飲食店繁盛のヒケツ -19ページ目

飲食店繁盛のヒケツ

飲食店運営に役立つ情報や日々の雑感、コラム等を配信しています。飲食店に興味のあるかたも無い方も楽しく学ぶ飲食店経営論をご紹介!

私の家の近所にはシニア層に大人気のカフェがあります。
このお店の特徴は、真横の囲碁サロンと提携していて、囲碁サロンのお客様にはコーヒーをサービスしています。
囲碁の合間にランチをしたり、おしゃべりをして帰っていくのです。
しかも、食事は和食ではなく洋食です。クロックムッシュ片手にトロピカルなドリンクを飲んでたりします。
トマトソースのパスタやピラフなんかも置いてあります。タバコもOK、新聞、週刊誌もバッチリ置いてあります。
近所のしゃれたカフェなんかよりよっぽど繁盛しています。
結果として、シニア層が集まり居場所として定着し安定した経営ができているようです。

またある和食店では70歳以上のお客様の会員組織を持っています。
敬老の日を含む年数回、会員優待と称して50%オフのイベントを開催しています。
収益としては、この方々の一部からご宴会の予約、法事、慶事のご予約が定期的に入ります。

お金と時間のあるシニア層は、飲食店にとっても大事な主要客層に成り得ます。
ただ、こういったシニア層を意識したお店は自然発生的に存在していて
そういったコンセプトの業態はまだ少ないのが現状です。

今後マーケットの拡大が確実ですので、研究してみる価値は大きいと思います。


お店のコンセプトを考える時、一番大切にしていることは「店の飛び抜けた要素」です。
飛び抜けた要素を持つことが、ニュースになり目立ち、集客に貢献するからです。

新規開業を考えている人は一度想像して欲しいのです。
「もし、あなたが記者ならば、あなたの考えているお店を取材する価値があるのか?」
大抵の方は、ないと答えます・・・


正直な話、考えているお店を作るのは資金とそこそこの目利きができれば誰でも簡単に作れると思います。
料理はその道の経験者を雇えば良いし、店は良い設計士に任せればいいだけです。

でも、繁盛店になるかどうかは別の話しです。
だから、私の仕事は「飛び抜けた要素」を常に意識して提案しています。

では、飛び抜けた要素とはどういうものでしょうか?

味というのはここでは判断できないので考えないことにします。
誰が見ても一番わかりやすいものは、価格とボリュームでしょう。
価格とボリュームで差別化するためには、仕入れ力向上や運営の低コスト化
MIX粗利での損益シュミレーションで高原価、低原価商品の上手な売り方を考えなければなりません。

または、専門特化した品揃えの鋭さ。
例えば、カレー店であればビーフカレー単品の品揃えがエリア1番とか。
イタリアンであれば、前菜盛りの品数がエリア1番とか。
ラーメン店であれば、サイドメニューの品揃えがエリア1番とか。
細かく考えればたくさん出てきます。

単に品揃えが多いのではなく、鋭さというのがポイントだと考えます。

できる、できないの問題がありますが、少ししんどい思いでクリアするのがマネできない壁になるのです。

開業を考えているかたは大切にしてください。






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具体的なプランまで既に決められている方や、ぼんやりと独立のイメージを持たれている方
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