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芸能の世界とマネジメント

芸能界、芸能人のために論じます。

先日より私のオタクぶりを大公開しているのですが、もう一回だけやらせてください。

戦略論の大家にチャンドラーというものすごく有名な先生がいまして、その教授は「組織は戦略に従う」という命題を世に放ちました。この命題が発祥となり、「戦略は意思決定」と現代の経営戦略論の意思決定理論に一石を投じたことで大家として知られています。

ところで、仮にですよ、LinQとしてのコア・コンピタンスを「ダンス知的女子」とふまえ、それをもって「LinQ型」として意思決定するのであれば、チャンドラーの議論によると、


LinQという組織はダンス知的女子という考え方に従う


ということになります。そもそも戦略は意思決定ですから、そりゃ、決定がくだれば組織はそれに従うようになるのは当然のことなのですが、みんな右に進もうとしているときに左に進むような人が出てきたらおかしなことになりますよね?本当にチャンドラーの命題のようにことは進むのでしょうか?この問題に関しては経営の神様と言われた松下 幸之助ですら答えを出す前にお亡くなりになりました。

そこで組織論の教科書を・・・となってもいいのですが、例えば野中教授の『知識創造企業』、伊丹教授の『場のマネジメント 』などが該当すると思いますが、しかし、組織の問題は個別の問題、さらにアイドルのグループとしてのマネジメントはまた特殊だと考えております。従って、別のアプローチが必要であると思います。そしてまたこの部分が私の独自開発の部分となりますが・・・

今回はここまで。次回をお楽しみに。
LinQで思い起こす理論はいくつかありまして、それらは総じて、「古いけど新しいかも」という理論です。

例えば、セオドア・レビットの「マーケティング近視眼」などはどうでしょう。この理論、いや、理論も素晴らしいのですが、説得力もまた素晴らしい。「Aではなく、Bである」と面と向かって主張されるとどうなります?



例えば、LinQに求められるのはダンスではなく、「知的女子」である。



上記はレビットの論調をコピーしたに過ぎないのですが、コアをダンスに求めると、コンピタンスの部分は「知的女子」となり、「LinQ型」のパターン1ができました!!などと妄想してみるのも楽しいものです。

すみません。私は別の方向のオタクですからわけがわからないですよね。まあ、これがオタクの世界ですからスルーしてください。

とにかく、LinQを見ているといろんな経営理論の命題が浮かんでくるので、今後もじっくりと観察させていただきます。よろしくお願いします。
アイドルのことを扱うんだったら推しを言ってみろ!!といつもお叱りを受けているのですが、これはもちろん私の個人的な推しはいますけど、そうするとLinQとして推せなくなるので言えないのです。すみません。

昔からそうなんですが、アイドルグループを考えるとき、グループ全体と個々のメンバーとに分けて考えないといけず、私のような趣旨で活動を行う場合、グループ全体でしか見ていくことしかできないの残念なところであり、弱点であります。

各メンバーを個別に、均等に応援すればいいのでは?という声もあるのですが、それは私にはできません。均等に応援するがゆえに生産性が下がることも予想されますので、本当に難しいです。

このようなこともあり、私たちは私たちのステージでLinQの踊りを踊ることによってプロモーションのお手伝いをしているのですが、現在のところ政府より停止命令が出ておりまして残念です。

ブログは続けていきますのでよろしくお願いします。
ちょうどLinQがデビューした頃に彼女たちの公演を見ていて急に思い出したのはのが「コア・コンピタンス」というものでした。このコア・コンピタンスを覚えたところで物事が大きく変わるわけではないので、私の独り言として聞いていただけたらいいのですが、要は他者に負けない自分の強み、ブルーハーツのリンダリンダの歌詞の中にある「決して負けない強い力を僕は一つだけ持つ」という一節がまさにコア・コンピタンスです。

ピンクレディー系の少し古いダンスをしていたLinQを見て「コアだな」と感じたのが始まりで、同時にハメルのコア・コンピタンス経営が急に思い出されたのでした。こうしてみるとハメルの議論も芸能界でも使えそうな気がしますね。ところが哲学的な議論となるので書物だけを読むと「そんなことにわかっとるわ!!」と実務家の方々からお叱りを受けるのですけど、なんとも面白そうなことになりそうなのでアイディアの一つとして温めております。

最後にこのブログを見ている院生や学部生の皆様方、くれぐれも論文の指導教官に「コア・コンピタンスとはブルハの・・・」などと発表しないようにしてくださいね。ほとんどの場合、厳しく注意されます。私は学生時代にこのようなことばかり言ってその後の人生においてかなり苦労しましたから、先に忠告しておきます。

良い週末を。
LinQの皆様はプロダンサーですからもちろん知っていると思いますが、先日別のブログに書きました「ペレスプラード説」をもう一度、時系列的に見直してみますと、

ペレスプラード → ティナ・ターナー → ピンクレディー → LinQ


ペレスプラードからLinQまでの工程の中でもう少しあるのですが、その典型だと思われるところだけを抜いてみるとこのような流れを作ることができると考えております。私がLinQを古典的と表現しているのはピンクレディーからいきなり現代アイドルに飛躍していることにありまして、またその流れをほぼそのまま受け継いでいるところです。

しかしながら、その古典的な部分に魅力を感じておりますので、是非ともこの部分は残してくださいね!!そして新しく「LinQ型」というものができれば世界進出が可能です。考えてるだけでも面白いですね。

では、よい一日をお過ごしください。