12月に受けた健康診断の結果が帰ってきました。
りんりんが、朝の出勤前にばたばたと
「健康診断の結果帰ってきた~」
と渡してくれたので、気楽に結果を開けてみると・・・
今までに聞いたことがない検査でひっかかり、
「要精密検査」
となっている・・・

その検査とは
「ペプシノーゲン検査」
血液検査で、胃の状態が分かるという、比較的新しい検査で、これに引っかかる人は、胃がんになる確率が高いらしい

慌てて、ネットで色々と調べてみると・・・
この検査でひっかかったからと言って、必ずしも胃がんというわけではないものの、胃に何らかの異常が起きていることは間違いないらしい・・・
ちなみに、最近みぞおちあたりが良く痛むので、ちょうど気になっていたところでもあり・・・
恐る恐る
「胃がん」「初期症状」
とネットで検索してみると、
「みぞおち周辺が痛む」
としっかり書いてある

まぁ、それでも、胃がんってことはないでしょうよ・・・
と思いたいので、更に調べてみると・・・
某医師会の調べでは、ペプシノーゲン検査で引っかかった人の内、100人に2~3人程度が胃がんであったらしい。
「なーんだ、じゃあ、なかなか当たらないんじゃない!」
と思ったのもつかの間・・・
「このサイトを見ている方は、心当たりがあるんでしょうから、すぐに精密検査を受けて下さい。特に40代以上の方は要注意。」
と書いている。。。
良く考えたら、去年の今頃、新生児の5,000~10,000人に1人の割合、と言われているヒルシュスプルング病に当たったばかりだった!

100人に2~3人だったら、かなりの確率だわ・・・と不安になり、とりあえず、健康診断の結果表に書いている、医療サポートサービス会社「ウェルビー」に電話しました。
この会社、大勢の駐在員とその家族が、サービスを申し込んでいる会社で、病気やけがで、病院へ行かねばならなくなった場合に、適切な病院を紹介してくれたり、通訳をつけてくれたり、医療相談に乗ってくれたり・・・という、何とも便利なサービス(もちろん日本語)を提供してくれる会社です。
相談窓口のスタッフに相談したところ・・・
スタッフ:「ペプシノーゲン検査でひっかかったからといって、胃がんであるとは限りません。神経質になる必要はないですよ。」
私:「そうなんですね!
」スタッフ:「現在おいくつですか?」
私:「42歳です。」
スタッフ:「ご家族に胃がんの方はいらっしゃいますか?」
私:「います・・・」
スタッフ:「・・・となりますと、病院の先生との相談になりますが、胃カメラ検査を受けることを勧められると思います。」
私:「分かりました・・・
」で、紹介してもらったのが、浦東にある「東方医院」。
消化器科では定評がある総合病院だということでしたが、中国の総合病院で、胃カメラを飲むにあたっては、全身麻酔しか選択できず、部分麻酔という選択肢はないとのこと。
しかも、一回診察を受けてから、胃カメラを予約しなくてはならず、受けるまでに1週間程度かかるらしい・・・
りんりんからは、
「中国で全身麻酔なんて怖すぎる!もうすぐ春節で、日本へ一時帰国するんだし、日本で胃カメラ受けたら?」
と言われ・・・
とりあえず、東方医院へ行って、胃カメラ検査を受ける必要があるのか、他にするべき検査はあるのか、治療はどの程度のことができるのか、等を相談しに行くことにしました。
そして、月曜日・・・
東方医院へ向かいました。
その頃には
「もし胃がんだったらどうしよう・・・」
「生まれたばかりのぽこりんは、どうなるんだろう・・・」
「みっふぃの花嫁姿も見られず死ぬのか・・・」
などと、思いつめ、すっかり胃も痛くなり、気分は沈む一方。
この日、一緒に映画を見に行く約束をしていた友人に、理由を説明し、ドタキャンすると、心優しきその友人は、わざわざ浦西から病院まで来てくれて、付き添ってくれることになりました。
東方医院はかなりの規模の総合病院です。

外国人は、一般的に、「特診(VIP)部門」へ行きます。
この病院の「VIP部門」には、先ほどのウェルビーの通訳が常駐しています。
胃がんかもしれない・・・それ以前に胃カメラ飲みたくない・・・(胃カメラは生まれて初めて)という恐れで、びくびくしているところに、中国人のやたらときびきびした通訳のおばちゃんが登場し、
「じゃ、あなたこれに記入して。」
と、申込書を差し出してきたので、おずおずと、名前と電話番号と生年月日を記入。
VIPとは言え、結構な人数の中国人が待っていましたが、私はほとんど待ち時間もなく、診察室へ案内されました。
診察室には、とても感じの良い美人の女医さんが、待っていました。
しかも、千葉の病院で勉強していたとかで、日本語も多少分かる模様。
検査結果を見て、すぐに先生は
「ピロリ菌の数を調べる血液検査等もありますが、あなたの場合、胃カメラを飲まないと、きちんとした結果は分かりません。あなたの年齢等を考えると、早く受けた方が良いでしょう。」
と断言!
全身麻酔の胃カメラ検査は受けたくない、という旨を伝えると・・・
大勢の日本人サラリーマンがこの病院で、全身麻酔をして、胃カメラ検査を受けているけど、これまで問題が起こったことはないし、部分麻酔もやってますよ、とあっさり回答されました。
そして、更に驚いたことに、
「今日、空いてますから、部分麻酔だったらすぐに胃カメラ検査受けられますけど、どうしますか?」と。

ちなみに・・・
日本で胃カメラ検査を受けようと思っていたので、姑に近所にある大きな病院へ問い合わせしてもらったところ、
「一回診察を受けてもらわないと、いつ胃カメラ検査を受けられるかわかりません」
の一点張りで、日本帰国中に、その病院で胃カメラ検査を受けられるかどうか、さっぱり分からないらしい。
付き添ってくれていた心優しき友人は、
「ずっと気になるでしょ?今日受けたら?」
と、勧めてくれ、
通訳のきびきびおばちゃんも
「友達が付き添ってくれてる間に受けちゃったら?」
と、大きなお世話を焼いてくれたので、
私も、
「受けます」
と決意しました。
検査に当たっては・・・
まず、検査申込書に名前と生年月日を記載。
手続きは以上!
つい最近、43歳になったのを忘れ、うっかり
「42歳」と記載してしまい、
「間違えました!」
と書き直そうとすると、
「差不同!(ちゃーぶどー=大して変わらんの意味)」
と言われ、申込書上の年齢は42歳のまま、待合室で、いきなり麻酔薬を渡され、そこで、苦い麻酔薬を飲むことに・・・(胃カメラの時は麻酔薬を飲むんですね、知らんかった。)
薬剤師らしきお姉ちゃんに、麻酔薬を渡され、何やら早口で飲み方を説明されたものの、こっちは、動揺しているし、何言ってるのか、さっぱりわからない・・・
と、ここで中国語がめちゃくちゃ流暢なその友人が通訳してくれました。
(この大事な時に、通訳のきびきびおばちゃんは不在。)
喉に麻酔が効くように、とにかくゆっくり5分程度かけて飲めとのことだったらしい。
で、麻酔が効いたころ、別室に呼ばれ、美人女医に結構な太さの内視鏡(胃カメラ)を突っ込まれ、おえおえ言いながら、検査を受けました。
時間にして1分半程度。
あっという間でした。
とにかく、胃カメラ検査が終わったことにほっとし、待合室で待っていると、すぐに診察室へ呼ばれました。
先生&通訳:「食堂から十二指腸まで見ましたが、どこにも問題はありませんでした。ポリープもなかったので、それを検査のために取ることもありませんでした。(笑顔)」
私:「じゃあ、あの健康診断の結果は、何だったのでしょうか?」
先生&通訳:「最近、寝不足とかストレスとかありませんでしたか?」
私:「1年前に赤ちゃんを産みまして・・・夜まだ起きるのであまりゆっくり寝られていません。」
先生&通訳:「あーあーあーあー(納得の表情)」
通訳:「それが原因よ!」(なんであんたが先に話すんだ?)
先生:「寝不足、ストレスによる疲れで免疫力が落ちると、こういう結果がでることがあります。」
私:「先生、検査の時間が短すぎる気がしたのですが、本当に何もなかったのですか?」
先生:「(日本語で)それは、わたしのぎじゅつです。あんしんしてください。(笑顔)」
いやぁ・・・「特診(VIP)部門」だったからかもしれないけど・・・
対応が物凄く早かった。(ある意味いい加減なのかもしれないけど。)
もったいぶってばっかりの日本の総合病院にも、是非見習っていただきたい!
この素早さと手続きの適当さ!(手術や検査が適当なのは困るけど。)
というわけで、予想だにしない、素早い展開で、無事に胃がんの疑いも晴れ、上海にて、人生初の胃カメラ体験が終了したのでした。
そして・・・初の中国ローカル病院で、初の胃カメラ検査と胃がんの可能性に、不安を覚えていた私に、ずっと付き添ってくれた心優しき友人に、感謝です。














」










