本編が始まるまで少し間を持たせるために前回より問題を作るようにしておりますが、これは予習をしていくための材料として考えてください。
魅力の源泉ですが、たとえば「一目ぼれ」という現象が男女ともにあります。また、そのような経験をした方も多いかと思います。では、なぜ人は一目ぼれするのでしょうか?これを深層心理学的に考えてみてください。深層心理学を知らない人は該当する専門書を読んでください。または、私が答えを出すまで待っていてください。
このように深層心理学というのは、多くの一般の方々が思う心理学とは違い、あくまでも心の中でのことを心の中で処理することに特徴があります。いわゆる心理学のように、被験者に対して質問し、それに対してカウンセラーが答えを出すようなものと違い、被験者の話を聞くことにより、被験者の中に入り込み、心の手術を行うのが深層心理学の醍醐味です。ですから、あなたは「このよなタイプです」など、ヒトを個別の型にはめるのではなく、ヒトをヒトとして自立させていく学問であることを知っていただきたいです。
ところで、見る人すべてが一目ぼれしてくれるような人間になれば戦略論もマーケティング論も、いわんや深層心理学も必要なくなります。そのくらい、一目ぼれさせる要素というのは強力な武器であるといえます。LinQのメンバー全員が一目ぼれさせる要素を持っていれば、その持っている要素や技術を低下させないための訓練を行うだけで十分だということになります。
どうでしょう、一目ぼれ。一目ぼれまでいかなくとも異性像(異性を見て「美しい」と感じる瞬間)というのはどこからくるのか?など、ひとつ哲学的に考えてみるのも暇つぶしとなるかと思います。LinQの皆さんも妄想にふけってみましょう。
毎度ご高覧、ありがとうございます。
お待たせいたしましたといいたいところですが、今回からは深層心理学を援用したビジネスの方法を書いていこうと思うのですが、その前に深層心理学の基礎が分かっていなくては話にならないので、その件につきましては『田中誠一の実学道』にて基礎部分をご覧いただき、十分に理解できたうえでこの『魅力の源泉』シリーズを読んでいただきたいです。しかしながら、実学道のブログにまだ深層心理学の基礎編を連載できていない状況ですから、本日は序論に入る前に結論だけを先に出すことにし、後追い的に具体的な方法を見ていただければ幸いです。
そもそも売れるとはどのようなものかということですけど、それは認知度が上がればいいわけでもなく、CDの売り上げが上がればいいわけではなく、営業が忙しくなればいいのか?というわけでもなく、最後はやはり社会的地位を得ることか?などいろいろ皆様方は考えていると思いますが、少なくとも有名になっている人見ると、上述の要件は全て満たしていますから、それらの要件のうち一つでも欠けていたら半人前だと思うのが妥当な判断だと思います。これは私の思いを直接書いただけなので客観的な判断はありませんから気にすることはありません。しかし、最低限「魅力」というものが無ければ売っていくのは難しいのではないでしょうか。そしてこの魅力についてを深層心理学の力を借りて定義していく予定なのですが、如何せんまだ基礎が仕上がっていないので、今の段階では皆様方が思う「魅力」の意味で理解していただければ結構です。
そこで、LinQとして具体的に何を行えばよいかといいますと、それは、「何もするな」です。
これには深い意味がありまして、これも結論から書きますと、九州に生まれたというだけで既に他の地域のヒトとは魅力の部分で差ができており、それも他の地域の人が真似をしようとしてもなかなかうまくいかないほどの魅力が先天的に備わっております。それに気づかない九州の人が多く、過剰なほどに仮面を装備することがありまして、これが逆に失敗の要因となることがあります。ですから、LinQのみなさん、ライブハウスで46道府県を回る際、魅力の部分に関しては今のままか、今よりも抑えるくらいの気で臨むようにお願いします。
以上、序論前のはしがきでした。ご高覧、ありがとうございました。
そもそも売れるとはどのようなものかということですけど、それは認知度が上がればいいわけでもなく、CDの売り上げが上がればいいわけではなく、営業が忙しくなればいいのか?というわけでもなく、最後はやはり社会的地位を得ることか?などいろいろ皆様方は考えていると思いますが、少なくとも有名になっている人見ると、上述の要件は全て満たしていますから、それらの要件のうち一つでも欠けていたら半人前だと思うのが妥当な判断だと思います。これは私の思いを直接書いただけなので客観的な判断はありませんから気にすることはありません。しかし、最低限「魅力」というものが無ければ売っていくのは難しいのではないでしょうか。そしてこの魅力についてを深層心理学の力を借りて定義していく予定なのですが、如何せんまだ基礎が仕上がっていないので、今の段階では皆様方が思う「魅力」の意味で理解していただければ結構です。
そこで、LinQとして具体的に何を行えばよいかといいますと、それは、「何もするな」です。
これには深い意味がありまして、これも結論から書きますと、九州に生まれたというだけで既に他の地域のヒトとは魅力の部分で差ができており、それも他の地域の人が真似をしようとしてもなかなかうまくいかないほどの魅力が先天的に備わっております。それに気づかない九州の人が多く、過剰なほどに仮面を装備することがありまして、これが逆に失敗の要因となることがあります。ですから、LinQのみなさん、ライブハウスで46道府県を回る際、魅力の部分に関しては今のままか、今よりも抑えるくらいの気で臨むようにお願いします。
以上、序論前のはしがきでした。ご高覧、ありがとうございました。
先日より具体的なビジネスの方法を述べておりますが、ビジネスの方法を学んだだけではどうにもならない現実がありまして、この点については下記リンクより『経営戦略論と実行の問題(序論)』をご覧ください。
http://ameblo.jp/prof-tanaka/entry-12168007139.h
まず、アイドル市場がこれほどまでに大きくなったことを経営学的にこれまで見てきましたが、では、なぜこれほどまで市場が拡大したかについての根本的な理由・・・それは、なぜ多くの人がアイドルを支持したかについての要因についてはまた触れておりませんでした。というより、経営学の領域ではそこまで追求するツールがもともと備わっておりませんのであくまでもビジネス論的なこと、つまり、レコードのセールスがどのくらいで、どの支持層が厚く、ゆえに今後は破壊的イノベーションにて・・・というようなことで本来は十分ですが、このブログの読者の皆様方はそれでは納得しない方が多いらしく、それではもう少し踏み込んでやってみようと思います。
例えば、ある人がLinQのことを好きになりファンになりました。なぜでしょう?という単純な問いを逆にたどると売れる原理が分かるのではないか?ということです。問いは簡単ですけど、答えるの難しい。経営学ではこの問いに答えることはできませんので、他の学問を援用することになります。それが深層心理学です。統計的にわかっていることは下記リンクより参照してください。
完熟音楽論:
http://ameblo.jp/prof-tanaka/entry-12164234323.h
破壊的イノベーターとして世界のLinQとなるため、新しいビジネスモデルの件について述べてきましたし、具体的な方法まで示しました。しかしながら、技術面、とりわけ旧来の技術を磨くことが要求され、この部分を具体的にどうするかについて議論が必要となります。今後はこの点にも注力しながら、組織面にも注意を払い、無意識の世界に入っていこうと思います。この私がいう「無意識の破壊と蘇生」というのは主に技術のことであり、ここに完熟音楽論とのゴールデンクロスを見ていく予定です。
何度もいますが、芸能人は製品とセールスマンが一体化している非常に珍しい製品です。破壊的イノベーションで述べられているのは「製品」の件ですが、製品をイノベーションすることはつまり、LinQのメンバーそのものをイノベーションすることになり、それにはやはり心理学が必要であろうというのは妥当であると考えております。
予習の材料として、ペルソナ、アニマ、アニムスの概念を少しだけでいいですから見ておいていただきたいです。今後の展開にご期待ください。
http://ameblo.jp/prof-tanaka/entry-12168007139.h
まず、アイドル市場がこれほどまでに大きくなったことを経営学的にこれまで見てきましたが、では、なぜこれほどまで市場が拡大したかについての根本的な理由・・・それは、なぜ多くの人がアイドルを支持したかについての要因についてはまた触れておりませんでした。というより、経営学の領域ではそこまで追求するツールがもともと備わっておりませんのであくまでもビジネス論的なこと、つまり、レコードのセールスがどのくらいで、どの支持層が厚く、ゆえに今後は破壊的イノベーションにて・・・というようなことで本来は十分ですが、このブログの読者の皆様方はそれでは納得しない方が多いらしく、それではもう少し踏み込んでやってみようと思います。
例えば、ある人がLinQのことを好きになりファンになりました。なぜでしょう?という単純な問いを逆にたどると売れる原理が分かるのではないか?ということです。問いは簡単ですけど、答えるの難しい。経営学ではこの問いに答えることはできませんので、他の学問を援用することになります。それが深層心理学です。統計的にわかっていることは下記リンクより参照してください。
完熟音楽論:
http://ameblo.jp/prof-tanaka/entry-12164234323.h
破壊的イノベーターとして世界のLinQとなるため、新しいビジネスモデルの件について述べてきましたし、具体的な方法まで示しました。しかしながら、技術面、とりわけ旧来の技術を磨くことが要求され、この部分を具体的にどうするかについて議論が必要となります。今後はこの点にも注力しながら、組織面にも注意を払い、無意識の世界に入っていこうと思います。この私がいう「無意識の破壊と蘇生」というのは主に技術のことであり、ここに完熟音楽論とのゴールデンクロスを見ていく予定です。
何度もいますが、芸能人は製品とセールスマンが一体化している非常に珍しい製品です。破壊的イノベーションで述べられているのは「製品」の件ですが、製品をイノベーションすることはつまり、LinQのメンバーそのものをイノベーションすることになり、それにはやはり心理学が必要であろうというのは妥当であると考えております。
予習の材料として、ペルソナ、アニマ、アニムスの概念を少しだけでいいですから見ておいていただきたいです。今後の展開にご期待ください。
ところで、具体策の概要はいかがでしょうか。アンソフのいう集成的多角化は考慮しておりませんので、その場合は自由にやっていただいていいのですけど、アイドルをアイドルとして売っていくには前回のようにするのがいいのでは?ということです。内容については後日に続きをやっていきます。
ところで今回は少し休憩をいれまして、アイドル市場というものを考えてみたいと思います。アイドル市場での主たる収入源はやはりCDでしょう。この時代にCDが売れるわけですからアイドル市場というのは相当な威力を持っているといえます。かといって音楽市場の全体をけん引するかというとそうではなく、全体からするとやはりCDの売れ行きは落ちているのは現状です。
ここでクリステンセンのいう破壊的イノベーションという議論からこの状況を見ていくと、面白いことがわかります。アイドルというのは団塊の世代が若かったころ、今から約50年ほど前から既に存在しております。しかしながら、今現在のようなアイドルの形態は90年代の後期からで、そう考えるとそれまでなかった市場を形成させたというのが正しい見方であると考えております。そう考えると新市場を形成し、少数の支持層を時間をかけながら大きな市場へと成長させたアイドル市場は破壊的イノベーションか?ということですけど、これは実は違います。
クリステンセンの議論では新市場を形成させたうえで、それは既存の市場を凌駕し、新しい常識を作っていくことですが、アイドル市場はアイドル市場として大きく成長し、それ以外の音楽の領域を侵食していないのが大きな特徴です。どう説明していいのか難しいところですが、たとえば、ロックンロール全盛の時代にチェッペリンがでてきて、ロックンロール市場を凌駕し、ハードロックがポピュラー音楽業界の主流となったというようなことではなく、ロックンロールはロックンロール、ハードロックはハードロックの市場を別々に形成させるという形態です。ロック市場の歴史的背景は前者の事例なのですが、どうも私が唱える完熟音楽論とクロスする部分ですが、日本の音楽市場は新しいものが出てきたとしても主流が入れ替わるといったことはなく、新しいものは新しいカテゴリーで成長と発展を遂げている可能性が高いです。ゆえに今でも演歌がここ数年でまた人気が出てきたりするなど、主流を変えて市場を育てる欧米に対し、棲み分けによって市場を「拡大」していくのが日本型であり、ゆえに全く新しいものというよりはこれまでの前例の中で、完熟音楽が熟しきった時に細胞分裂を起こすかの如く、アメーバのように分裂した結果としての「アイドル市場」というものができたとすると、日本の音楽業界においてはクリステンセンの議論は当てはならないということになりますし、また、破壊的イノベーションの命題に疑問符がついてきます。
ということで、音楽業界の皆様方、大変貴重な事例を本当にありがとうございます!と言いたいところですが、それなら新しい仮説を出せよ!!ということにもなりますので今後もLinQを通じて実践的な研究を継続します。ただし、クリステンセンの理論の全てが間違っているいっているのではありません。ローエンドに関してはLinQが既にデビューして5年経過しているので、事例そのものに無理があることがありますし、新市場に関しては新市場は事実、できていることまでは確認できますが、その市場のでき方と成長と発展の実際がクリステンセンのケースとかなり異なるということがあり、日本の音楽市場では部分的にあっているが、日本の音楽市場の実態にそぐわない部分もあり、その部分が新たなる発見の部分として今後も研究を続けていくというものです。
今回もご高覧、ありがとうございました。
ところで今回は少し休憩をいれまして、アイドル市場というものを考えてみたいと思います。アイドル市場での主たる収入源はやはりCDでしょう。この時代にCDが売れるわけですからアイドル市場というのは相当な威力を持っているといえます。かといって音楽市場の全体をけん引するかというとそうではなく、全体からするとやはりCDの売れ行きは落ちているのは現状です。
ここでクリステンセンのいう破壊的イノベーションという議論からこの状況を見ていくと、面白いことがわかります。アイドルというのは団塊の世代が若かったころ、今から約50年ほど前から既に存在しております。しかしながら、今現在のようなアイドルの形態は90年代の後期からで、そう考えるとそれまでなかった市場を形成させたというのが正しい見方であると考えております。そう考えると新市場を形成し、少数の支持層を時間をかけながら大きな市場へと成長させたアイドル市場は破壊的イノベーションか?ということですけど、これは実は違います。
クリステンセンの議論では新市場を形成させたうえで、それは既存の市場を凌駕し、新しい常識を作っていくことですが、アイドル市場はアイドル市場として大きく成長し、それ以外の音楽の領域を侵食していないのが大きな特徴です。どう説明していいのか難しいところですが、たとえば、ロックンロール全盛の時代にチェッペリンがでてきて、ロックンロール市場を凌駕し、ハードロックがポピュラー音楽業界の主流となったというようなことではなく、ロックンロールはロックンロール、ハードロックはハードロックの市場を別々に形成させるという形態です。ロック市場の歴史的背景は前者の事例なのですが、どうも私が唱える完熟音楽論とクロスする部分ですが、日本の音楽市場は新しいものが出てきたとしても主流が入れ替わるといったことはなく、新しいものは新しいカテゴリーで成長と発展を遂げている可能性が高いです。ゆえに今でも演歌がここ数年でまた人気が出てきたりするなど、主流を変えて市場を育てる欧米に対し、棲み分けによって市場を「拡大」していくのが日本型であり、ゆえに全く新しいものというよりはこれまでの前例の中で、完熟音楽が熟しきった時に細胞分裂を起こすかの如く、アメーバのように分裂した結果としての「アイドル市場」というものができたとすると、日本の音楽業界においてはクリステンセンの議論は当てはならないということになりますし、また、破壊的イノベーションの命題に疑問符がついてきます。
ということで、音楽業界の皆様方、大変貴重な事例を本当にありがとうございます!と言いたいところですが、それなら新しい仮説を出せよ!!ということにもなりますので今後もLinQを通じて実践的な研究を継続します。ただし、クリステンセンの理論の全てが間違っているいっているのではありません。ローエンドに関してはLinQが既にデビューして5年経過しているので、事例そのものに無理があることがありますし、新市場に関しては新市場は事実、できていることまでは確認できますが、その市場のでき方と成長と発展の実際がクリステンセンのケースとかなり異なるということがあり、日本の音楽市場では部分的にあっているが、日本の音楽市場の実態にそぐわない部分もあり、その部分が新たなる発見の部分として今後も研究を続けていくというものです。
今回もご高覧、ありがとうございました。
久々の更新となりますが、破壊的イノベーターの件にかんしては前回で終わっております。これから先はまた別のことを行っていくのですが、予告しているのは組織にかんすること、入門的にグレイナーの成長の5段階を用いて組織の話を行うこと、そして私のオリジナル理論である「無意識の破壊と蘇生」を用いての舞台の運営方法などは予告しておりますが、諸事情により順番を入れ替え、戦略論的な議論を優先させております。そしてこ前回からは戦略論の域をこえて戦術、いわゆる具体的な方法論を示しており、これをまだ回数は決まってませんが、当分はこの戦術の話で進めていきます。
ところでこの東京飛ばしですが、これの意味は簡単で、「東京を外して行動すること」です。この件にかんしては前回に補足的に書こうか大変悩んだのですが、話がややこしくなると意味がないと思い、今回にこの話を持ってくることにしました。前回の記事を読んでいない、ないし内容を忘れた人は是非ともこの機会に読み返していただきたいのですが、私はこう書きました。「これを全国のライブハウスで行っていくことによりアイドルへの視線は変わり、やがてアイドルコーナーにしか置かれないアイドルのCDはロックのコーナーに 置かれるようになり、配信では様々なジャンルのカテゴリーから検索ができるようになり、やがては日本のポピュラー音楽にとってなくてはならない存在となる のではなかろうか、という仮説を持っております。」この中でもとりわけてご注目いただきたいのが、「全国のライブハウスに行く」という部分です。この書き方だと当然のごとく「東京」も含まれるのですが、この東京を飛ばして46道府県で勝負しましょうとというのが今回の趣旨です。
まず、東京というところは日本全国からいろんな人やモノが流れてきており、その意味で刺激的であり、いろいろと勉強になることも多く、地方出身者にとっては一年だけでも東京に暮らすだけで自分を見つめなおすいいきっかけとなる地域ですが、ポピュラー音楽の業界に関していえば、音楽の流通経路と形態がかなりの変化を見せており、その結果、音楽は聞くものであるのは変わりまりませんが、「見るもの、見せるもの」へと急激な変化を見せておりまして、本業界に関していえば、別に東京でなくても機能するようになってきております。原因はインターネットですけど、インターネットの普及によってより実物を見たいとする消費者と、CDが売れずに困ったアーティストはライブによって収入を確保するという、主たる収入源の柱の変更が行われており、その意味で現在ではものすごく目に見える状態で需給関係が一致しております。ゆえに一流のミュージシャンになりたいのであれば積極的にライブを行うしかないのですが、そうすると皆様方、「東京」のとはどのような存在となるのでしょうか。
ミュージシャンをめざし東京へ・・・は今は昔です。日本のポピュラー音楽業界は成り行きは大きな違いがありますが、インターネットの出現によりかなり欧米諸国に似てきました。ようするに、先に地方を回って最後に中央です。どうしてこうなるかというと、インターネットの発達と普及によりミュージシャン情報と音源を即座に入手できるようになりました。これにより聞いてもらえるチャンスは増えるものの、形としてのCDは売れなくなりました。収入源の確保のためライブを増やそうとするのですが、東京のライブだけでCDでの売り上げの機会損失分(もし売れていたら大きな収入となっていた売上金)を補うことができればいいですが、そうはいきません。常にファンが東京まで見にきてくれればいいのですが、そんな都合のいいようにいきません。となると、自分たちがファンの近くまで寄っていかねばなりません。単純な話です。私たちのファンでもそうですけど、私たちのことは大好きで、該当する地方へ出向いた時は必ずライブに来てくれる人は多いです。しかしながら、いくら好きでも費用と時間と私たちのライブを天秤にかけた時、ほとんどの場合は費用と時間がまさります。遠距離恋愛が成就しずらいのも経済学的に見るとこれと同じ原理が働いているからです。
もう一つの理由として、前述しておりますが、ミュージシャンの情報を知ることがものすごく速くなりました。それも地方を選びません。もし該当するミュージシャンの予備知識がなくともネットで調べると文字情報、静止画、動画、全ての情報が瞬時に手に入ります。しかし、知ったからといって東京までライブにきてくれるかというとそれは甘い話で、費用と時間をかけてまで東京まで出てくる人はごく少数です。これが東京に出てきても売れない最大の要因です。人が多いから埋もれるとかいう問題ではなく、情報社会の現在において、その情報社会という環境をうまく使いこなせるか否かであります。これまでのライブの役割は「知ってもらうため」でありましたが、現在では「知った人を見にいく」という状況となっており、このことに気づかないといつまでも東京というトラップにかけられたままの状況となります。
これらのことにより、まずは地方でのライブを優先し、そこで人気が出てくれば東京でライブを行いマスコミに対して止めを刺してやればいいことであり、逆に地方で人気が出ないにもかかわらずいきなり東京へ行っても大黒柱がない家に住むようなもので、即座につぶれてしまいます。これが東京飛ばしのすすめです。LinQはもともと地方のアイドルだからといって天下をとるために東京へいきなり進出するのではなく、まずは東京以外の46道府県を攻めていってもらいたいです。そうすれば地方の特性もよくわかり、最後に東京へ進出する際は無敵のライブを繰り広げることが可能となっていると思われます。
一つお断りしておきますが、東京へ進出することがいけないと言っているわけではなく、その順序が大切だと私は経済学的に主張しておりますので、この点を是非ともご理解ください。次回からは東京飛ばしの実践編をやっていこうと思います。ご高覧、ありがとうございました。
ところでこの東京飛ばしですが、これの意味は簡単で、「東京を外して行動すること」です。この件にかんしては前回に補足的に書こうか大変悩んだのですが、話がややこしくなると意味がないと思い、今回にこの話を持ってくることにしました。前回の記事を読んでいない、ないし内容を忘れた人は是非ともこの機会に読み返していただきたいのですが、私はこう書きました。「これを全国のライブハウスで行っていくことによりアイドルへの視線は変わり、やがてアイドルコーナーにしか置かれないアイドルのCDはロックのコーナーに 置かれるようになり、配信では様々なジャンルのカテゴリーから検索ができるようになり、やがては日本のポピュラー音楽にとってなくてはならない存在となる のではなかろうか、という仮説を持っております。」この中でもとりわけてご注目いただきたいのが、「全国のライブハウスに行く」という部分です。この書き方だと当然のごとく「東京」も含まれるのですが、この東京を飛ばして46道府県で勝負しましょうとというのが今回の趣旨です。
まず、東京というところは日本全国からいろんな人やモノが流れてきており、その意味で刺激的であり、いろいろと勉強になることも多く、地方出身者にとっては一年だけでも東京に暮らすだけで自分を見つめなおすいいきっかけとなる地域ですが、ポピュラー音楽の業界に関していえば、音楽の流通経路と形態がかなりの変化を見せており、その結果、音楽は聞くものであるのは変わりまりませんが、「見るもの、見せるもの」へと急激な変化を見せておりまして、本業界に関していえば、別に東京でなくても機能するようになってきております。原因はインターネットですけど、インターネットの普及によってより実物を見たいとする消費者と、CDが売れずに困ったアーティストはライブによって収入を確保するという、主たる収入源の柱の変更が行われており、その意味で現在ではものすごく目に見える状態で需給関係が一致しております。ゆえに一流のミュージシャンになりたいのであれば積極的にライブを行うしかないのですが、そうすると皆様方、「東京」のとはどのような存在となるのでしょうか。
ミュージシャンをめざし東京へ・・・は今は昔です。日本のポピュラー音楽業界は成り行きは大きな違いがありますが、インターネットの出現によりかなり欧米諸国に似てきました。ようするに、先に地方を回って最後に中央です。どうしてこうなるかというと、インターネットの発達と普及によりミュージシャン情報と音源を即座に入手できるようになりました。これにより聞いてもらえるチャンスは増えるものの、形としてのCDは売れなくなりました。収入源の確保のためライブを増やそうとするのですが、東京のライブだけでCDでの売り上げの機会損失分(もし売れていたら大きな収入となっていた売上金)を補うことができればいいですが、そうはいきません。常にファンが東京まで見にきてくれればいいのですが、そんな都合のいいようにいきません。となると、自分たちがファンの近くまで寄っていかねばなりません。単純な話です。私たちのファンでもそうですけど、私たちのことは大好きで、該当する地方へ出向いた時は必ずライブに来てくれる人は多いです。しかしながら、いくら好きでも費用と時間と私たちのライブを天秤にかけた時、ほとんどの場合は費用と時間がまさります。遠距離恋愛が成就しずらいのも経済学的に見るとこれと同じ原理が働いているからです。
もう一つの理由として、前述しておりますが、ミュージシャンの情報を知ることがものすごく速くなりました。それも地方を選びません。もし該当するミュージシャンの予備知識がなくともネットで調べると文字情報、静止画、動画、全ての情報が瞬時に手に入ります。しかし、知ったからといって東京までライブにきてくれるかというとそれは甘い話で、費用と時間をかけてまで東京まで出てくる人はごく少数です。これが東京に出てきても売れない最大の要因です。人が多いから埋もれるとかいう問題ではなく、情報社会の現在において、その情報社会という環境をうまく使いこなせるか否かであります。これまでのライブの役割は「知ってもらうため」でありましたが、現在では「知った人を見にいく」という状況となっており、このことに気づかないといつまでも東京というトラップにかけられたままの状況となります。
これらのことにより、まずは地方でのライブを優先し、そこで人気が出てくれば東京でライブを行いマスコミに対して止めを刺してやればいいことであり、逆に地方で人気が出ないにもかかわらずいきなり東京へ行っても大黒柱がない家に住むようなもので、即座につぶれてしまいます。これが東京飛ばしのすすめです。LinQはもともと地方のアイドルだからといって天下をとるために東京へいきなり進出するのではなく、まずは東京以外の46道府県を攻めていってもらいたいです。そうすれば地方の特性もよくわかり、最後に東京へ進出する際は無敵のライブを繰り広げることが可能となっていると思われます。
一つお断りしておきますが、東京へ進出することがいけないと言っているわけではなく、その順序が大切だと私は経済学的に主張しておりますので、この点を是非ともご理解ください。次回からは東京飛ばしの実践編をやっていこうと思います。ご高覧、ありがとうございました。