Bon jour Paris! 2019年9月パリ一人旅~観光5日目④ | Yokoの Life is Beautiful!

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アラフィフ・レディのマチュアな旅ジャーナル。
皆が羨むようなゴージャスな旅でもなく、かといって、貧乏旅行ってことでもない、ほどほどの旅行の記録と記憶を綴ります。

皆様、こんにちはチューリップ赤

 

 

旅ログが書きたくて、ブログを始めたYokoです。

 

昨年末に長崎市に転居してから、早5か月。

 

長崎ライフも終わりに近づいているのに、

 

殆ど、何処にも行っていなくて

 

勿体ないと思いながらも、長崎市も

 

独自の緊急事態宣言が出されていて、

 

何処にも行けない笑い泣き

 

 

さて、シャンティイ城の続きです。

 

トリビューン(Tribune)楼台というお部屋も

 

八角形?の天窓から差し込む光、

 

 

 

 

天井も高く、彫刻と絵画が堪能できる

 

お部屋でした。

 

 

 

オマール公が、15~19世紀の絵画史を

 

俯瞰する意図で展示構成を考えたそうで

 

ファン・ダイク、ドラクロワ、サセッタ、

 

アングルなどの絵が展示されています。

 

 

 

上のほうには、彫刻が施された壁と

 

オマール公が愛したパレルモの宮殿などの

 

風景画。

 

私的には、彫刻装飾に目を奪われました目

 

 

お部屋全体を見渡すだけでも素敵キラキラなのに

 

個々の絵もそれぞれ、有名な画家の絵で

 

この部屋にずっといたいと思ってしまいました。

 

 

 

ドミニク・アングルの『ヴィーナス』

 

 

ボッティチェリの『聖母子像』

 

トリビューンの部屋を出ると、最初の

 

『鹿のギャラリー』に戻って、大居室群へ。

 

 

 

国立図書館に次いで、フランス第2の地位を

 

誇る『図書室』。

 

正直、図書室を見た記憶がなかったのですが、

 

ちゃんと写真を撮っていました照れ

 

 

 

この図書室には、世界一美しい写本と名高い

 

『ベリー公のいとも華麗なる時祷書』

 

あるのですが、残念ながら非公開。

 

先日、NHKで、この時禱書を紹介する番組が

 

放映され、偶然にも見ることができました。

 

NHKの番組を普段、見たりしないのに、

 

引き寄せの法則はてなマークセレンディピティかな❓

 

ランブール兄弟がシャルル5世の弟のために

 

彩色装飾を施した、12か月のカレンダー付の

 

写本で、ラピスラズリを使用したブルーが

 

綺麗な、豪華な絵本本でした。

 

 

 

 

白と金の木工細工の内装を施した広間、

 

『殿下の寝室』

 

当時の家具は革命の際に没収されて

 

残っていないので、寝室なのにベッドが

 

ありません。

 

 

写真の奥にあるチェストは、

 

ヴェルサイユ宮殿のルイ16世の寝室に

 

あった整理ダンスで、革命時に散逸したが

 

オマール公が買い戻したもの。

 

 

 

 

『GRAND CABINET』(大部屋)

 

 

 


 

 『大猿の間』 

 

因みに、1階の小居室群には、

 

『小猿の間』があり、大型の猿図があるのが

 

大猿の間、猿図がある小さい居室が

 

小猿の間と訳されています。

 

 

1735年頃に制作されたクリストフ・ユエによる

 

「大型群猿図」と中国風装飾。

 

 

ヨーロッパで中国風の装飾を見ると

 

興味が魅かれるのですが、シノワ風が

 

流行った名残なんですよね。

 

 

『音楽の間』

 

手前のライティングテーブルは、もともと

 

シャンティイ城にありましたが、革命時に

 

没収され、その後、ヴェルサイユ宮殿に

 

渡りましたが、シャンティイ城にあった

 

ルイ16世のテーブルと交換という形で

 

シャンティイ城に戻ってきたそうです。

 

奥の椅子は、ヴェルサイユ宮殿の

 

マリー・アントワネットの化粧室から

 

持ってきたものだそうです。

 

シャンティイ城に限らずですが、

 

家具や調度品についても、それぞれ、

 

歴史があるのですね。

 

 

これで、私のお城の見学は終了です。

 

1階にも、小居室群と言われる、

 

オマール公と公妃の居室があるのですが、

 

最初に入ったときに、さらっと見たので

 

いいやと思ったのか、その後、写真も

 

撮っていませんでした。

 

 

その後、ランチを食べようと、お城内の

 

レストランを覗いたのですが、

 

食べ終わった感じの数名の観光客しか

 

いなかったので、ル・アモーにある

 

カフェを目指しました。

 

 

 

それが、庭園というか、お城の周りから

 

庭園に行くまでも結構、距離があるんです。

 

 

この写真の奥にある階段も『大階段』と

 

言われるだけあって、とても広かったです。

 

 

ランチタイムが終了している時間帯なので、

 

少し焦りながら歩きました。

 

庭園を通り過ぎて、ル・アモー(集落)のほうへ。

 

 

 

ヴェルサイユ宮殿にもある

 

マリー・アントワネットが愛した

 

ル・アモー(村里)のモデルとなったのが

 

建築家ジャン・フランソワ・ルロワによる

 

シャンティイ城のル・アモー(集落)です。

 

 

 

ル・アモーを歩いていると田舎風小屋が

 

見えてきました。

 

ヴェルサイユのル・アモーにある建物と

 

比べると素朴で本当に農家の小屋という

 

感じです。(中には入れません)

 

 

もう少し進むと、カフェのテラス席が

 

見えてきました。

 

しかし、このカフェもランチは終了チーン

 

ご飯も食べたかったけど、ここでの

 

目的は、クレーム・シャンティイなので、

 

それが食べられればということで

 

アップルタルトと紅茶を注文。

 

ジャジャーンビックリマーク

 

 

私がシャンティ城に興味を持ったもう一つの

 

理由は、クレーム・シャンティイです。

 

昔、地元のホテルのケーキショップの

 

お気に入りが、『マロンシャンテリー』でした。

 

栗のフィリングを生クリームで覆って

 

味はシンプルですが、見た目は、

 

まるでお城のようなケーキでした。

 

ガイドブックでシャンティイを調べたときに

 

このクレーム・シャンティイの記載があり、

 

あの昔食べた、マロンシャンテリーを

 

思い出し、元祖クレーム・シャンティイを

 

現地で食べたいと思い、シャンティイ城を

 

目指したのでした。

 

 

現地で食べたクレーム・シャンティイは、

 

モッタリとして濃厚でしたが、それほど

 

重くなく、日本のマロンシャンテリーは

 

洗練された感じですが、元祖は、

 

このル・アモーと同じ、素朴なクリームでした。

 

日本のマロンシャンテリーというのもなんですが、

私が昔食べたマロンシャンテリーは、近年、人気のある

東京のパレスホテルのマロンシャンテリーに近いです。

 

 

アップルタルトが思いのほか大きかったので、

 

昼食替わりになり、助かりましたナイフとフォーク

 

 

 

シャンティ城でのミッションをクリアしたので、

 

パリ市内に戻って、もう一つ、観光箇所を

 

見て回ろうと思っていたのですが、

 

天気も良くなってきて、青い空と

 

ル・アモーや庭園の緑に囲まれていると

 

とっても癒されてきて、ここでのんびり

 

過ごすのも良いかなあと思って、

 

のんびり、まったりしてしまいました照れ

 

 

パリは、見どころが尽きないので、

 

一つでも多く、観光箇所を巡りたいという

 

気持ちもあるのですが、旅行は休暇でも

 

あるので、こんな過ごし方も良いかなと・・

 

なんか、ヴェルサイユのときもそんな風に

 

思って、後半はまったりしてましたねウインク

 

 

 

ル・アモーにも、外のお手洗いがありました。

 

綺麗ですが、ル・アモーの雰囲気に合わせて

 

木で作られているせいか、おトイレの中にも

 

風がヒューヒューと入り込んできて、

 

寒い季節は、かなりお寒いのではないかと

 

思いました。

 

寒い季節はあまり行かないかなウインク

 

 

 

お城の前には、ル・ノートルが手掛けた

 

フランス式庭園が広がっています。

 

 

この庭園もなかなか広かった・・・

 

 

 

逆光なので、イマイチですが、庭園側から

 

見るお城の素敵です。

 

 


見る角度によって、お城の表情が違い、

 

外観も見ていて、飽きなかったです。

 

 

 

 

 

大階段近くの彫刻もまた、大きかったです。

 

 

城内のミュージアムショップで、日本語の

 

ミニ・ガイドブック(4.9€)を見つけて購入。

 

ちゃんとしたガイドブックもありましたが、

 

重くなるのと、ただの観光客の私にとっては

 

ミニくらいがちょうど良いかなと。

 

 

 

 

バスの時間まで、1時間近くあったので、

 

帰りも敷地内を歩いて、入ってきた門から

 

出たかったのですが、そちらの門は既に

 

閉まっているということで正門から出ました。

 

 

入場ゲートの係の人が、最終のバス時間を

 

調べて教えてくれました。

 

 

 

最後は、名残り惜しそうに、お城を眺めながら、

 

バス停を目指しました。

 

 

 

しかし、バス停近くに行っても、なかなか

 

バス停が見つけられず、近くのお店の人に

 

聞いたり、行ったり来たり・・・

 

時間に余裕があったので、それほど焦りは

 

しませんでしたが、最後は、ホテルの前で

 

ホテルマンらしき人とビジネスマンに声を

 

掛けたら、ビジネスマンが僕も乗るからと

 

バス停まで案内してくれました。

 

 

 

 

シャンティ城は、パリから少し離れていますが、

 

行ってみて大正解でした。

 

電車に乗っている時間は、トランシリオンだと

 

25分位なので、ヴェルサイユより近いのに、

 

観光客は少なめで、じっくり観光できました。

 

 

フランス フランス フランス フランス フランス フランス フランス フランス

 

 

ここまで、長文にお付き合いいただきまして

 

有難うございました。

 

 

変異株って、本当に脅威ですね。

 

皆様も気を付けて、お過ごしください。