Arnaud & Sophie Sirugue-Noëllatの当主アルノー氏とソフィーさんを迎えてのウメムラワイン会。
お会いするのは2019年以来。当時はドメーヌ・ロベール・シリュグの5代目当主として来られたが、2016年から奥様ソフィさん(ドメーヌ・ミシェル・ノエラ当主の娘)とASとして生産を開始しており、2023年にアルノー・エ・シリュグ・ノエラと統合され、新たなドメーヌとして生まれ変わっている。
ヴォーヌ・ロマネ出身の二人がそこで作るワインはとにかく気品とエレガンスに溢れ、ウットリ浸り溺れる。
<泡>
・Pierre Gimonnet Cuis 1er Cru Brut Branc de Blancs NV
泡は作っていないためスタートはインポータのAMZさんオススメより。
<白>
・Meursault Les Grands Charrons 2023
ムルソー レ・グラン・シャロンは1級に近いヴィラージュ。繊細だけど主張もあるけどバランスも綺麗で奥深い、まぁ美味い。
何故ヴォーヌロマネにいながらムルソーを作るに至った?→「自分たちの好きなアペラシオンの白が作りたかった」と。
信頼のおける付き合いの長い特定の農家と契約し購入したブドウでミクロネゴスとして作っている。
<ロゼ>
・Bourgogne Passetoutgrains Rose 2024
パストゥグランのロゼは他地方のロゼより断然エレガント。グラスが進む。ソフィさん曰く「やっぱピノ・ノワールだからね」と・・私の英語読解力は微妙だが。
同パーセル内にピノ90%にガメイ10%が混醸。2024年は赤かロゼか迷った結果ロゼ100%にした。ダイレクトプレスで造っているのでとてもフレッシュ。
ロゼのリリースが他より早いのはフレッシュ感を出したいから。ステンレスタンクで短時間で造られる。
ASになってからエチケットを変えた。ピノとガメイが1つの房に実っているかのようなイメージ。
<赤>
・Bourgogne Cote d'Or Pinot Noir 2023
ブルゴーニュ・コート・ドールはいわゆるACブルのレベルではなく、それこそ「プチ・ヴォーヌ・ロマネ」の様相。
それもそのはず、ヴォーヌ・ロマネ村を中心とする所有区画(と一部その周辺)のブドウで造られている。納得なるほど、ASのブルゴーニュとはこうなるか。
父も祖父も厳しい人で常に緊張を伴い、気を使いながら作っていた(言い方)が、今は自分の作りたいワインを自由に作っている。前はピジャージュ強かったが今は醸しも穏やかにするなどテクニカルな事も以前とはやり方を変えた部分もある。
・Gevrey Chambertin En Champs 2023
ジュヴレ・シャンベルタン アン・シャンは1級シャンポーのすぐ下の区画。力強いのに滑らか、しなやかで優雅なバレエダンサーみたい。
40%~50%全房発酵。他の2023年のワインに対しジュヴレになるとスタイルがすごく変わってくる。
樽の使い方もテクニックが必要で、新樽率はヴィラージュ以下30%、1級50%、特級100%、焼きはミディアムロースト。
ちなみに、樽材、焼き具合による樽香の付き方、付け方、その狙いなど、樽に関してたくさん質問し、「マニアックだなコイツら」と思われたに違いない。
・Vosne Romanée Les Barreaux 2023
ヴォーヌ・ロマネ レ・バローの優美さにただただウットリ、透明なのに奥底は深く見えないような、ダラリとしておらずバランスよく酸が引き締めていて、浮遊感のような長い余韻、つまり最高。
ソフィの母方の祖父がクルティエで、アルノの祖父に「畑を買わないか?」と持ち掛けたキッカケ。爺さん同士の繋がりに基づいており、その畑で今夫婦となった二人がワインを造っている。とても思い入れが深いとのこと。爺さん達も嬉しいだろう。
<その他>
・2023年は質量ともに誰もがハッピーな素晴らしい年。丸みを帯びフレッシュでストラクチャもしっかりしていて、抜栓してスグに美味しく飲める。デキャンタ、抜栓後に時間を置く必要はない。2021年も同様に開けてすぐ飲むべし。逆に20年、22年は開けても待て。
・2024年は太陽を見れない難しい年、ベト病被害で70%が収穫できず。ソフィ父70歳にして「過去最低収量」と言わしめた。
・NSGの人はVRに嫉妬心のようなものがある模様。やっぱりVRは皆が羨むのね(変な事聞いてスイマセンでした)
お料理はアンフュージョンさん。
見た目もお味も素晴らしい。
最後の天然鹿ロースは、その頭も登場し盛り上がりは最高潮!こいつを食ったのね。
バンブルギニョンも好調、両氏もとても楽しんでおられた様子、時間を忘れいつもより長く楽しく盛り上がった。











