私の家の近所にはシニア層に大人気のカフェがあります。
このお店の特徴は、真横の囲碁サロンと提携していて、囲碁サロンのお客様にはコーヒーをサービスしています。
囲碁の合間にランチをしたり、おしゃべりをして帰っていくのです。
しかも、食事は和食ではなく洋食です。クロックムッシュ片手にトロピカルなドリンクを飲んでたりします。
トマトソースのパスタやピラフなんかも置いてあります。タバコもOK、新聞、週刊誌もバッチリ置いてあります。
近所のしゃれたカフェなんかよりよっぽど繁盛しています。
結果として、シニア層が集まり居場所として定着し安定した経営ができているようです。
またある和食店では70歳以上のお客様の会員組織を持っています。
敬老の日を含む年数回、会員優待と称して50%オフのイベントを開催しています。
収益としては、この方々の一部からご宴会の予約、法事、慶事のご予約が定期的に入ります。
お金と時間のあるシニア層は、飲食店にとっても大事な主要客層に成り得ます。
ただ、こういったシニア層を意識したお店は自然発生的に存在していて
そういったコンセプトの業態はまだ少ないのが現状です。
今後マーケットの拡大が確実ですので、研究してみる価値は大きいと思います。