武勇伝 | 婚活カウンセラー♂の休息所

婚活カウンセラー♂の休息所

東京のとある結婚相談所で、主にメール相談係をやっています。裏方の仕事ではありますが、実はとても責任のある仕事でもあります。恋愛相談♂♀掲示板も長くやっていますが、ここは私の休息所。日ごろ思っていることをありのままに書いていきます。

※今回は女人禁制ですドクロ


なぜなら武勇伝なんぞ聞いて喜ぶ女人はいないからです。





昔、俺はどちらかと言うと都会派の高校生だった。


遊ぶ金がほしくて俺が選んだアルバイトは、


繁華街にある、ちょっと暗めの飲食店やった。





何やっても長続きしない当時の俺としては、


このバイト、かなり長く続いたと思う。




というのも、入れ替わり、


立ち代り、


いろんな人が働きに来て、


人間関係が面白かったからなんだけどね。






直接その店で薬の取り引きなんかはなかったけど、


もろ間接的に話が伝わってきたりしてゾクっとしてたね。





当時は不良とか、暴走族なんかが流行ってた時代、


シンナーで歯がなくなった連中や、


事故でカタワになった奴なんかが普通におった頃やけど、





俺が特に興味深く思ってたのが大学生たちだった。




日本は大学に入るまで一生懸命勉強して、


大学に入ると一気にぐれるという風潮は、


今も昔も変わらないんだろうけど、




当時純真な高校生だった俺にとっては、


バイトに来てた大学生たちのいかれようが、


特に面白かったんですわ。





乱交パーティーの話なんかは強烈だったね。




普通に酔っ払ってから日曜大工なんかすると、


プラスとマイナスのドライバーを間違えるなんてよくあることだが、



プラスとマイナスがいきなり最初から、


ごちゃまぜ状態で、



それが無秩序に2連、3連ってつながったり、


重なり合ったりして豪快だったらしい。




あ、


間違っても俺は


そんなのには憧れはしなかったけどね。








まあ話を聞いてるだけでも人生の勉強になったってか、




今だったら世も末と思って嘆くところが、


当時は若くて何もかもが新鮮で、


目を輝かせて聞いてたんだけどね。






で、



俺がそこで覚えたのは、



喧嘩のやり方と、


ナンパのやり方という、


これまたしょうもない2つの技術だったんですわ。








喧嘩の方は要は、


相手の弱点をいかに早く的確につかむかと、


感情に左右されずいかに冷酷、残忍にふるまえるかに尽きるかな。





ナンパに関しては、


いかに感情移入しないかってとこだけど、





俺はナンパの道にはまってったんですわ。




いっぱしのナンパ師フランキー









じゃーん!



武勇伝。









人間、生きられる時間は決まってる。




その限られた時間の中で、



いかに人数を稼ぐか。





目標は「背中まで45分」




もちろん同じ人とは2度とは過ごさない。


ダブルチェックになるからね。





特にクリスマスとバレンタインデーは書き入れ時だった。


1日24時間を


3時間区切りで手際よく行動する。








仲間内でトラブッてた奴は


だいたい情がからんだせいだったね。






俺の場合は、


女性から愛されたりもしないから全然トラブルもなかったが、






バレンタインデーのプレゼントに添えて、


長々とした手紙をもらったことはあったね。





「人を愛することのできない哀れな・・・さんへ、・・・・、・・・・。・・・」


なんてやつ。








こんな職業を長い間やってると、


あの人は、人を愛することのできない可哀想な人なのよ、


なんて思われるのがオチやった。












さて、


今回のフィクションのお話、




俺と同じ年寄り世代だったら、


「そんな奴いたよな」って笑って聞いてられるものを、



若い世代だったら全くもって「???」かもしれない。







それだけ時代が変わって、


人々も変わってしまったんだと思うけど、




今回のような話を真似しなさいなんて言うつもりは毛頭ないけど、




男なんだったら、


少しはフィールドに出て狩りでもしたらとは思う。







ほなパー