り込むことが出来なくなります。圧力差がもっと広がれば細胞膜が破裂し、細胞内の水分、細胞質自体が放出されてしまいます。
細胞が必要とする酸素や栄養素などを補給出来ず代謝や分裂などの生命活動が停止すると言うことは、その集合体である多細胞生物人間の死を意味します。それが部分的であれば病気、怪我と言うことです。この仕組みを知ればむやみやたらに水を飲むことの危険性、また、今流行りの過剰な減塩の危険性を理解できると思います。