飲食店の共通する悩みにアルバイトの育成があります。
今度、新人が入るからできるだけ早く作業が一人前にできるように育てなきゃならない、何か良い方法はないでしょうか?
良い方法=アルバイトを教えるトレーナーがいるかいないか?
いない場合は店長や社員さんが教えることになるのですが、ただでさえ忙しいから教え方も実践形式が多くなり、サービスの心が育たないのです。
まずは、アルバイトでも社員でもよいので、サービスを教える人を一人キチンと作りましょう。サービストレーナーという職種を整備して優遇してあげるべきです。
サービストレーナーに求めるものは、技術やテクニックではなく、その方の人柄です。
人間性が豊かで誰からも好かれる人。常に仕事場で明るく、従業員からの信頼もあついひと。いつも心に弾力があり、新鮮な気持ちで話しを聞いてくれる人。
どんなに、サービスが良く、仕事ができる人でも上記要件が満たされなければ
教えたとしても、誰も付いてこないでしょう。教えられたとしても、言葉のうわべだけが耳に残り、教えられる側もイヤイヤ話しを聞くだけです。
ようは、あの人みたいな人間になりたい! そう思わせられる人であれば、どんな言葉でも素直に受け入れてくれます。信頼される先生と生徒、そういう関係が成り立たないと、本当にサービスを良くしていくことは難しいと思うのです。
アルバイトのレベルをみるとお店の教育レベルが手に取るようにわかります。
まずは、教える人の心の成長、人間性の向上を行うようにしてほしいものです。
そして、サービスの心を育てる教育こそ、費用対効果の高い従業員教育と考えていただきたいです。
というわけで、今週はホテルの研修講師としていってきます。