SINのブログ

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昨夜はニュージーランドのBlack Estateのニコラス氏とペンさんを迎えてのウメムラワイン会。


ニュージーランドの南島、ノース・カンタベリーのワイパラに本拠地を置くワイナリー。
1994年にラッセル・ブラックがピノ・ノワールを植えたことに始まる。

2年前にもウメムラに来られたが、その際は私が参加できず、やっとお会いできた。

現在のワインメーカーであるニコラス氏とペンさん。彼らのワイン造りはやさしく、過剰に介入せず最小限とし、無清澄、無濾過。自然のリズムに合わせて作られており、とてもピュアでエレガントなのは人柄から伝わってくる。


<泡>
・Damsteep Pet Nat 2023

リースリング60%、ピノ・ノワール40%。澱との接触は5カ月(他より短い)、果実味豊かでほんのりと酵母の柔らかさを感じ余韻も長くなめらか。
友人の画家がフレーバーの印象を絵にしてくれたという。アルコール11%


<白>
・Home Chenin Blanc 2022

シュナンといえば南アやロワールが有名だが、このシュナンもまた素晴らしい。ミネラル強くキラキラした酸が今の時期にピッタリ。
Homeはラッセル・ブラックが植えた畑の一つ。扇状地のような畑で深い堆積粘土、温かい畑。買い取って2011年にシャルドネとピノノワールを植えた。この2種は成功が見えていたが、新品種としてカベルネ・フランとシュナン・ブランを植えた。新しい畑を植え付けるのは滅多になく、そのブドウの個性がわかるまで数年かかる。挑戦でありワクワクする。ただシュナンもきっと上手くいくと信じていた。飲みたい品種として選んだ一つがシュナン。
どちらかといえばロワールのシュナンに近いかも、と。
手作業で収穫、ゆっくり圧搾し濾過はしない。SO2も加えない。


・Home Bottom Block Chardonnay 2023

ヴォリューミーでミネラル豊富、アフターに塩味を感じる。ゆったり、ドップリ浸りたくなる。
Homeにある二つの区画のうち Bottom Blockは1994年にラッセル・ブラックが植えた区画(もう一つはTop Block)。樹齢30年、接ぎ木なしの自根で深部まで根が届きミネラルを吸い上げる。フィルタ不使用。テクスチャ細かくなめらかで酸も高く非常にバランス良い。



・Skypunch Pinot Gris 2024

今回のラインナップの中では私のナンバーワン!柑橘、ハーブ、ミネラル、酸味、果実味、そして舌奥に広がる塩味のアフターが引き締める。
Home Vineyardのすぐ隣の斜面の畑。2004年からピノ・グリを植えている。ピノ・グリは果皮がしっかりしているので、ゆっくり長い時間かけてプレスして絞る。
数回使用した大樽で仕込む。辛口でちょうどよいアルコール度数になるように収穫タイミングを調整している。


<オレンジ>
・Skypunch Pinot Gris 2024

見た目は澱が舞って柔らかい印象だが見た目よりフレッシュでキリっとしている。何かに似た要素があって思い出せなかったが、今日になって見た別の説明資料に「カンパリを思わせる」とあり、まさにソレ、なるほど納得。
ビオ認証済の畑で手摘み収穫した果実を除梗し、21日間のスキンコンタクトを経て、プレスして古樽で仕込む。無清澄、無濾過で澱もシッカリ。


<赤>
・Home Pinot Noir 2023

赤は畑違いのピノ飲み比べ。最初のHomeは粘土質の土壌。豊かな果実味と酸、ミネラル、生き生き活発で元気な若造が時間経過で角が取れ柔らかく滑らかになっていく様がかわいく感じる。
100%除梗、開放型発酵槽を使用して自生酵母で発酵。発酵ピークでプランジングを1日2回、228ℓ、500ℓのフレンチオーク樽で9カ月熟成。新樽は使わない。2023年はCool summer & Long Autumnで、エレガントなスタイルでデリケートな味わいに。



・Damsteep Pinot Noir 2021

DamsteepはHomeから10kmほど離れた位置にあり標高が高く急勾配でドラマチックな風景にある畑で砂を含んだ石灰土壌、ややエキゾチックでタンニンもしっかり感じられ緊張感を伴う。
2021年は春涼しく夏暑い。良い状態で収穫できて凝縮度の高い素晴らしいフレーバー。



・Netherwood Pinot Noir 2019


Netherwoodは砂岩と泥岩と若干の粘土という土壌構成。ニコラスとペンが暮らしているのがココ。1986年にラッセル・ブラックにより植えられた。通常1本のブドウ樹から1本のボトルとなるが、ここのブドウは房が小さいため、1本の樹からボトル半分しか作れない。房が小さいため除梗も難しく、2019年は100%全房で作った。伝統的な醸造法で果実味もよく表れ、かぐわしく香り高い生命力溢れるワインとなった。


【Q&A】
房が小さいというが、ミルランダージュとは違うか?
⇒ もともと房が小さいが、同時にミルランダージュも起こっている状態。
・・・意図的にミルランダージュとなったブドウを選果して仕込めば・・・「キュヴェ・ウメムラ」として、どう?(ニコラス「う~ん・・」って苦笑い?あるかも!?)

箸袋で箸置きを作ったら、マネしたいと折り方を教えたら、完成度がイマイチ・・・

兜のように被ってくた。お茶目。

 


食事は岡崎のイタリアン、「コレドガーナ」さん。ニコラスさん、ペンさんもすごく気に入ったようで料理への質問がたくさん出て、シェフにもたくさん聞いていた。ワインとも素晴らしく合ってとても美味しかったです。