研究ノート(売れることの深層心理学的接近 1) | 芸能の世界とマネジメント

芸能の世界とマネジメント

芸能界、芸能人のために論じます。

先日より具体的なビジネスの方法を述べておりますが、ビジネスの方法を学んだだけではどうにもならない現実がありまして、この点については下記リンクより『経営戦略論と実行の問題(序論)』をご覧ください。

http://ameblo.jp/prof-tanaka/entry-12168007139.h


まず、アイドル市場がこれほどまでに大きくなったことを経営学的にこれまで見てきましたが、では、なぜこれほどまで市場が拡大したかについての根本的な理由・・・それは、なぜ多くの人がアイドルを支持したかについての要因についてはまた触れておりませんでした。というより、経営学の領域ではそこまで追求するツールがもともと備わっておりませんのであくまでもビジネス論的なこと、つまり、レコードのセールスがどのくらいで、どの支持層が厚く、ゆえに今後は破壊的イノベーションにて・・・というようなことで本来は十分ですが、このブログの読者の皆様方はそれでは納得しない方が多いらしく、それではもう少し踏み込んでやってみようと思います。

例えば、ある人がLinQのことを好きになりファンになりました。なぜでしょう?という単純な問いを逆にたどると売れる原理が分かるのではないか?ということです。問いは簡単ですけど、答えるの難しい。経営学ではこの問いに答えることはできませんので、他の学問を援用することになります。それが深層心理学です。統計的にわかっていることは下記リンクより参照してください。

完熟音楽論:
http://ameblo.jp/prof-tanaka/entry-12164234323.h


破壊的イノベーターとして世界のLinQとなるため、新しいビジネスモデルの件について述べてきましたし、具体的な方法まで示しました。しかしながら、技術面、とりわけ旧来の技術を磨くことが要求され、この部分を具体的にどうするかについて議論が必要となります。今後はこの点にも注力しながら、組織面にも注意を払い、無意識の世界に入っていこうと思います。この私がいう「無意識の破壊と蘇生」というのは主に技術のことであり、ここに完熟音楽論とのゴールデンクロスを見ていく予定です。

何度もいますが、芸能人は製品とセールスマンが一体化している非常に珍しい製品です。破壊的イノベーションで述べられているのは「製品」の件ですが、製品をイノベーションすることはつまり、LinQのメンバーそのものをイノベーションすることになり、それにはやはり心理学が必要であろうというのは妥当であると考えております。

予習の材料として、ペルソナ、アニマ、アニムスの概念を少しだけでいいですから見ておいていただきたいです。今後の展開にご期待ください。