テレビなどでは、名作系というとすぐ「フランダースの犬」や「小公女セーラ」が紹介されますが、わたしはこれらがそれほど面白いとは思いません。
子供の頃に教育的に見る分にはいいですが、大人になってからは見てもつらいだけでした。
そんな中、お勧めなのが普段ほとんど取り上げられることのない「ペーリーヌ物語」です。
あらすじは、インドからの旅の途中で父親を亡くした母娘が、ボスニアから祖父のいるフランスまで2人で旅をしていくというもの。
こう書くと、いつもの辛気くさい物語みたいに見えるが、本編はとても明るい雰囲気で描かれています。
物語は、父親の埋葬が終わったところから始まるが、主役の少女「ペリーヌ」は、落ち込む母を励ましながら旅を続けていく。
父のやっていた写真撮影を見よう見まねで母がやり、何とか路銀を稼ぎながら、フランスを目指します。
あまりストーリーを書くと、もったいないので、是非自分で見て貰いたいです。
登場人物は、善人悪人いろいろいるが、極端な人はあまりおらず大抵はペリーヌ親子に出会って、少しだけ優しくなったり、改心したりする話がほとんどです。
ところで、このアニメの一番のネックは、ズバリ「絵」だとおもいます。
他の名作系に比べても、とても淡泊なその絵は、初めて目にする人の見る気をそぎます^^。
しかし2~3話も見ていると、すぐになれて、ペリーヌがとても可愛く見えてくるので不思議です。
最近のステレオタイプなキャラと違って、人物が生き生きしています。
今まで絵で敬遠していた人は、一度見てみることをお勧めします。
前半のヤマ場と、ラストは涙無くしては見れないでしょう。
お勧め度★★★★★
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