ゴンザロ・カンポス被告に対するサンディエゴ裁判の解説がカレブさんのサイトに載っています。
↓
サンディエゴの裁判 – 解説
http://www.jwstudy.com/docs/newsreview_sandiego_judgment/
ところで、前記事「あっし(統治体)には関係ないことでござんす。。。byゲリト・レッシュ?? 」の中で
「個人的な。。。まったく個人的な感想ですが
「統治体は『ものみの塔』を捨てにかかった」
のではないかと。。。。」
と、私は書いたわけですが。。。
ふのりさんの記事「統治体は 」を読んで、別の観点からなんだか新しい光が閃いた(笑)ので、ちょっとそれについて書いてみたいと思います。
ふのりさんが記事の中で書いていてくださった
「それと関係するのが、2000年ごろの調整で、
ものみの塔協会と統治体を分離したことです。
統治体はエホバの証人の崇拝上の指導者だけれども、
便宜上存在する宗教法人としてのものみの塔協会とは一線を画していて、
法人には横からちょいちょい口出ししたりアドバイスしてるだけで、責任はありませんし負いません、
という表向きの体裁を整えたのです。」
という部分。
wikiのエホバの証人の組織構造
の、統治体の項目には以下のように書かれています。
統治体(Govering Body)はエホバの証人を監督する長老団であり、その成員は米国ニューヨーク市ブルックリンにある世界本部に常駐している。統治体は、6つの委員会を通して世界中のエホバの証人の活動すべてを監督する。これには執筆、印刷物の翻訳・出版、会衆の集会のプログラムの企画、巡回大会や地域大会の準備、宣教者の派遣、長老・奉仕の僕・巡回監督・地域監督の承認、災害救援の手配などが含まれる。[14] 彼らは世界本部のベテル奉仕者である。
歴史[編集 ]
エホバの証人の教義では、マタイ24章45節 の、キリストが時に応じた食物を与えるために任命した「忠実で思慮深い奴隷」は、キリストの臨在が始まった1914年以降に現れた。この奴隷は、キリストの臨在中に霊的な食物の準備と分配に関わっている、世界本部で仕えている少数の油注がれた兄弟たちからなるグループである。このグループが統治体として共に働く時、彼らは「忠実で思慮深い奴隷」として行動している、としていた。1世紀においては、キリスト教史のエポックであるエルサレム使徒会議が統治体の原型であると主張する。20世紀にエホバの証人の活動が活発化して以降、1970年代までは、Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania(ペンシルベニア州のものみの塔聖書冊子協会)の理事会と同一視されていた。聖書の記録に照らした検討の結果、統治体はその存立根拠が神権によるもので、世俗の法人の人事とは無関係であることから、2000年、各国の法律に基づく法人の役職は他の経験ある人々に委譲され、宗教的権威と世俗の役職とが明確に分離された。また、2013年に、統治体のみが、キリストが時に応じた食物を与えるために任命した「忠実で思慮深い奴隷」であるとの理解に変更された[15] 。
成員[編集 ]
2014年4月7日現在、7名である(任命の時期)
- サミュエル・F・ハード 1935年 生 79歳 (1999-)
- ゲリト・レッシュ 1941年 生 73歳 (1994-)[16]
- デービット・H・スプレーン 1944年 生 70歳(1999-)
- スティーブン・レット 1949年生 65歳(1999-)
- アンソニー・モリス3世 1950年 生 64歳(2005-)
- ジェフリー・W・ジャクソン 1955年 生 59歳(2005-)
- マーク・サンダーソン 1965年 4月2日生 49歳 (2012-)
組織[編集 ]
統治体は毎週、全体会議を開催する。次の6つの委員会が役割を分担している[17] 。
- 調整者委員会 - 各委員会の調整者と1名の書記(いずれも統治体の成員)で構成され、全体の相互調整を図る。メディア対応および非常事態への対応
- 人事委員会 - 世界本部および各支部で働く自発奉仕者(ボランティア)の監督
- 出版委員会 - 聖書文書の印刷・出版・発送を監督。世界各地の王国会館や大会ホールの建設を監督。資金管理
- 奉仕委員会 - 世界的な宣教活動および長老、旅行する監督、開拓者の活動を監督
- 教育委員会 - 大会や集会での教育およびDVD等の制作を監督。ギレアデ聖書学校、開拓奉仕学校のカリキュラムを準備
- 執筆委員会 - 聖書文書の執筆および翻訳を監督。劇の台本や講演の筋書きを準備
統治体の成員ではない他の資格ある長老たちも、援助者としてこれら委員会のいくつかで奉仕する。」
この引用文の中に、ふのりさんが書いてくださっていた説明があります。
「聖書の記録に照らした検討の結果、統治体はその存立根拠が神権によるもので、世俗の法人の人事とは無関係であることから、2000年、各国の法律に基づく法人の役職は他の経験ある人々に委譲され、宗教的権威と世俗の役職とが明確に分離された。」
そして、一連の児童性虐待裁判で訴えられているのは
「ニューヨーク法人 ものみの塔聖書冊子協会」
という事実。。。
続いてものみの塔聖書冊子協会のwiki
を見てみると。。。
以下のような文章が。
「ものみの塔聖書冊子協会(ものみのとうせいしょさっしきょうかい)はエホバの証人 によって運営される法人である。この名で知られる組織はふたつあり、ひとつは「ペンシルバニア州のものみの塔聖書冊子協会」[1] [2] で、もうひとつは「ニューヨーク法人 ものみの塔聖書冊子協会」[3] である。エホバの証人の「世界本部」は後者の協会施設内に設置されている。書籍等の発行者は後者とされるが、出版物の著作権表示は前者でなされる。
なお、エホバの証人が単に「協会」と表現する場合、これら法人組織を指すのではなく、これら組織の運営に携わる代表者の一団を指す語として用いられるのが普通である[4] 。」
つまり、書籍等の発行は
「ニューヨーク法人 ものみの塔聖書冊子協会」
ですが、その著作権は
「ペンシルバニア州のものみの塔聖書冊子協会」
が持っているということですよね。
これは、考えようによっては
「ニューヨーク法人 ものみの塔聖書冊子協会」
は、ただの印刷会社とみなすことができるのでは。。。
そして、しつこいくらい宣伝されたJW.ORG。
JW信者たちの間で、老いも若きも、貧富の差も関係なく、やたらと推奨され一気に広まったタブレット使用。。。
それらを考え合わせると。。。
統治体は、協会所有の数ある関連法人の1つに過ぎない
「『ニューヨーク法人 ものみの塔聖書冊子協会』印刷会社」
を、裁判用のダミーとして捨て去ろうとしているのではないでしょうか。。。
長くなったので、続きます。