とりあえずファーストガンダムを抜きにして、一番好きなガンダムと言えば何か？
わたしにとってそれは「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」だ。
OVAとして発表されてこのシリーズは、ファーストガンダムの時代をより「リアルな戦争」として描いた作品である。
Zガンダム、ZZガンダムがだんだん昔のロボットものに回帰していったのに比べ、ロボットの登場を減らし、民間人視点から戦争を描いている。
単純なロボットものと言うより、スパイものや少年の成長物語として見た方が楽しめると思う。
ストーリーは中立コロニーに運び込まれた新型ガンダムを、ジオン軍の特殊部隊が奪取しようとするというもの。
主人公はそのコロニーで暮らす少年で、ジオンの特殊部隊員である新米パイロットの青年と出会うことで戦争に巻き込まれていく。
ロボット同士の戦闘は多くはないが、それでも出てくるMSはかっこよく、密度の濃いシーンばかりだ。
さらに最終話は見るもの皆涙する名シーンが待っているので、是非最後まで見て欲しい。
お勧め度★★★★★
ちなみににた作品に「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」があるが、全くの別物。
こちらは割と普通の出来で、一部MS描写が秀逸だが、ストーリーは凡庸だ。
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