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2週間も前、先月末の事だが。

ブルゴーニュの老舗ドメーヌ、アンリ・ボワイヨの5代目、現当主のアンリ・ボワイヨ氏を迎えてのワイン会。


ボワイヨ家は1630年からの記録に残るヴォルネイ最古の家系の一つ。

アンリ氏、一見難しそうな職人気質な雰囲気なのだが、とてもお茶目。
説明の合間合間に程よいジョークを挟んでくれる。


来日してラグビー観戦もしたが、フランス代表が肘打ちの反則の影響で敗退したことで、終わった・・・と嘆いていた。

 

聞くと、ご自身もかつてU21のフランス代表候補に7回も選ばれるほどのラガーマンだったとのこと。凄い!

 

 

たしかユドロ・バイエのドミニク・ル・グエン氏もラガーマンだったかと。「ワイン生産者にラグビーやっていた人が多いの?」と聞くと、「ワイン造りはラグビーに似ているからだ」と言う。なるほど。

 

<泡>
Henriot Brut Souverain Magnum NV


 

インポーターと共にプロモーションに回ると、最初の泡はアンリオになることが多いので、もはやセットだと。

 

 

<白>
Bourgogne Chardonnay 2017

2017年、4月の霜も影響小。収穫も早く8月27日に開始。ピュアで緻密・精密で2016年の品質に似ているらしい。少しオイリーなグリセロールを感じられる。フレッシュさを出したいので新樽は不使用。ピンクグレープフルーツの香が特徴でアフターにわずかに塩味を感じるミネラリー。素晴らしい。

 

 

Puligny-Montrachet Clos de La Mouchere 2017

氏の一番のお気に入り。思い入れがある。2020年には所有してから80周年を迎える。樹齢も80年、“おばあちゃん”と呼んでいるらしい。ブルゴーニュでは最大のモノポール、43年間もこの畑を世話できて嬉しい、と、嬉しそうに語ってくれた。

時間経過で広がっていく魅力。

 

 

<赤>
Volnay 2010

村名でも9年経過もまだフレッシュなのが凄い。100%除梗、新樽25%、清澄もフィルタもしない。

チャーミングでサクランボ、黒い果実、シルキーなタンニン。確かにフレッシュだが、程よくこなれた感じはGOOD。
氏曰く、ピノ・ノワールは世界一のブドウ。2位はネッビオーロ、3位は北ローヌのシラーだそうだ。実際、バローロが好きらしい。

 

 

Volnay 1er Cru Les Chevrets 2015

カイユレとサントノに囲まれた小さな1級畑。2015年は日照が非常に良くて、2019年とも似ている。収穫も早め。過熟ブドウはNGで、適度な熟度で収穫することにこだわっている。2015は樽の印象を抑えたくて新樽は40%。ノンフィルター、清澄なし。
キルシュ(サクランボの酒)とサクランボの種の様相。口内に入ってきた瞬間に、その深遠さを感じ取れる。冷たく暗く、静かで奥深い。そう伝えると、「これが村名との格の違いだよ」と。 すごく美味しい。

 

 

Clos Vougeot 2017

100%新樽なのに全く感じられない、しっかりしたタンニンにもかかわらず全く攻撃的な要素を持っていない。強い骨格は長期熟成を期待させる。色調も濃く黒い果実、カシス、ミルディーユ、ミュール、、、そんなGCの2017年を今飲む。けど、やっぱり美味しいのだ。また一回りスケールが大きい。

 

 

自分のワインが人を幸せにする。それだよ、と語る氏は、自身の事を「幸せを運ぶ商人だ」と表現した。


まさに。

 

ちなみに保有していたPuligny-Montrachet Les Pucelles 2005を持ち込み、ボトルにサインをお願いすると、「これは私が買い取りたいよ!」と笑ってサインしてくれた。飲み頃は2025年まで待て、とのことだ。もう少しの我慢。

 

プペさんのお料理もワインに非常に合ってて、いつも美味しく楽しませていただいております。