御岳の麓、木曽は妻の故郷、よく訪れる場所だ。
今回も妻の実家から車で1時間弱、御岳でハイキングをしたあと、
さらに足を伸ばして塩尻までドライブ。
行ってみたかったのだ。塩尻のワイナリー巡り。
(桔梗ヶ原のメルロを求めて)
特別な工場見学やら畑見学ツアーなどが行われているわけではないのだが
何となく、行けば何か見れるかな?という軽い気持ち。
塩尻市内に入ると、周辺にブドウ畑が増えてくる。
ただし、一つ思っていたのと違う事がある。
平地なのに・・・?
ブドウ畑というと、丘陵地にあるものだと思っている私。特に名産地ともなれば。
以前住んでいた大阪府柏原市も、畑は主に丘陵地にあった。
ブドウ畑に囲まれた初秋の南河内グリーンロードをドライブするのが好きだったものだ。
へぇ、塩尻は平地でブドウが作られているんだ。
塩尻駅周辺には、いくつものワイナリーが集まっている。
アルプス、井筒ワイン、Kidoワイナリー、サントリー、林農園、VOTANO WINE、、、
その中でも、今回目指すは、地下セラーを無料公開している信濃ワインさん。

ショップに入ると、スタッフの方が早々に「地下セラー見学してって下さいね」と。
商品を見る前に、まずは横の階段を下りる。
扉を開けると、薄暗く、バスケコート1面分より広いくらい?のセラー。
壁一面、埃を被ったボトルがズラリ。そしてフロアには樽がズラリ。


ほぉ~ っとワクワクしながら眺めていると、スタッフの方が下りてきた。
「よろしければ説明・ご案内しましょうか」と。
この時、たまたま営業スタッフの方がいたのだ。
これは幸運! マンツーマン(こちらは私と妻の二人だが)でガイドしてくれることに。
ワイナリーの歴史、この土地のこと、そしてこの地でのワイン造りのこと、など説明頂く。
まさに私が期待していた状況。来てよかった。

仕込み中のブランデーや、届いたばかりの新樽、使い古した樽、、、
飽きない。
1956年の古酒、コルクではなく王冠。これで長期気密が保てるものなのか。
いったいどのような味なのだろう。目の前にして想像するだけでもワクワクする。

※ ちゃんと撮影許可はいただいております
現在仕込んでいるコンコードの赤スパークリングは瓶内二次発酵。来年リリース予定だそうだ。
手作業でルミアージュを行っている
ルミアージュとは、スパークリングワイン製造の過程で、逆さまにして傾けた瓶を
少しずつ回転させることによって、澱を瓶口に集めること。
たしか1週間で1回転するように、少しずつ回している、とおっしゃっていたかな・・・
(申し訳ない、説明していただいたのだが忘れてしまった)
ま、つまり膨大な手間がかかるのだ。
シャンパーニュ地方でも大手生産者のほとんどは機械で行うが、
小規模生産者は今でも手作業で行うところもある。


1階のショップに戻り、販売されているワイン達を物色しているところに、
先ほどの営業スタッフの方が1房のブドウを持ってきた。
「今朝採ったメルロです。食べてみてください」
おぉ~、これまたラッキー! ワイン用のブドウを食べる機会など、なかなか無い。
しかも先述通り、この土地、桔梗ヶ原のメルロは世界的にも高評価を得ているのだから。

ワイン用ブドウというと、イメージでは、皮が厚くて渋くて、濃い。
一粒とって、恐る恐る口に入れると・・・
すごく甘くて美味しい!!
こんなに甘いものなのか・・・
スタッフ曰く、糖度は約20度。食用ブドウと何ら変わらないレベルだ。
これが桔梗ヶ原のメルロ、世界を唸らすワインになるのだな。
運転があるのでワインの試飲はできなかったが、代わりにブドウジュースを試飲させていただいた。
これまた美味しいジュース。
お目当てだった「信州桔梗ヶ原メルロ 2012」と「信濃カベルネソービニヨン 2010」を購入。
この時点で、もう他ワイナリーの営業時間を超えていたため、近所の井筒ワインさんは
ワイナリー前にある、畑の一部だけ見て帰路についた。


